日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

341声 十時の空論

2008年12月06日

本日は、第五回ワルノリ俳句ing開催日。
と言う事で、現在時刻は午前十時。
家を出る前に、これを書いている。

現在これを読んでいる人は、おそらく、
いや絶対に、俳句ingには参加していない事と思う。

俳句ingだけが、つまり吟行だけが、ワルノリ俳句、創作、発表の場ではない。
と言う事を、考えている。
この「めっかった群馬」上でも可能ではないか。

洒落で言っているのではない。
しかし今、PCの前で、そんな机上の空論にちょっかいを出していて、
本日の集合時間に遅れたら。
これは、洒落にならん。
まぁ、まだ間に合う。

今日はいい天気だ。

340声 榛名土産は沖縄産

2008年12月05日

昨日とは打って変わって、今日は雨。
師走の冷雨ってのは、気を滅入らせる。
しかし、ちったぁ滅入った方が良いのではと思わせる程、元気なのがおばちゃんである。
それも、集団になるともう、怖いもの知らず。 

昨日、取材の一環で訪れた榛名神社。
平日の木曜だが、参拝客がチラホラ。
見受けられるのは、まず、定年後と思しき夫婦。
必ず、お父さんの方が、一眼レフを首からぶら下げている様な。
続いて、大学生風のカップル。
恥ずかしそうに寄り添って、伏し目がちに参道の脇を、ちょこちょこ歩いて行く。
それと対照的なのが、おばちゃん集団。
ガヤガヤと、結婚式の二次会から抜けて来た様な騒ぎ様。
参道の真ん中を、お尻が重たいのか、のしのし歩いて行く。

参拝を終えたおばちゃん集団が、土産屋なんかを見つけたら大変である。
餌に群がる、ってのは言い過ぎだが、お土産に群がって、一方通行な大討論会開催。
美味いだの不味いだの、高いだの安いだの。
近くで見ていると、セリ市場さながらの迫力である。

でも、買ってゆくのがおばちゃんの気前の良い所。
豆菓子やら椎茸茶、特に黒糖飴なんか飛ぶ様に売れていた。

それにしても、随分と売れる。
さては、地場産名物飴なのかと思い、集団が去った後に手に取って確認。
いかにもおばちゃんの好みそうな、派手なパッケージを見ると、首里城の前で琉球の踊り。
その商品名は、「沖縄産黒糖あめ」。
観光客としての、その料簡、流石である。

339声 真っ赤な流行性感冒

2008年12月04日

昨日、夜ぴぃて、長々と書いていたからなのか。
体調が、芳しくない、非常に。
まさか、新手の流感…。

いやいや、流感なんかにかかっている場合じゃあないのである。
と言うのも本日。
取材で行った榛名神社、で引いたおみくじ。
おみくじの紙を、湧いている御神水に浸すと文字が浮かび上がってくると言う、
ちょいと手が込んだ物。

清澄な御神水の中、浮かび上がってきた文字は、大吉。
仕事の欄を見ると、「偉業も愛も叶う」。
叶える前に、訳の分からない流感で死んでしまったのでは、うまくない。
叶える偉業も愛も、思い当たる節がない。
だけど、叶うってんだからしょうがない。

しかし、待ってりゃ叶うってもんでもない。
ぼーっと待ってて、もし紙に、「そ」なんて文字が浮かび上がってきたら大変である。
待つ、叶う、そ。
まつ、かなう、そ。
真っ赤な嘘。

お後がよろしく、ない。
やはり、性質の悪い流感にかかってしまったようでございます。

338声 地鶏インフル旅行

2008年12月03日

徐々に風邪が流行って来ている、巷。
早めの予防接種を促す声を、各メディアで耳にする。

しかし、今年の風邪はちと厄介な様子。
なんでも、鳥インフルエンザウイルスが変異した、
新型インフルエンザが発生するんじゃねぇか、ってな話。

なぜ厄介かと言うと、新型なので、まだ誰もかかった事がない。
つまりは、人類が経験した事のない、新しいウイルス。
だから、予防接種でワクチンを打っても、それが効くかどうか分からない。
おまけに、その前兆である鳥インフルエンザから見ても、感染率が非常に強いと予測される。
まぁ、史上最悪に性質の悪い、流行性感冒なのである。

