日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

2094声 回復

2013年12月16日

晴天続く。
風を受けぬところでは、小春と言える日差し。
体調回復。
睡眠不足。
どんなにひどい宿酔でも、忘れてしまうから、
恐ろしい。

2093声 晴天

2013年12月15日

昨日からの雲一つなく晴天続く。

原宿教室にて午前、句会。

午後、代々木公園に案内されてゆく。

開放的で自然が大らかで、とてもよい。

2092声 体内

2013年12月14日

体内の機能が停止する。
と言う、感覚はひさしぶりである。
つまり、強烈なる二日酔いである。

2091声 悪魔

2013年12月13日

悪魔にであったように、酔ってしまった。

2090声 木枯

2013年12月12日

木枯しの音を聞いている。

千葉の、ものとして聞いている。

群馬の、赤城や榛名を越えて吹く、

あの凶暴な音を思えば、随分と優しい。

2089声 落下

2013年12月11日

気が緩んでいる時。

少量の酒で、「すとん」と酔うことがある。

丁度、仕事納めの後に風邪をひいて、

寝正月を過ごす人が多いように。

今年はこの「すとん」と深みに落ちることが少なかったが、

こう言う年の年末年始は危うい、気がする。

2088声 時雨

2013年12月10日

島根の方では時雨の事を「そばえ」と言うらしい。

滞在中は幾度もこのそばえにあった。

関東の吟行句会で「時雨」の句がたくさん出た際に、

厳格な俳人が、「あれは時雨ではない」とつっぱねる光景を見たことがある。

現地へ行って、「時雨るるや」と言う状況に出くわし、

あの時の俳人の言葉にもなんだか頷けた。

2087声 河豚

2013年12月09日

曇天で寒し。

出雲で購入した、ふぐの干物で一杯やる。

ふぐ鍋もふぐ刺しも食べたことが無いが、

これで一応、「ふぐを食べた」という事になる。

しかし、ふぐを食べるにはなにか劇的な状況が欲しい気がする。

2086声 辛口

2013年12月08日

出雲そばをスーパードライで掻き込んで、羽田へ。

辛口の酒と麒麟麦酒を飲み、体に帰京したことを伝える。

2085声 松江

2013年12月07日

松江市内を巡り宍道湖を遊覧。

松江の地酒も甘い。

居酒屋の朝日麦酒率高し。

2084声 出雲

2013年12月06日

羽田から出雲へ。

あご野焼と地酒で晩酌。

酒も醤油もまったりと甘い。

2083声 例句

2013年12月05日

はやく書かねばと思いつつ、句集のお礼状など溜まる。

注文してあった秋櫻子編と虚子編の歳時記が届く。

例句を読んでいるだけでも、面白い。

2081声 心得

2013年12月04日

吟行はある意味に於いて無限。

2080声 小春

2013年12月03日

「小春日」

冬の季語であるが、真冬の日差しに春を実感するのは、

いくらなんでも至難の業である。

至難の業であるが、小春日と言う字面には、

なんとも言えぬ、温かみがある。

2079声 ざわ

2013年12月02日

たまに俳句の雑誌を見ると、

知り合いが大きな賞を獲ったことが大きく載っていた。

こういう時の胸のざわめきは、言葉にし難い感覚である。

2078声 はや

2013年12月01日

はや師走。

山が見えないと、道に迷う。

2077声 適温

2013年11月30日

友人と八重洲にてはしご。

よい酒場を一つ発見。

サッポロビールが適温かつ適量で、

実に手早く出てくる。

2076声 編む

2013年11月29日

作品をどうにかこうにか編む。

推敲不十分だが致し方なし。

そして、深夜のポストにへなへなと、投函。