北軽井沢にきたもっくという会社がある。
以前、長野原町の八ッ場ダム映像を作った際に、きたもっく社長・福島誠さんにアドバイザー的な立場で入っていただいた。福島さんは会社経営に留まらない生き方の指南書ともいえる「未来は自然の中にある。」(上毛新聞社)なども書かれていて、長年に渡り北軽の地で積み上げてきた思想と、思い切りの良すぎる行動力で突き進んできた人だ。僕とは真逆な気もするがそれ依頼とても親しくさせていただいていて、その縁からきたもっくの映像を昨冬より撮り続けている。
今日は、きたもっくの事業を間近で見られるツアー(安い料金でもないのに全国から参加者が来る)の2日目に同行した。焚き火を囲んで集団を見直すミーティング施設「TAKIVIVA」を出て、社で保有している二度上げ山から降ろしてきた材を加工する「あさまの薪」や「あさまのぶんぶんファクトリー」を見学。これも事業の1つである北軽随一のおしゃれスポット「ルオムの森」で、新事業である養蜂事業「百蜜」の試食などを行い、今年の夏からルオムではじまった釜焼きピザを食べて色々を振り返る(きたもっくはさらに、その主力事業として日本有数の人気キャンプ場「スウィートグラス」を所持している)。そうやって言葉で事業紹介をしてみても「多!」となるが、それを映像で収めるって・・まぁ頑張っているのである。そして一番伝えたいことは、それらが1つの思想、ルオム(フィンランド語で、自然に従う生き方)で繋がっているということなのだが・・説明はこの辺までで。
ピザを食べている最中、しばし前からゴロゴロ言っていた空からスコールのような雨が落ちてきた。そんな雨も何かのイメージカットになるかもしれないとカメラを回す。この時期特有のそういう雨は短時間で収まり、空にはまた青空が広がっていた。大自然と向き合う企業や志高いスタッフを撮影する僕は、田舎生まれ田舎暮らしとはいえ非常に自然との接点が薄い。が、音やしぶきで身の回り全体が包まれるような大雨の時にはさすがに、自然、のようなものを感じることはできる。そこから何を手繰り寄せられるだろうか。
きたもっくの撮影は、まだしばらく続く。

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