鳥インフルエンザで思い出すのが、2004年。
京都府丹波町の養鶏場で、鶏13万羽超が死亡して、周囲にも被害が拡大した事件。
丁度私、その事件発生当時、京都旅行中だった。
おまけに、宿が丹波町からそう離れてない所。

事件が報道された日から、京都の地鶏料理の店や、焼き鳥屋なんかは閑古鳥。
暖簾くぐってもガラガラで、ましてや店で鳥料理を注文する人は、当然皆無。
だけれど、京都のその地方ったら、やっぱり地鶏が有名だし美味い。
ってな事で、構わず、むしろ空いてて良いやって、
地鶏から揚げやら、地鶏焼き鳥、地鶏のさしみなんかで、毎日一杯やっていた。
宿の近くには、産み立て卵の自動販売機なんて物あって、珍しさから、
毎朝買って、ゆで卵にして食っていた。

そんな地鶏三昧も、群馬に帰る日がやって来た。
京都駅から、帰りの東京行きの新幹線。
席に座って、景色を眺めながら、冷汗。
その日朝から、どうも体調が芳しくない。
熱っぽい、と言うか、完全に発熱による悪寒。
一気に蘇る、向こう見ずに振る舞っていた、京都の夜。
心の中で唱える、「南無三」。

上越新幹線に乗り換えた時は、もう意識も遠のき、息も絶え絶え。
半べそかいて、「鳥なんか食わなきゃよかった」と、うわ言の様にブツブツ。
「鳥インフルエンザを群馬に持って来て良ものだろうか、いや、良い訳きゃない」
と、煩悶自戒が熱に浮かされた脳みそをグルグル。

駅に着いて、タクシーで帰宅。
数日寝込んだ後、回復。

337声 イカス仕事

2008年12月02日

仕事だけが人生だ。
とも思わないが、人生の本分は仕事に在ると思う。
仕事にもいろいろある。
会社や組織で金を稼いだり、使ったりする事も仕事だが、
金を介する事ばかりが仕事ではない。

田畑から食物を得るのも、自分の得意分野で人を感動させるのも仕事。
人を育てたり、導いたりするのも、人の役に立つ事なども、全部仕事。
仕事が出来ない状態にある人は、仕事を成す為に努める事が仕事だと言える。
つまりは、人を活かす事が仕事であり、仕事は人を生かすのである。

自分を活かす仕事ができる。
自分の仕事が相手を生かす。

そう言った方向に向かっているのだろうかね。
日本の社会情勢ってヤツはさ。

とまぁ、若輩者の私である。
若輩者の域をでない、浅はかな考え。
いやむしろ、訴え。

浅はかゆえに、底が見える様で、恥ずかしい。
そして、酔って書いてない事が、もっと恥ずかしい。

336声 朝の顔

2008年12月01日

今朝は爽快な快晴。
通勤の道で事故を見た。
交差点手前の小道、信号の無い十字路。
セダンの乗用車の横っぱらに、軽自動車が突っ込んでいた。
車の運転手は二人とも、車内で携帯電話を掛けていた。
車が道路脇にそのまま停車しているので、後方には直ぐに渋滞の列が伸びて行った。

停車している直ぐ後ろの車に乗っていた、サラリーマン。
前方で斜めになっている車を睨んでいる。
苦虫を噛み潰した様な顔。
その後ろの運転手は若い女性。
不安そうに前方を確認している。
狼狽した顔。
反対車線、その光景を横目に通り過ぎる、車列の私。
そしらぬ顔。

