日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

5758声 引継書

2024年03月13日

わたしの現在の仕事は、一年を4回のクールに分けて、同じようなことの繰り返しなのだが、意外と毎回いろいろなことが起る。

一昨日のインシデントもそうだが、実に様々なことが起きる。

本質を捉えていれば、そう間違うこともないのだが、関与者が増えたり、階級上位の人物がきっかけだったりすると対応に苦慮することもある。

わたしの今のポストは、正直、誰でも務まるとおもう。そして誰でも務まるように、引継書を日々更新しながら仕事をしている。

いつの頃からか、職場にパソコンが導入されてからだとおもうが、引継書をつくりながら仕事している。だから、いつ異動となっても、自分の仕事を引き継いてもらうのは簡単である。

5757声 負の連鎖を断つ

2024年03月12日

昨日は、仕事で危うく重大事故が発生するところであった。担当者の作成した書類の不備が原因だ。

関係者のとっさの対応でなんとか事なきを得る。

関係各位には謝罪したが、無事に切り抜けたことから、笑い話となる。本当によかった。

ちょっと判断を間違えば、もっと大人数の関係者に迷惑をかけるところであった。

わたしが担当者だった時代なら大目玉を食らうような案件だが、時代は変わった。

不備のある書類作成した担当者を叱ったところで、おそらく良い未来にはならないだろう。良い結果が、想像できない。

本人が自覚するより仕方がない。この失敗を糧として成長してほしい。

こう考えると、昔はずいぶん不合理だったなあとあもう。その不合理の積み重ねの未来に現在があるのだが・・・。

負の連鎖は、断ち切らなくてはいけないし、そのほうが生産的であるとおもう。

5756声 装い

2024年03月11日

東日本大震災から13年が経った。

震災当時のことではっきり覚えているいくつかのニュースの一つに、当時の与党の女性国会議員が、避難所に大量のおしゃれな白い靴を支援したというものがある。

津波の被害で靴が不足していることを受けての支援だったらしいが、同じ型、同じ色の大量の靴を持て余している避難所の様子が忘れられない。

さて、話は変わるが、最近の数多くの自治体で「服装の軽装化」が進んでいる。わたしの所属する組織でも「ノーネクタイの通年化」が取り入れられた。

服装について、とやかくルールやガイドラインがあるのもどうかとおもうが、「ノーネクタイの通年化」というガイドラインというルールのようなものがある。

ノーネクタイがルール化されると、天邪鬼なものでスーツにネクタイスタイルで勤務したくなる。

なかでも「ネイビーのスーツは最強」とかおもって調べてみたら、ネイビーは英国海軍由来なのだとか。道理で心強い訳だ。

仕事中の服装にこだわらない人が増えた今だからこそ、仕事中の装いにこだわろうとおもっている。

5755声 山車を持つ町内

2024年03月10日

本日のNHK杯将棋トーナメントは、藤井聡太NHK杯 対 羽生善治九段。

結果は、藤井さんの勝ち。

途中からAIの判定が97%藤井さん有利で、羽生さんが連続王手をかけるも途切れたところで投了。

将棋界は完全に藤井聡太一強。

囲碁のほうは、藤沢さんをはじめとする女性棋士や一力さん、虎丸さんもいて結構盛り上がっている様子。

一力 対 虎丸の決勝戦を見たかったが、町内の山車会議があるため出かける。

今年の山車祭についての話し合い。

わが町は、町内会と山車保存会を別組織にして2年が経とうとしている。

課題もたくさんあるが、別組織にたからこその2年間だったようにおもう。今となっては穏やかに振り返ることができるが、2年前 (というか、準備も含めると4年前かもしれないが) なにもしなかったならとおもうと寒気がする。少子高齢社会を現場で体感している。

町内会が山車など持っていなければ、もっとゆっくりできるのに、などとおもうこともあるが、山車を持っているからこそのまとまり、つながりみたいなものもあり、町内で山車を持つことのメリットは小さくない。

5754声 今宵幸せになりたかったら

2024年03月09日

これ、ほんとに談志が言ったのかどうか。談慶さんの本に書いてあった。

《人間一日だけ幸せになりたければ、床屋に行くといい。

一週間幸せになりたければ、結婚するといい。

一年幸せになりたければ、家を建てるといい。

一生幸せでいたければ、自分に正直であるといい。

今宵、幸せになりたかったら…

談志を聴くがいい。》

まあ、談志の噺を聴くと、そのときは幸せになる。

続いて、談慶さんの噺を聴くと現実に引き戻される。

なぜ、師匠の噺に続けて自分の噺を放送するのか?

頑張れ、談慶!

