日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

2470声 高校野球

2015年07月15日

高校野球の季節である。この時期、休日の昼間は群馬テレビが付けっぱなしである。
勢多農林高校は秋も春も1点差に泣き、初戦敗退であった。
ただ、投手はどの試合も2桁以上の三振を取り、勢多農のドクターKとの異名まで
ある良い投手で、雪辱を期待していた。
1点差ゲームをいかにものにするか。それだけをテーマに練習してきたそうだ。
市立前橋高校との初戦。市立前橋の投手も力投型の好投手で、息が詰まるような
接戦であった。
終始ビハインドであった勢多農だが、終盤逆転し、1点差で見事逃げ切った。この日も三振2桁。
1点の重みを苦いほど味わってきた、勝った勢多農の投手が感極まって泣いていた。

わが母校も毎年初戦で敗退したが、ホントに遅くまで練習していた。

高校野球の1勝はさほど遠い。

 

2469声 好み

2015年07月14日

一緒に何度も飲みたいという女性は数少ないが
その希少な人達の共通項を考えてみると
裏表のない、開けっぴろげで、泥水してしまうタイプが多い。

仕事は人並み以上にしっかりやっている人たちだ。
ただ、ステディーな相手には、違うタイプを選んでいる。
ここに問題があるのやら。ないのやら。

2468声 陰影

2015年07月13日

2月に一度、自分の好きな本と持ち寄って書評する会がある。
先日、プラトンの「パイドロス」をプレゼンした女性に、
ギリシャはなぜ、哲学発祥の地となったと思うかと問うた。
その女性曰く「ギリシャは光が眩く強い。その光の強さ故に影も濃い。

その光と影のコントラストが、哲学を生んだのではないか」と。

素敵な返しであった。
その晩、その女性も含めて、女性の陰影、特に影(腹黒さともいう)について
飲みながら語った。愉快な夜であった。

2467声 コーチ

2015年07月11日

年を取って楽しいことは、コーチや監督の現役時代を

知っていることである。

ジョコビッチのコーチはボリス・ベッカー

フェデラーのコーチは、北欧の貴公子と言われ

サービス&ボレーで一時代を気づいたステファン・エドバーグである。

どうりで、今シーズンは、フェデラーのネットにでるタイミングが早い訳である。

 

2466声 芝の王者

2015年07月10日

ウィンブルドンの決勝である。ジョコビッチ対フェデラー。

今大会はフェデラーのサービスが冴えわたっている。

往年の、完璧な隙のないテニスを展開している。

近年、グランドスラムからの優勝から遠ざかっているが

今回は最高の準備ができたと言っている。

大日本帝国陸軍軍曹みたいなキャラのジョコビッチ。

フェデラーの華麗なテニスが頂点を極めるのではと期待している。

今日は夜更かし決定である。

 

 