前方の空。
雲がいくつかぼんやりと浮いている。
生活の全体が決められた時間。

335声 何を探す

2008年11月30日

読みたい本の傾向。
から割り出す、自己に潜在する探し物。
買った本を並べてみると、糸口が顕著に表れている。

などと、たまった文庫本の山を眺めつつ、
飲み疲れて、電気ストーブの前で胡坐をかいている。
映画もまた然り。

334声 よろめく師走

2008年11月29日

いよいよ師走が到来。
街を行く人等も慌ただしく、路地を行く猫も、一丁前にそそくさと足早である。
そんな光景を見ていると、じわじわと気が滅入る。

連載。
なんて、大袈裟だが、まぁ一応、そう言った物を抱えている人間にとっては、
肝の冷える季節である。
「年末進行」
なんて言葉を目にするだけで、黒目と白目が入れ替わってしまいそうな感覚を覚える。
つまりは、端的に説明すると。
連載なので、来年に載せる内容を年内に作ってしまうのである。
仕事量が倍増、締切は短期、神経は切迫。
と言った具合。
そして、息も絶え絶え、よろめいて、雪崩式に年が明けるのである。

なんて、取り立てて言う程の事でも無い、大丈夫、かもしれん。
と言う希望を持つ事が、社会生活を営む上で肝要。
しかし、私の懐には一銭も入って来ないのであって。
などと、愚痴をこぼしている間があったら、やれ。
そんで、正月の餅は買えるのだろうか、やれやれ。

あっ、今日は、333ってゾロ目のひとこえ。
いやはや、何もお構いしませんで。

333声 銭湯スパイラル

2008年11月28日

今日はこれから、とっておきを探訪しに行こうかと、
つまりは、銭湯に行こうかという心持である。
しかし金曜の夜に、家から何キロも離れている銭湯へ、
わざわざ車を運転して行こうと言うのだから、自分でも呆れる。

行って、番台で承諾が得れれば、室内を撮影してくる訳だが、
他のお客さんが居れば撮影はしない。
私はおぼろげな人間だが、社会通念には則したいのだ。

そして、問題は撮影してから。
「ハァ〜〜ビバノンノン♪」
って、頬を火照らせながら帰ってきて、一杯が二杯、二杯が三杯。
やがて、寝ちまって朝。
貧乏暇なし型の、慌ただしい生活に紛れ、なかなか「とっておき探訪」には掲載できない。
さて書き出そうかな、と言う時にはもう、内容が思い出せない。
時間を見つけて、再度訪問。
一杯が二杯、二杯が三杯。
とまぁ、いつもこの調子。
写真のみで、文章を起こしていない銭湯が、相当数たまっている。

このままではイカン。
と思ったら、今から行く銭湯はその類。
今日こそは、負のスパイラルを脱出しなければ。
強い決意を結びつつも、やっぱり、冷蔵庫にグラスを入れてしまうのだ。

332声 掃き溜めでつるっ

2008年11月27日

毎晩、怠惰と鍔競合い。
己の未熟に憤り、焦り、開き直り。
煩悶の末、ふりだし、に戻るような心持で書く。

そんな、この「鶴のひとこえ」、読者の声。
なんてのを、直接聞く機会がたまにある。
「でもさぁ、あの『鶴のひとこえ』って、いつも『一声』じゃないよね」
ってのは、良く言われる。

丁度その時、向かいの席の人が声を上げた。
「じゃあ、『掃き溜めに鶴』ってのは」
一同、破顔一笑。
場の空気が和む。

しかし、「掃き溜めに鶴」って諺の意味は、
「むさくるしい所に似つかわしくない、優れたものや美しいものが現れる例え」
である。
これは、恐れ多く、それこそ似つかわしくないネーミングである。

