日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。令和2年は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

229声 旅はおぼろげ世は情け 第七日目

2008年08月16日

久々の自力更新である。
本日、高崎市に戻り旅も終了。
自部屋の窓より、夕立が来そうな不安定な空を眺めつつ。

積もってる 机のほこり 拭きながら 小さく見える 旅帰りの部屋

228声 旅はおぼろげ世は情け 第六日目

2008年08月15日

東京は上野、お盆時期で超満員の『鈴本演芸場』より送る本日のひとこえ。

「のめし、のめし、ビール飲めし」って、カウンターの方々から甲府弁で勧められて、深酒。
二日酔いを引きずりつつ、ふらふらと甲府駅から『スーパーあずさ』に乗車。
あっちゅう間に都内。
人波を回遊。
笑いで旅の疲れを癒すべく、上野鈴本へ。

途中、アメ横を漂いながら、いつもと変わらぬ街の匂いに、ふと旅の終わりを感じつつ。
『祝 北島金メダル』セールのワゴンに群がる人たちを、往来の隅っこで眺ながら。

227声 旅はおぼろげ世は情け 第五日目

2008年08月14日

チップスターを噛む音を気にしつつ、清々しい空気が窓から吹き込む、
長野県白馬を行く高原列車に揺られながら送る本日のひとこえ。

厚い雲が垂れ下がっている日本海を後に、風に誘われ一路、長野方面へ。
白馬、穂高方面を走るローカル線である、大糸線に乗車。
雪崩れ式に、終点松本市から何故か今、黄昏時の甲府市。

駅前でやや茫然。
一日中列車に揺られすぎ、どうやら脳味噌シェイクが深刻化。
武田信玄像と対峙しつつ。

226声 旅はおぼろげ世は情け 第四日目

2008年08月13日

灼熱の城下町、飛彈高山市内より送る本日のひとこえ

観光客の人並みに揉まれながら、古き良き街並みを散策。
往来に立ち並ぶ土産物屋は、やはり人工的観光都市の様相。
その後、飛彈古川まで足を伸ばすと、人もまばらに街も落ち着いて風情ある様子。
白壁土蔵の路地裏に流れる用水路には、錦鯉が群れをなして悠泳。
夕方、路地の日本家屋軒先。
風鈴の音と、虫籠の中にいるスイッチョンの涼やかな声。
飲み屋の親父が、用水路から掬って往来に打ち水する音、響く。

路面電車の走る街、富山市内。
ネオンが灯り始めた昭和的雰囲気の飲み屋街にて、赤提灯に誘われつつ。

225声 旅はおぼろげ世は情け 第三日目

2008年08月12日

正午過ぎ、盛夏の濃い陽射しが照り付ける、郡上市街より送る本日のひとこえ。

間口の狭い趣きある日本家屋が寿司詰られた小道、水路に清流が走る路地。
路地裏を颯爽と抜けて行くのは、黄色のヘルメットで自転車に乗った、地元の子供たち。
カゴに浮輪、水中眼鏡を頭に向かう先は、『学校橋』。
橋の袂には、川遊びに興じている沢山の若者たち。

すると一人の少年。
橋の欄干より、川へ向かってダイブ。
有名な、郡上八幡における夏の風物詩である。
蝉時雨が一瞬途絶え、息を飲む野次馬、川岸で見守る少女たち。
瞬間、張りつめた空気を裂くのは、入水の音と豪快な水しぶき。
少年が水面に浮かび上がってきて、一笑して水を掻く。
そしてまた、スイッチを入れた様に降る蝉時雨。

夕陽が差し込む長良川鉄道の1両しかない車内より
まだ、少年たちのダイブの光景が瞼の裏に焼き付いている模様。
そして、水田と住宅が混在する、どこか群馬を彷彿とさせる車窓の野趣風景を眺めつつ。

→その後。
岐阜市街、三軒目は往来にテーブルを出している全体的に雑多な店にて。
テキパキと威勢の良い店員と、地元客の関西弁「めっちゃうまそやん」を新鮮に感じつつ、生をもう一杯。