無理して落語はしないで、談志の悪口を言っているほうが面白いぞ!

5753号 談志の超訳

2024年03月08日

本日の帰り道は、小雨が降っていたが、空は明るく夕日が建物を朱に染めていて美しかった。

さて最近は、HOPのマスターから借りている『不器用なまま、踊りきれ。超訳立川談志』を読んでいる。

著者は、立川談慶。

落語は下手だが、談志を語らせると面白い人だ。

この本も、ごたぶんに漏れず、談志の超訳部分はいまいちだが、「談志の言葉そのもの」や談志にまつわるエピソードは面白い。

5752声 後生畏るべし

2024年03月07日

今更ながら、2023年の紅白歌合戦でのAdoの『唱』の熱唱を観た。

舞台は、東本願寺の能舞台だという。

プロジェクションマッピングの鏡松が消えてAdoのシルエットが現れる。

とても日本らしい、素晴らしい映像美とAdoの圧巻の歌唱力。

ただし、この曲の歌詞を理解するには、時間がかかりそうである。

最近の人はすぐわかるのかな。

後生畏るべし。

5751声 うら庭

2024年03月06日

昨日の夕食はうら庭へ。

お通しはアサリの素麺。

豚の粕漬け焼き、だし巻き玉子、ポテトサラダなどの食事をいただきながら、俳句や連句や劇団誘致の話をする。

この劇団が高崎に来てくれたら楽しいのになぁ、とおもう。200坪くらいの土地を3か月間借りる算段をつけなくてはいけない。心当たりのある人は連絡ください。

その合間に連句の続きを付ける。

連句は、先に進めるのが大事。ようやく名残の裏に入る。

その後、鮪、鯵、目張、槍烏賊の握りと鉄火巻でご飯とし、デザートの鯛焼で〆。

帰るころにはすっかり雪になっていた。

倉さんを自宅まで送って、昨日は終了。

5750声 断食あけ

2024年03月05日

断食あけの火曜日。

先月から週一日の断食を始めてみた。まあ、そんなにストイックでもないので、お昼は軽めに食べたり、夜もスープは良しとしていて、ゆるゆるとやっている。

それでも、寝るときには胃が空っぽになっているのが分かる程度には食を絶っている。気のせいかもしれないが、胃が空だと寝つきがいいように感じる。

今日の朝食は引き続き抜いて、お昼は久しぶりの恵比寿へ。

W夫妻と一緒になる。なかなか充実した会話ができてよかった。

食事のほうは、胃が気持ち小さくなっているので、かき玉そば軽めをゆっくりいただく。途中、食べきれないかとおもったが、なんとか食べきる。多少は断食の効果が出ているのかもしれない。