むしろ、「掃き溜めでつるっ」。
ってな具合に、いつもすべりっぱなしの内容なのだ。
そして、やはり今日も一声ではない。
でもまぁ、一周年まではもう一越え。

331声 高崎線車内読書

2008年11月26日

移動する時間が退屈ゆえに本を読む。
のではなくて。
本を読む時間を取りたくて移動する。
のかもしれん。

乗車券は1850円。
優雅な読書時間。

特に夜間の電車。
車内読書が捗る。

内容が面白く、思わずニヤリ。
ふと、前席の乗客と目が合う。

慌てて真顔で目を逸らす、私。
残像、焦点がぼやけている眼。

330声 柚子湯

2008年11月25日

明日は26日。
と言う事は、「フロの日」。

冬至に柚子を入れた湯に入浴する、日本古来の習慣を大切にし、
12月には柚子湯を実施している銭湯がある。
暦に習って、伝統を重んじる風流なトコロも銭湯の魅力。

5月は菖蒲湯、12月は柚子湯。
湯のまつわる日本の伝統を意識し始めたのも、銭湯を回り始めてから。
銭湯は学ぶ場所でもある。
と、実感。

菖蒲湯と柚子湯は、夏と冬の季語。
香り良い湯に浸かりながら、句を吟じる。
これも銭湯の醍醐味。

銭湯はエンターテイメントになりえるだろうか。

329声 時蕎麦

2008年11月24日

寄席に行くと、帰りに蕎麦が食いたくなる。

328声 Season in the 酔っ払い

2008年11月23日

巷は三連休の中日。
日本各地でイベントやらなんやらが、目白押しである。
県内でも、郊外大型ショッピングモールのオープンなどで、周辺道路は大混雑。
幹線道路は戦々恐々とした雰囲気が漂う。

それに比べて、地元中心商店街なんてのは、そりゃもう落ち着いてしまっている。
しかしこの時期、地元商店街が俄かに活気付くのは、日が落ちてから。
早い人はたちがぼちぼち、忘年会を開いているからだ。
11月の忘年会ってのも、忘年できない事がまだ山積みでは無かろうかと、
余計な気を回してしまう。
しかし、閑散としていた商店街が、この時期の夜だけではあるが活気付く。
往来に人が流れ、楽しげな声が響いている、その光景は明るい。
煌々とした人ごみのショッピングセンターよりも、明かるい。

程好く酔って、千鳥足往来。
人並みに流され、はしご酒。

これから年末、年明けにかけて、何かと酒量が増える、酔っ払いのシーズン。
かく言う私も、どっかの商店街の夜に沈み込んでいる筈である。

327声 温めの癇

2008年11月22日

景気対策。

以前より声高に叫ばれている、早急なる抜本的改革。
なんて、本当は必要だと思っていないのではないか。

中央省庁。

白黒はっきりさせるのが苦手な人種。
「お酒は温めの燗が良い〜♪」
なんて言ってる人種ですもの日本人。

要するに。

肴は炙った烏賊で良い。

326声 はしゃぐ

2008年11月22日

師走の初雪 隣の家の犬大興奮

326声 のり弁人生

2008年11月21日

からあげ弁当。
を食べると、贅沢な気分になる。
様になったのは、いつ頃からだったろうか。

そして、幕の内弁当が高根の花になった。
のはもう、昔々の事でした。

325声 御不浄物語 後編

2008年11月20日

僕も男である。
男なら男らしく、堂々と出て行こう。
そうすれば、事態は丸く収まる。
訳ゃないのである。

ここは女子便所。
今、男らしくドアの外に出て行ったら、入口で確実にひっ捕らえられる。
おまけに僕には、一部始終を説明できる自身が皆無である。
しかし状況は、タイムリミット、時間制限目一杯。
男らしく出るべきか、それとも、いや、待てよ。
男らしく、出る。
から、問題なのかもしれない。
思考内に一筋の糸。
手繰り寄せ、いざ、尋常に。

僕は、いや、アタイはゆっくりとドアを開け、伏し目がちで一気に入口へと駆け抜けた。
もちろん、右手の甲を頬に当て、クネクネッと内股気味に小走り。  
一人かわし二人かわし、迅速に便所入口のドアまですり抜け、ドアを開ける。
「助かった」
と思って、入口ドアを押し開けると、そこにはなんと、未だ見ぬ三人目。
並んでいた、そのおばちゃんと、瞬時に目が合う。
「おとこ」
っと、そのおばちゃんは驚きながらも、確かにつぶやいた。
その声を聞いた瞬間、すれ違いざま横目に見た、若妻二人の仰天した表情と、
ドアを開けた瞬間の、おばちゃんの丸い眼球。
脳内カメラのシャッターが下りて、目の前が一瞬暗くなって、その光景が、脳裏に焼き付いた。

息が止まった。
アタイはそれでも、「すみません」と、蚊の泣く様な声を出して、振り返らずに風の如く走り去った。
もちろん、右手の甲を頬に当て、クネクネッと内股気味に小走り。

「アタイ」から「僕」に戻った僕は帰宅し、そのまま寝込んだ。