224声 旅はおぼろげ世は情け 第二日目

2008年08月11日

伊勢参りから戻り、宵の名古屋市より送る本日のひとこえ。

炎天下の伊勢参り。
疲労感を拭い去ってくれたのは、やはり土地のビールであった。
長蛇の列になってる赤福のカキ氷屋を横目に、更にもう一杯。

ネオンが灯り始めた、生暖かい名古屋市街。
ビルの谷間を彷徨いつつ。

223声 旅はおぼろげ世は情け 第一日目

2008年08月10日

と言いつつ、不安なので本日コレを書いている。
と言う事は、現在は9日。
10日の明日、つまり本日は何処で何をしているやら。
では、明日の私から本日のひとこえ。

小雨降る静岡市より送る本日のひとこえ。

『天下大平だぁ』が口癖のお爺さんの横で、
黒いおでんとビールをチビリチビリつまみつつ。
青葉おでん横丁のL字カウンター席しか無い店『あづさ』より

→その後三軒目のおでん屋にて、日本人初の金メダル獲得を祝う。
おぼろな静岡の夜に沈みつつ。

222声 西の空へ

2008年08月09日

明日より、ちょいと西の方へ旅でもして来ようかと思い立って、
本日、慌てて駅へ行って切符を買ってきた。
「青春18きっぷ」と言う切符なのである。

この切符は、JR全線の普通列車に5日間だけ乗車できるフリー切符。値段は11.500円。
旅野郎に憧れていた、貧乏学生時分には良く使ったのだが、
まさか社会人になってからも使うとは思ってなかった。

快速と鈍行だけに乗って、のんびりと行く旅も良い。
なんて言いたいのだが、現実は懐の具合が宜しくないからである。

ちゅう事で、明日からの「日刊鶴のひとこえ」は、当分旅の空から送る事になる。
ちゅう事は、誰かが明日より、PCの前で私の送った文面をせっせと更新している。

旅はおぼろげ世は情け。
これでいいのだ。

221声 四角四面の三角野郎

2008年08月08日

やはり今年最高だった。
本日午後2時、本県館林市で、全国最高気温である37.3度を観測。
こりゃ暑いわけだ。

今日みたいな炎天下。
館林で立ち話なんかしてた日にゃあ、熱にやられて、
ふらふらと往来で踊り狂う人が多数出現。
そこから生まれたのが、「館囃子」
脳味噌沸騰中の折。

220声 クマの上塗り

2008年08月07日

実は今、夜もかなり深い時刻。
苦戦していた原稿を漸く書き終え、一先ず束の間の安心感。
クールダウンがてらにコレを書いている。

クールダウンなので、あまり熱を入れて書いてもいけない。
寝床に入って、すんなり寝れる様な具合の文章を心がけねば。
しかしこんな事ばかり書いていると、
「もっと身ぃ入れて書きやがれってんだ、この三角野郎め」
ってな温かいお言葉を、沢山頂戴しそうである。
そう言った様な心の温かい方は、寝る前のクールダウンがてらに読んで欲しい。

ちょいと小耳に挟んだ話。
この日刊「鶴のひとこえ」を、寝る前でなくて毎朝、
出社する前などに読んでくれている人も居るとか居ないとか。
いや、直接聞いたので居る筈。
そう言った方の場合は、出社前のウォームアップがてらに。

本題に入る前に私の瞼の方がダウンしてきてしまった。
今日はコチラの挨拶の方が近い。
では、「おはようございます」。

219声 呑んで呑まれて早8年

2008年08月06日

昨日から、話は戻って本日。
夜半から早朝にかけて、風雨と共に雷鳴轟き、熟睡出来ないったらありゃしない。
寝不足で腑抜けた体を引きずって、淀んだ眼つきで出掛けた。
行き先は高崎市の榛名と倉渕。

