「かっこいい」の基準は人さまざま。
僕は、流行り廃りよりも、すみずみまで
思いが行き届いているモノ、コト、仕事を見ると
「かっこいい」と呟いてしまう。
お店の話。
そういった意味で「ザブン」もかっこいいけど、
前橋の「monsoon donuts」や「サンデールーム」、
高崎の「灯り屋」や前橋の「あわたま」、
家具の店だけど館林の「コト」など、
記憶に残っている店がいくつかある。
今日はじめて、高崎の「matka」に足を踏み入れた。
入った瞬間に鼻毛が引っ込むようなかっこよさである。
(こういう事を書く時点で、店にそぐわないことは自覚している)
住宅設計や家具デザインを行う旦那さんと、
マクロビオティック料理を教える奥さんによる
ギャラリー&カフェの「matka」。
経験豊富な目で選ばれた食器や家具が置かれている。
知人経由で「ナイトバザー」が行われることを知り、
ほうれんそうのお浸しなどが合いそうな中小組みの
赤い魚の模様が描かれたお皿を買った。
お皿を選ぶ自分の目、にはいまいち自信が持てないが、
この店主が選んだものなら間違いない!
と、会った瞬間に確信した。物腰柔らかなご夫婦だった。
若い頃はいわゆる「かっこいい店」が苦手だった。
自分はかっこよくない、というコンプレックスのせいかもしれない。
けれど今思うに、それは「表面的にかっこいい店」だったんだと思う。
かっこいい=本質を見極めている
と思うようになってから、そのかっこよさにはなるべく
触れたいと思うようになった。そういった気持ちで行く店は
一見敷居が高いように見えるが、外見で人を選ぶ店主は皆無で、
その店にあるものの事をとても大切そうに話してくれる。
そうして買ったもの、食べたものには、嘘がない。

Copyright 2007-2026 Crane Dance. All Rights Reserved.