雉が死んでいた。
我家の裏のプロパンガスの前で、横たわっていた。
それを発見したのは、ガスの検針に来たおばちゃんである。
しょうがないので、丸々太ったその雉を葬ったが、それから。
夕方になると、遠くで雉の鳴く甲高くもせつない声が聞こえる。
友達だったのであろうか、それとも。
つがい、だったのであろうか。
【天候】
終日、晴れ。
2013年04月13日
雉が死んでいた。
我家の裏のプロパンガスの前で、横たわっていた。
それを発見したのは、ガスの検針に来たおばちゃんである。
しょうがないので、丸々太ったその雉を葬ったが、それから。
夕方になると、遠くで雉の鳴く甲高くもせつない声が聞こえる。
友達だったのであろうか、それとも。
つがい、だったのであろうか。
【天候】
終日、晴れ。
2013年04月10日
今夜は俳句の会。
と言っても、先日私が頂いた新人賞のお祝いの会。
つまりは飲み会であった。
夜も更けてきた頃から、前橋にはしっとりと雨が降った。
【天候】
曇りのち夜半から雨。
2013年04月09日
世間では入社式とか入学式があったらしい。
らしい、と言うのは自身、まったくそう言う社会的芽吹きのような世界から、
隔絶された生活を営んでいるので、そのくらいの実感なのである。
午後四時の駅のホームに、まだちんちくりんの中学生たちがかたまってはにかんでいる。
その傍らには、白いプランターに植えてある一株の菜の花が、かすかにそよいでいた。
【天候】
終日、快晴。
2013年04月08日
桜が散ると、一年が早い。
てなことも無く、渋川市の北部に出掛けたら、まだ桜がだいぶ残っていた。
利根川沿いのある桜の古木は、空っ風に晒されているせいか、逞しく見えた。
素竹邸で色紙書き。
自分でも笑ってしまうくらい字が駄目なので、目を空けたりつむったりしながら、
なんとか書き上げてきた。
硯と筆くらい買おうかしらと、せつに思った。
【天候】
終日、快晴。
2013年04月07日
昨日は、古い友人と飲んだ。
場所は新宿の駅周辺。
私が、新宿駅構内にビアバーに一度行ってみたかったので、
地方住まいの二人には、ちと難易度の高い場所を選定してしまった。
このビアバーはやはり正解で、麦酒の鮮度、つまみの精度、
そしてなにより、一杯400円でお釣りのくる価格が魅力であった。
暴風雨の新宿を何件もはしごして、結局その日には帰れず、
二日酔いを引きずりながら帰路に着いた次第である。
【天候】
終日、風強く晴れ。
2013年04月04日
桜の時期の車窓は、面白い。
高崎から上京すると、一駅毎に桜が散ってゆく。
そう言えば、あれは先の震災の二年前ごろの五月初旬。
仙台へ向かうバスに乗車していた。
東北道を北上する車窓に、葉桜から徐々に桜の花がついている樹が増え、
目的地である仙台へ着く頃には、丁度、満開の桜が見られた。
季節を遡ってゆく面白さ。
田水に映る桜の空は、美しかった。
【天候】
終日、晴れのち曇り。
2013年04月02日
エイプリールフール。
季語では四月馬鹿及び万愚節。
「四月馬鹿」てぇな直訳も、随分とおもいきったものである。
では、寝る前にざっと30句くらい作ってから寝ようと思う。
【天候】
終日、快晴。
2013年04月01日
昨日の余韻が残っており、一日をほおけて過す。
表彰式会場から祝賀会会場への移動のタクシー車中から見た、
千鳥ヶ淵の桜の散り様の美しさは、きっと忘れないだろう。
【天候】
終日、曇り。
2013年03月31日
浅草で吟行し、その後の句会を途中で抜け出して、
星野立子賞の授賞式へ向かう。
会いたい人に会えたし、素竹さんや仲間も来てくれたし。
言うことはなく感無量だったのだが、その場のみんなで句会したなら。
きっと、面白いだろうなと思いつつ、ビールグラスをちびりちびり。
【天候】
終日、小雨交じりの寒い一日。
2013年03月30日
近所の小さな神社の境内の桜が、満開を迎えた。
桜の花よりも、滑り台の方がさくら色である。
そんなことにきづいているのか、いないのか。
二匹の狛犬は、じっと花を見ている。
【天候】
終日、曇りのち小雨。
2013年03月28日
近頃、更新が滞っているので、
奴は巷で行き倒れているのではなかろうかと、心配されている。
コップ酒を飲んでいる時の心境は、それに近い。
【天候】
終日、晴れ。