終日の取材仕事。
農園で梨をもいだり、公園で遊んだり。
しかしこれ、決して遊んでいる訳ではない。
遊んでいる所を取材撮影して行く、仕事なのである。

そして、今回のモデルになってくれた小学校二年生の女の子。
生まれ年は2000年(平成12年)。
実に素直な良い子で、大いに助けられた。

そして今これを読んでいるのは、
おそらく2000年を昨日の事の様に思い出せる読者の方々。
不発に終わった2000年問題に始まり、総理大臣は小渕総理から森総理へ、
当時の流行歌はサザンの『TSUNAMI』や福山雅治『桜坂』やら。
そんで流行語大賞は、慎吾ママの『おっはー』と、
急速に普及したインターネットの『IT革命』。

どうやら日本では、私たちが呑んだくれていても、素直な良い子は育つ様である。

218声 夜の底を平泳ぎで回遊

2008年08月05日

先週の話。
金曜日は中之条町、土曜日は桐生市と、支離滅裂型に県内を右往左往していた二日間。
どちらも濃い内容の一日であった。
そしてどちらの街でもやはり、ビール片手に夜の底を平泳ぎで回遊。
なんとか岸に辿り着いて、あやうく朝。

まず、金曜日の中之条では、クーポン冊子「きて割」の発行日。
その発行記念として、「地蔵峠とカンカン帽」の姿で、町役場にて関係者各位の方々にご挨拶。
若干冷や汗をかきつつ、一同で町の活性化を願う。
その後、担当課の方、そして中之条町長にもご挨拶。
更に冷や汗をかきつつ、私も町の観光振興を願う。

役場の外に出て、早速、地蔵峠(堀澤氏)が「よし風呂だ」ってんで、一路四万温泉へ。
温泉で冷や汗を流して、ようやく一息。
温泉に浸かっている時もそうなのだが、上がってから手拭い首にかけて下駄履いて、
涼風が吹き抜ける川原沿いをゆったり歩いてる時。
これが極楽。

すこし涼んだら、早速、カンカン帽(私)が「よし麦酒だ」ってんで、一路中之条中心街へ。
店内できて割を見せて、ようやく一杯。
割引内容である焼肉一皿をつつきながら、次に行く場所を探すべく、パラパラとページをめくる。
次の店が決まって店を出る頃、夜街の海原へ緩やかに潜水。

217声 L字カウンターのブルース

2008年08月04日

さて、と書き出してから、PCの前で反芻すること小一時間経過。
そろそろ晩酌の酔いも醒めてきた。
酔い醒ましに冷たい麦茶でも一杯飲んで、蛙の声でも聞きに行こうか。

って、駆け込み乗車してくる思い出。
脱線覚悟で文章化作業。
いつかの夏。
山の手から少し外れた、東京の下町。
その日夕方、私は駅の裏通りにある、立ち飲み屋で独り呑んでいた。

L字カウンターで言う、短い部分の奥。
瓶ビールに煮込み、やがて酎ハイ。
カウンターの向こう、愛想の良い店のおばちゃんが、
空になった私のグラスを見、気を利かせて。
「注文は大丈夫かい」
「じゃあ、酔い覚ましに瓶ビール」
私が言ってから一拍置いて、斜め向いL字カウンターで言う、長い部分の手前。
日に焼けて、白髪交じりの坊主頭が黒光りしているおやっさんが、のそっと小さく動いた。
そして、呂律の回らない舌で言った。
「酔いをよぉ、醒ましちまったら、もったいねぇじゃねぇ」

あっけに取られていると、瓶ビールが到着。
業とらしく目を泳がせて、曖昧な返事の私。

会計を済ませて店を出る時、おやっさんを見たら、
ぼやけた視線で壁に貼ってあるメニューを見つめていた。
いささかひょうきんで、どこか悲しそうな顔。
店を出ると、暑さに歪んだ夜の街。
「もったいねぇじゃねぇ」
って、真似しながら信号待ち。

