日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

2280声 日本ワイン

2014年06月20日

日本ワインは瑞々しい。

海外のあのジューシーな果実味や複雑でラグジュアリーな酸は日本ワインにはない。

だから海外のワインを飲んできた人にとっては、

日本ワインは物足りなかったりする。

海外のワインと日本ワインはそもそも別物なのだと思う。

海水と真水の違いみたいなものだ。

川には塩分も磯の香りもない。

けれどもそういうものだと思えば川は川でいいところがたくさんある。

それをわかることがこの国をわかることであったりする。

2279声 うんこ

2014年06月19日

食べるって好奇心そのもので、

それが知らずストレスや欲求不満と絡まって一緒に体に入ると、

体の中で不機嫌とか恐怖心になる。

好奇心と恐怖心が裏腹だというのはそういうことで。

だからうんこっていうのは、

それはそのまま人間の不機嫌と恐怖心の塊みたいなものでもあって。

それを逆流して言葉や顔色で出すのは、

はしたないんだよね。

うんこで出そう。

うんこがすべて引き受けてくれているんだから。

2278声 汁

2014年06月18日

一日の終わり、

もう一刻も早く寝た方がいいだろうに、

というその時に至って、

どうしてもこのまま寝るにはやりきれず、

かと言って明日を思えば今から飲み食いするのも気が引ける時、

一杯の温かい汁があったらやり過ごせる。

2277声 反論

2014年06月17日

反論というのは、

概ね論から始まっていないことが多い。

受け止めきれない自己否認の拒絶、

という、

これは主観、

自己の切迫感から始まる。

2276声 ジャッジ

2014年06月16日

脳はすぐに白黒をつけたがる。

構造上なのか、

葛藤を抱えにくいようにできているのだと思う。

すぐに、

ジャッジしたがる。

日常がどんなにジャッジできないものに溢れていたとしても。

葛藤を持ち堪えられない脳が促す安直なジャッジは、

人間の、

これもその特徴の一つであると思う寛容さを、

帳消しにしてしまう。

2275声 たまらない

2014年06月15日

人生をファッションにされたら、

たまらない。

2274声 バランス

2014年06月14日

違いがわからないと怖い、

というのと、

違いをわかろうとすればするほどギスギスしがちになるのも怖い、

という二つのバランスを、

皆、

何処かでとっている。

2273声 どどめ

2014年06月13日

近所に新しくできた呑み屋にいったら、

つまみにどどめ(桑の実)が出てきた。

「この一週間くらいの限定です」と店主。

桑の木に実がなるのはこの時期なんだ。

子供の頃登下校で通った通学路脇の桑畑を思い出して、

また酒が進んでしまった。

2272声 品

2014年06月12日

複雑を経た下品には品がある。

2271声 メモ

2014年06月11日

黙っている人が背負っているんだということを、

喋っちゃう人は考えないといけない、

と思うけれど、

目の前の黙っている人が背負わずにいて平気でいる、

というのは、

もっと考えないといけない。

という、

メモが見つかった。

2270声 好感

2014年06月10日

疲労感を漂わせ、

生真面目に料理をつまみ、

酒に向き合う姿を見るにつけ、

好感を抱く。

2269声 公衆便所

2014年06月09日

鶯谷と新橋の公衆便所では、

圧倒的に鶯谷の便所の方が臭い。

2268声 孤独

2014年06月08日

孤独は風邪みたいなもので、

こじらせると治し方があるということすら信用できなくなる。

2267声 アルミ箸

2014年06月07日

韓国のあのアルミ箸で焼肉をしていたら、

口の中で、

「ジュッ」と。

酒を飲んでいて、

たいしたことないと思っていたら、

しっかり跡までついていた。

箸でやけどをするなんて、

日本の箸では起こらない。

それにしても熱かった。

2266声 明雄さん

2014年06月06日

ダッシュ村の三瓶明雄さんが亡くなった。

昔お世話になった。

存在そのものがサバイバルツールみたいな方だった。

とにかくなんでもできる方だった。

いつも笑顔を絶やさない方だった。

なんとも言えず寂しい。

2265声 忙しさ

2014年06月05日

一日の労働時間は一体何時間が理想なのだろうか。

そんなのは人それぞれ、

体力による。

私は体力がない。

でもハードな毎日をなんとか生きていられている。

それは多分日常がシステマチックになったからだと思う。

何時から何時までは仕事に向き合わなければいけない、

という形式は、

ある面においては楽だ。

システマチックな忙しさは体力にだけ向き合っていればなんとかなる。

ところがフリースタイルの忙しさは体力にだけ向き合っていたのではどうにもならない時がある。

2264声 夜の街

2014年06月04日

梅雨入り。

雨夜の市街地には、

酒のせいだろう、

揚々と声高に話す男たちに紛れて、

一日の商いを終えた声のない飲食店員達がいる。

2263声 路地裏

2014年06月03日

残したい路地裏100選に選ばれている、

と言われた。