日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

2064声 喪失

2013年11月17日

いぜん、小春日。

三ツ寺公園にて湖と紅葉を観る。

ベンチでしばしうとうと。

愛用の歳時記を忘れる。

2063声 独吟

2013年11月16日

帰郷。

小春日和の夕景が綺麗。

自宅裏の畑にて、榛名山遠景を独吟。

飼い猫が肥っていた。

2062声 印度

2013年11月15日

カレー居酒屋へ行く。

あまり好きではない銘柄の生麦酒が、

この店に関してはどういうわけか旨い。

値段も三百円である。

そして、印度人のシェフの作るだし巻き卵が良い。

2061声 十皿

2013年11月14日

回転すしにて夕食。

一皿が安いためか、五百円の生麦酒がとても高く感じる。

思えばこの方、十皿以上は食べたことがない気がする。

 

2060声 雪麦

2013年11月13日

雲一つない冬晴れの一日であった。

その分、夜は冷え込んだ。

東北や北海道では雪らしい。

雪の中で飲む麦酒は美味い。

2059声 場末

2013年11月12日

熱燗の美味い季節である。

熱燗は場末の赤提灯に限る。

そして、湯豆腐に限る。

2058声 木枯

2013年11月11日

木枯し一号吹く。

部屋の色紙を、

落葉の句から木枯しの句に掛けかえた。

2057声 本場

2013年11月10日

この頃はどういうわけか輸入麦酒が、

量販店などで安く手に入るようになった。

知らぬ銘柄のドイツの缶麦酒を購入。

本場のものは安物でもあなどれぬ味である。

2056声 袴着

2013年11月09日

卯浪で明治神宮。

七五三の子供たちがちらほら。

紅葉は七分程度。

落葉に埋もれた沢を詠もうとしたが、

いまいち掴めず。

2055声 裏路

2013年11月08日

銀座の裏路地の画材屋に、

良い額が手ごろな値段で売っていた。

今度、通りかかったら買おうと思っているのだが、

はて、どこの路地だったか。

なんだか、不思議な画材屋だった。

2054声 色紙

2013年11月07日

部屋に落葉の句の色紙が掛けてある。

この頃やっと、外の景色と調和してきた。

2053声 紅葉

2013年11月06日

広島名物「もみじまんじゅう」が、

こんなにもうまいものだと、

この歳になって知った。

 

2052声 缶麦

2013年11月05日

量販店のプライベートブランドの缶麦酒を、いささか飲みすぎた。

量販店も独自ブランドで麦酒を作るとは。

そう思って試しに買ったが、味は平凡な印象であった。

製造国が国内でないアジア圏なので、だいたい想像はついたが。

生粋のラガー麦酒の道は、まだまだ険しいようである。

2051声 氷川

2013年11月04日

卯浪俳句教室全国大会で、大宮公園及び氷川神社を吟行。

乗り継ぎのミスと言うか、いつもの遅刻癖が出て、

吟行時間が一時間もなくなってしまった。

園内の動物園や遊園地がゆっくり見れなかったのは残念だが、

紅葉を見れたことは大いに収穫であった。

ちょうど、七五三で晴れ着の子供たちが大勢いたが、

雨だったので、遊園地で遊ぶことは叶わなかったようである。

2050声 境界

2013年11月03日

こまごまと冬物を買いもの。

三日前にハロウィンが終わったと思ったら、店はどこもクリスマスの飾りつけである。

今でさえ曖昧になっているのだから、

何十年後には、日本においてはハロウィンとクリスマスの境界がなくなるのではなかろうか。

ともあれ、ハロウィンはもう明確に晩秋の季題で良いと思う。

2049声 句痛

2013年11月02日

高校にて句会。

自らの俳句の痛いところを突かれる。

大方は褒める傾向にある句会の中で、

この痛みは貴重である。

2048声 静酒

2013年11月01日

以前から取り掛かっていた原稿も送り、先月に出すべき俳句も出した。

酒は静かに飲むべかり

と言う事である。

2047声 雲散

2013年10月31日

雲一つない晴天が続いている。

大変気持ちが良いが、雲一つないというのも、

なんだか落ち着かぬような気がする。