216声 セクシーな八木節

2008年08月03日

「音に聞こえた国定村のぉ〜♪博徒忠治の生い立ちこそはぁ〜♪」
耳の奥には、未だ微かに残る八木節音頭。
胸の中には、未だに感じる八木節の温度。

濃い夏の日差し降り注ぐ中で、実に濃い二日間だった。
故に二日間、「鶴のひとこえ」の内容は薄くなっていた。

中之条町から桐生市。
その珍道中の内容を、明日から向こう一週間位かけて伝えてゆこう。
さて何故、今日から書き出さないのか。
今、こうやって内容更新の為にキーボードを打っているのだが、
どうも打つリズムが、「テンテンテンテケテン♪テンテケテケテケテンテケテン♪」。
八木節の音頭になってしまうのである。

やはり昨夜の、桐生八木節祭りの影響。

八木節ビートに乗って、体中の血を滾らせながら、櫓の周りで踊り狂う人々。
みんな汗だく。
化粧が落ちて眉毛が無くなってる姐さんも、眼鏡がズリ落ちてる薄頭のおやっさんも。
汗でその赤い顔をキラキラさせながら、音頭に合わせて八木節ステップ。
煌々とした街灯に照らされるその様。
みんなセクシーであった。

そして今日も、桐生八木節祭りは開催。

215声 カンカン照り

2008年08月02日

祭に沸く桐生より送る本日のひとこえ

夏盛り 銭湯から聞く 祭の声

                  市内の居酒屋「いろは本舗」カウンターにて

214声 「カンカン帽」当日

2008年08月01日

中之条町のスナックピエロより送る本日のひとこえ。

喉鳴らし 浴衣にこぼる ビールかな

                       ピエロの便所にて

213声 「カンカン帽」前夜

2008年07月31日

帯よし。
着物よし。
カンカン帽よし。

「よしよし」って、明日の持ち物を指差し確認。
しかし、確認すればするほど露呈する「よくない」。

帯の締め方は憶えてない。
着物には無数のたたみ皺。
カンカン帽は、まぁ大丈夫か。

これ着て、向う先は中之条。
これ着て、行く町ん中の店。
これ着て、訪問する町役場。

いやはや、明日は沢山の視外線を浴びそうである。
おまけに、夏空から降る濃い紫外線も懸念される。
つまる所、この分だと状況は市街戦に突入の予感。

それでも何故行くのか。
そりゃ勿論決まってる。
そこに、温泉と生ビールがあるから。

212声 発売開始1秒で漂流

2008年07月30日

「お盆休みに何処へ行こうか」
なんて、七月も明日で終わると言うのに悠長な考え。
そんで、「電車なんかどうだろうか」
そうだ、「夜行列車でどこか遠くに」

って思い立って本日。
最寄り駅のみどりの窓口へ。
終了時間の30分前の19時30分頃着いたら、先客に二十歳そこそこのお嬢さん。
待ってる間に聞こえる会話によると、
なにやら東北方面の新幹線指定席を探しているらしい。
そのお嬢さん。
JR路線に疎く、また日本地理にも明るくない為か、非常にグズグズ。
しかし親身になって、アレコレと最善の路線及び乗車時間等を端末から捻り出そうとしている、
職員のおやっさん。

待つ事20分。
「はぁい、どうもぉありがとうござぁいましたぁ」
って、切符を手にしてようやく去るお嬢さん。
「よかったね、良い旅を」
って、満面の笑みで送るおやっさん。
「よし、ようやく順番」
って、窓口に立つ私。

するとおやっさん、もう露骨に残念顔で応対。
「へぇい、なに」
明らかに投げやり、おまけに目は死んだ魚の目の如く。
「空席の紹介をお願いしたいんですが…」
と、丁重に問う。
「へぇい、どーぞー」
と、低調な返事。

停泊している船も、一瞬にして波にさらわれてしまう位、上がってきたイカリ。
必死に押し殺して私。
「ドコソコ駅発の特急ナニソレなんですが、お願いします」
間髪入れずにおやっさん。
「無いね、99%」
ぶっきら棒に吐き捨て、ダルそうに端末をカチカチ。
「はい、無し」
「その列車は発売開始1秒で満席だから」
っちゅう捨て台詞と共に、返ってきた答え。
イカリが上がり過ぎて、船は転覆。
「はい、じゃあ結構です」
因業な態度にあきれ、その場を去る私、漂流者の如く。