2465声 腰痛

2015年07月09日

慢性腰痛の9割が実は幻の痛みらしい。

痛いと脳が感じてしまう症状とのこと。

脳の痛みを鎮静させてる機能が、腰痛への恐怖により

働きが抑制され言わば幻の痛みを感じるそうだ。

NHKスペシャルである。

テレビは全く自分の興味のない知識を与えてくれる。

自分の興味のあることだけ選択して摂取していたら、たこつぼ化する。

そんな人間が増えてる気がする。

2464声 老い

2015年07月08日

老いとは加齢による肉体的なものより

知的な豊かさを失った精神から来るとしたら、

いつまでも若くありたい。

2463声 好み

2015年07月07日

ある一定の年齢になって前だけみている人間に魅力を感じなくなっている。

2462声 折り返し

2015年07月06日

マラソンも半分走ったら折り返えす。

折り返さないでまっすぐ走れば、どんどんゴールから遠ざかる。

自分の人生は確実に折り返しに入ったと決めている。

興味の向くまま手を付けてきた、種々の脈絡のないことを

自分の中で収斂させていく時間にしたい。

2461声 フィルムコミッション

2015年07月05日

今年度から、この仕事をしている。

先日、伊武雅刀さんの演技を間近で見た。

伊武さんが、低くて声量のある声で怒るシーンであったが

とてつもない迫力であった。おしっこちびりそうであった。

あんな上司がいたら出社拒否である。

場の支配感が半端ではない。どの世界にも極めた人が居る。

2460声 デカルト

2015年07月04日

先日良く行く焼き鳥屋の親父、私は師匠と思っているが

この親父は若い頃から相当哲学を修めたらしい。

これは常連からのこぼれ話だが。

彼の話していることは原理的でぶれがなく明晰である。

ある日聞いてみた、哲学は何から読めば良いですかと。

デカルトの方法序説でしょ。即答だった。

翌日買って読んでいるが、まさに未知との格闘である。

スイスイとは進まない。一読ではとても理解できない。

随分、こういう読書をしてこなかった気がする。

 

2459声 読書

2015年07月03日

本を読むということは2種類ある。

既知を読むことと、未知を読むことである。

未知を読むということは、岸壁をよじ登るような困難がある。

昔の漢学の素読がまさにそれである。

2458声 鑑三

2015年07月02日

内村鑑三の著、「後世への最大遺物」では
後生への遺物として、お金、事業、文学を挙げている。
ただ、これ以上の後生への遺物として、

「高尚なる人生を送ること」としている。

鑑三の講演を元にした、平易な語り口ながら、

鑑三の格調高い精神に、清々しい気持ちになる。

2457声 紫陽花

2015年07月01日

毎朝通る利根川沿いの遊歩道。

紫陽花もだいぶ盛りを過ぎました。

不如帰はまだ時々鳴いてるのがいます。

夏が来ますね。

2456声 団らん

2015年06月30日

「〇〇のうちで飯食べるから来ない?」

 

こう見えて友達が少ない僕も、たまにそんな誘いを受ける。
そんな時は、わりといろいろほっぽりだして参加することにしている。

 

飲食店での飲み食いも気楽で楽しいが、
知り合いが作ってくれた料理を囲んでみんなでわいわいする、
という楽しさはまた別格。自分で一品作って持っていくのも好き。

 

いい大人になってようやく、「みんなで集まれる時間」は
ずっとあるものじゃない、と思うようになった。
後悔しない時間を、もっと増やしていきたいものですね。

 

 

さてさて、明日からはすーさんへバトンを渡します。
すーさんにとっての「楽しいこと」は何だろうね・・・
「ザブン」で一杯やることか、司馬遼太郎を読むことか・・・

あ、「ザブン」でちゃんとビール飲んでないまだ!

 

・・・取り乱してしまいすみませんでした。では、どうぞ。

2455声 梅雨とトンネル

2015年06月29日

雨の降る6月。「楽しいこと」を一応のテーマに、
ふたを開ければ真面目っぽい長文が続いてしまったけど、
自分が楽しいと思うことこそが自分自身の生き方を決めている、
というような気もした。書いてみて初めてわかったことだ。

 

実際の6月の生活は、実はけっこう大変だった。
いつもそうなのだが(笑?)仕事ややることを溜めこんでしまい、
不規則な生活と食事で体調もかんばしくなく、
月の前半は内心どんより。顔にも出ていたと思う。
「気分がのらない時は、出来ることを淡々とやる」
モードに切り替え、信号待ち、車の窓に落ちる雨を眺めていた。

 

基本お気楽能天気な僕にもこんな月があるんだから、
「楽しいことなんてない」という人の日々は、とても大変だと思う。

 

梅雨はもうじき明けるかな。今突然思い出したけど、
僕が好きだった「うしおととら」という漫画でこんなセリフがある。

 

「いやな時って、トンネルみたいだよな。寒くて一人でよ
でもさ・・・いつかは抜けるんだぜ。」

 