5749声 贅沢

2024年03月04日

昨日は、久しぶりに映画館で映画を観た。

『身代わり忠臣蔵』を観たかったのだが、午前中の時間帯しか上映されていなかったので、代わりに『アーガイル』を観る。

言ってみれば、『身代わり忠臣蔵』の身代わりだったのだが、結構面白く観ることができた。

最初から最後まで、騙されっぱなしで、よくできていた。

観客はわたしを入れて、4人。

よくよく考えるとなんと贅沢なことか。

5748声 一瞬を大事に

2024年03月03日

昨夜のBOCCAのカウンターでのこと。

饒舌なゴロウさんは、四六時中駄洒落を言って周りを和ませていた。

そのゴロウさんが、一瞬の隙をついて隣り合わせた女性の分も含めお会計を終える。

女性「一瞬の隙に・・・」

ゴロウ「一瞬を大事にして生きているから」

というようなやり取りがあったか、なかったか。

素晴らしい呑みっぷり。何時までも元気に呑んでいてほしい。

5747声 広告恐るべし

2024年03月02日

陽射しは温かなのに、肌寒い春の日。

お昼は、市内全域に広告が入ったらしいお弁当屋さんのお弁当を、おつきあいで食すことに。

お店に予約時間の15分前に着いてしまい、駐車場で待つ。次々とお客さんが入っていく。広告恐るべし。

わたしは車で待っていたのだが、お店はなかなか大変だったようだ。駐車場も少ないし、周辺も少し大変なことになっている。頑張ってほしい。

夕食は、麻婆豆腐が食べたくて駅前の中華居酒屋へ。おもったより辛くて、汗だくになる。

その後、BOCCAへ行き、一日が終了。

5746声 高崎の広さ

2024年03月01日

榛名山が薄っすらと雪化粧していて美しい朝だった。高崎も山沿いは雪だったようだ。

フロントガラスの隅に雪を蓄えた車を数台目撃した。うちのまわりは雪の欠片もなく、雪を蓄えた車は自然と目につく。高崎ナンバーである。

そういえば、雪化粧している榛名山も見えている部分の三分の二くらいは高崎だ。

高崎の広さを実感した3月のはじまりである。

5745声 ノートに書く

2024年02月29日

毎年新年を迎えるとなんとなく、今年の目標はなんだろうと考える。ここ数年はずっと同じで、「整理する」ということが目標だった。整理する、つまり整理したいなんて思うのだから、そもそも抱えているものが多いのだろうと捨てることから始めた。ちょうどコロナの時期だったためずいぶんと捨てて、モノから何から、それこそザブン閉店もその一つかもしれない。モノを捨てていて感じたのは、捨てるべきは捨てたモノではなく、抱えてしまうクセなんだと気づいた。クセを意識できたのはよかったし、抱えてしまうことの他にも自分の中でわかっていないクセっておそらくたくさんあって、それはわかっていないと恥ずかしいということであることが多くて、いずれにせよ自分のことはわかりにくいが、他人を見るとそう思う。整理する、はここ数年の目標で引き続き目標だが、これとは別に今年になってから始めたことが2つある。1つは1日1レシピノートに書くこと。本やネットでレシピを調べることはよくするのにそれをまとめることをしてこなかった。昨日の時点で59レシピある。大事なのはレシピの数ではなく、それらを相互に結びつけていくことだと改めて思う。もう1つは、1日1つ惹かれたものをノートに書くこと。日々限られた仕事に向かっていると、いったい何に惹かれ、何にいとおしさを感じ、大事にしたいのかがわかりづらくなる。なので書いている。箇条書きで前後のつながりがわかりにくいがこんな感じで。山高帽に垂らしかけマフラー、余所行き、満開の山茶花、クリスマスツリー、どんど焼きのてっぺんのダルマ、決まり悪さ、続かない羽根つき、健気、ノージャッジ、仲の良さがわかるエピソード、おのろけ=あたたかさ、ラーメン屋のアルバイトの女の子、「こちらから失礼しますがお使いください」、トラクターに乗ったまま一服するおじさん、麦踏み、中央分離帯の枯草、隙間なく生えたまま枯れている、風の止んだ川べり、散歩する女性、自転車の練習青年、飲まなかった翌日の私、真っ白に化粧した浅間山、、。つい嫌なことを書きがちになるが、大切だと思えるものをなるべく書くようにしている。

5744声 食の職人

2024年02月28日

今日も風が強い。明日の市場はまた魚が少ないかもしれない。このところ時化続きである。船が出られないのは雨や雪のときばかりでなく風が強いときも出られない。こればかりは仕方がない。夜は食品会社のお客様。食の知識の多さから口に入った物を言語化することまで、職人目線で会話をされるお客様だった。会社の規模の大きさから、社長は経済先行の雰囲気かと思っていたらそんなことはなかった。裏を返せば、こんな職人気質の方が会社を大きくされたことが凄いと思う。

5743声 時間を間違える

2024年02月27日

風の強い一日。冷たい北風が窓にぶつかる。気温が低くとも花粉の症状がある方は敏感に反応してしまいつらそうである。私はまだマシなほうなのか。今日は予約の時間を間違えてしまい大変だった。方が始まって初めてのことだと思う。準備ができていたのでこなせたが油断は禁物。油断なんてしていないのにね。

5742声 買い替えどき

2024年02月26日

午前中は動けたが午後はぐったり。疲れが出るのも歳とともに遅くなる。日用品の買い出し、包丁を研ぐなどして過ごす。少し前に自転車のブレーキが切れてしまい後輪のブレーキが効かない。もともとブレーキの調子が悪くだましだまし乗ってきたがこれ以上は危険である。近所の自転車屋を周り手頃な自転車を探すが、なかなかない。いったん諦めてビールを飲むことにした。

5741声 春はアリゴテ

2024年02月25日

遅くまで寝ていて家で過ごす。外は雨。家の中の気温もなかなか上がらない。夕方近くなりようやく外に出た。出た途端に鼻水が出る。花粉か。寒さか。本庄までワインを飲みに電車に乗る。手頃な値段で質の良いワインが飲める店がある。マスターの話を聞けばどれだけ仕入れに気を配っているかがわかる。豊富な経験からくる話の引き出しは、こちらの希望なだけ開けてくれる。「春はアリゴテですよ」値の張るピノやシャルドネを造るドメーヌもアリゴテはリーズナブルだと教えてくれた。強めの酸と仄かな苦みは春にこそ似つかわしいと。話を聞きながら飲むお酒はひと味違う。