梅雨やトンネルには終わりがあり、その先にはきっと、空が広がっている。

それを、信じてみようじゃないか。

2454声 虚実の境界

2015年06月28日

先日書いた小冊子の祭典「ZINPHONY」が終わった。
僕がこさえた「スーパーで売っている自分でよそうカレー」
のオリジナルな盛り方バリエーションと、そのカレーを
題材にした短い小説をこじんまりとまとめた「自炊式カレーzine」は、
少部数ではあったが完売との知らせ。
短時間のわりに力を入れた書いた小説が「面白かったよ!」との
声を何人かからいただいた。とても嬉しい。

 

映画学校ではドキュメンタリー専攻。今の仕事としても、
俳優さんやスタジオを使っての作りこんだ映像の経験はごく浅く、
イベントやブライダルなどのノンフィクションなものを撮る機会が多い。
ちいさく広くやらせていただいている紙媒体の広告仕事も、
大げさに作り上げるというよりは、現状を整理して伝えることが多い。

 

近年、そんな「100%現実」なものから、
ひとつまみ「嘘」を加えることがとても面白いと思うようになった。
もちろん「100%現実」なんてものは存在せず、どんな表現にも
切り取った人の主観は入るのでフィクションにはなるのだが、
・・・そういう難しい話は抜きにして、単純に

 

「今ある場所が、この人たちが、こんなだったら面白いな」

 

と考えるのが楽しいのだ。
趣味の範囲とはいえ、小説を書くこともこれに含まれる。
この「めっかった群馬」への寄稿も、それだと言えなくもない。

 

『誰も知らない』や新作『海街diary』など是枝裕和監督の映画や、
伊参映画祭のシナリオコンペ審査員でもある横山秀夫さんの小説など、
現実に基づいた嘘には、固い現実を変えていく力がある、と思っている。

 

自分の話のあとにそんな偉大な人達の名前を挙げるのは恥ずかしいが、
「ノンフィクションとフィクションの境界」というものに、
とても興味がある。だから、表現という行為はやめられない。

2453声 まちづくり

2015年06月27日

商店街活性化コンペの見学で久しぶりの県庁。
県内各地の組合やNPOが集まり、
空き家を利用するコミュニケーション重視の貸家の提案や、
地元の子どもやお母さんを巻き込んだ商店街のPR方法、
前橋空襲から70年目の節目に、史跡や証言を小冊子化するなど、
様々なアイデアが寄せられた。

 

「まちづくり」って何なんだろうね。実は未だによくわからない。
僕がスタッフをしている中之条町の「伊参スタジオ映画祭」や、
東吾妻町の真田の歴史を背景に遊ぼうという「岩櫃城 忍びの乱」
などの活動も「まちづくり」の範囲には入るのだと思う。

 

商店街、ということで言えば、ショッピングモールなどに流れた
お客さんを地域に根付いた個人商店に呼び戻すことが目的かもしれない。
「まちづくり」は「コミュニティデザイン」などという言葉に変化もし、
地方に若者やU・Iターン者を定住させることを目的とするかもしれない。

 

「まちづくり」という考えは昔からあったと思うけど、
近年よりいっそう方々でそれが言われている気がするのは、
少子高齢化、都会と地方の格差、物質から精神的豊かさへの変容など、
「今のままだとつらい未来が待ってるぜ、どうにかしないとね」
という共通認識が年を追うごとに増しているのかもしれない。

 

 

話しは一気にこじんまりとなり(笑)先日歩いていたら
「よう!」と声をかけられた。9月の5・6と開催される
中之条町伊勢町の祭り連中である。

 

日曜の昼の2時、道端の駐車場でバーベキューをしているようで、
10人程度で炭を囲み手にはビール、数人は顔が真っ赤に仕上がっていた。

 

とても楽しそうだった。

 

難しい顔をして「まちづくり」を考える人も必要ではある。
けれど、その継続には、「楽しさ」が欠かせないと思っている。