何もしていないのに瞬時にして資産総額が増えるというのは一体全体どういうことかちっともわからずにいたが、
結局世の中は「出来事」じゃなくて「考え」ででき上がってるんじゃないかと思ったら、わかった気がした。
たいへんなことはたいへんなことだと思えばたいへんになるし、そうでもないと思えばそうでもない、というのと同じで。
そもそも私は、たいへんな「出来事」より、たいへんな「考え」の方が怖い。
2013年04月25日
何もしていないのに瞬時にして資産総額が増えるというのは一体全体どういうことかちっともわからずにいたが、
結局世の中は「出来事」じゃなくて「考え」ででき上がってるんじゃないかと思ったら、わかった気がした。
たいへんなことはたいへんなことだと思えばたいへんになるし、そうでもないと思えばそうでもない、というのと同じで。
そもそも私は、たいへんな「出来事」より、たいへんな「考え」の方が怖い。
2013年04月24日
昨夜の疲れで動けないかと思ったらそうでもなく。
ひょっとすると動けないのは明日かもしれないが。
調べたら松井田駅から高崎駅までは22㎞。
これは伊勢崎駅から高崎の観音様までの距離と同じ。
22㎞は長い。
これを歩ききる秘訣は、
やめないことの積み重ねと、
今この瞬間へ興味を持つこと なのだと思った。
2013年04月22日
荒天一過で真っ青な空。
どっかで見た色だと思ったら何日か前にユニクロで買ったパンツの色と同じだということに気づく。
そして気づけばビールの栓を開けていた。
ビールは闇よりも、
青空が似合う。
2013年04月21日
4月にしては寒い一日。
晴れ間の出た午後に赤城山を眺めたら雪化粧していた。
六合では昨夜から大雪だったらしく、
20㎝も積もったとのこと。
4月の天候が不安定なのは毎年のことだが、
それにしても20日を過ぎての雪は珍しいかもしれない。
木々が芽吹くとき、
まさにちょうど今この時期のことを「木の芽時」と言う。
木の芽時は天候ばかりでなく体調も不安定になりやすい。
冬場の疲労が湧いて出て来るのだろう。
いわれのない倦怠感が続いたりする。
こうなったらリセットが必要なのだと観念するしかない。
極力食べないようにすること。
食べる時はよく噛んで食べること。
甘いものは控えること。
酒を控えるのも必要かもしれないとちゃんと考えること。
2013年04月20日
怖さに直面した時に何かを頼りにしたいと思うのが動物で。
それはエネルギーの大きなものでないと、文字通り頼りにはならない。
直面した怖さに対して人間も含めて動物は、「怒り」で応じてしまうことがよくある。
それは怒りが、手っ取り早く自分で用意できるエネルギーとしては大きいから、
なんだろうと思う。
2013年04月19日
風の強い一日だった。
我が伊勢崎駅前の古民家はその影響で、漆喰の壁が剥げ落ちた。
今年はちょっと例年にない強さの風の日が多い気がする。
雨の音に比べて風の音は強弱が激しいから、
どこか威圧的に感じる。
夜になって静かになり、なにより。
2013年04月18日
今日から風炉。
抜井が好きなのは風呂。
そうじゃない。
お茶の稽古で、
冬が終わって暖かくなると火の元が変わる。
畳に切り取られた小さな囲炉裏から畳の上に設えた場所に。
その畳の上の炉のことを「風炉」と言う。
今日はお茶の稽古で、
今日からそれが風炉になったというわけ。
風炉になると使う道具も小さくなって、
たとえば柄杓も釡も。
これからの季節の大事は「涼を呼ぶ」こと。
そのためには何事もコンパクトに。
くべる炭もほどほどに。
所作は小気味よく。
2013年04月17日
どうも東京にいるらしいです。
そんなこと言ったってよくわかりませんよね。
そもそも抜井諒一が何者かすらわからない人がいるでしょうから。
しかし1926回も書き続けるというのはね、
すごいんですよ。
やってないからなんとなく見ますけどね私なんか。
この「鶴のひとこえ」、
どんな人が読んでくれてるんですかね。
たぶん彼は飲んだくれてるでしょうね。
2013年04月15日
突然ですけれど今日から少しの間、
これを書く人間が変わります。
昨日まで「鶴のひとこえ」を書き続けていた抜井諒一が、
どうもこの1926回も続けてきた大作を更新できない状況にあるらしいのです。
それで「一定期間、堀澤さんに書き手をバトンタッチ出来ればお願いしたい」と。
申し遅れましたが私、
抜井諒一とともにこのサイトを運営しております堀澤といいます。
今までこんなことはありませんでしたから一番心配してるのは私ですが、
彼が書ける状況になるまでの代演ということでよろしくお願いいたします。
それにしてもやりにくい。
「それにしてもやりにくい、なんて言わないよな、抜井は」
なんて考えてますますやりにくい。
ちなみに今確認しましたら、
2007年の12月までは私が書いていたのですが。
5年と3か月ぶり。
いまとなっては久米宏のあとの古館伊知郎の気分です。
真打ち登場までのつかの間の辛抱だと思って、
少しの間おつきあいくださいませ。
明日からはもう少し肩の力を抜いて。
2013年04月14日
庭にある柿の樹の若葉を、雀がしきりにつついている。
去年は沢山実を付けたので、今年はそれほど実らないかも知れない。
そんなことを考えていたら、二、三羽いた雀が、もう一匹も樹にいない。
いないけれども、近くにいるようで、ちちち、ちちち、と時折声が聞こえる。
【天候】
終日、雲多くも晴れ。
ここまで、抜井諒一が担当。
2013年04月13日
雉が死んでいた。
我家の裏のプロパンガスの前で、横たわっていた。
それを発見したのは、ガスの検針に来たおばちゃんである。
しょうがないので、丸々太ったその雉を葬ったが、それから。
夕方になると、遠くで雉の鳴く甲高くもせつない声が聞こえる。
友達だったのであろうか、それとも。
つがい、だったのであろうか。
【天候】
終日、晴れ。
2013年04月10日
今夜は俳句の会。
と言っても、先日私が頂いた新人賞のお祝いの会。
つまりは飲み会であった。
夜も更けてきた頃から、前橋にはしっとりと雨が降った。
【天候】
曇りのち夜半から雨。
2013年04月09日
世間では入社式とか入学式があったらしい。
らしい、と言うのは自身、まったくそう言う社会的芽吹きのような世界から、
隔絶された生活を営んでいるので、そのくらいの実感なのである。
午後四時の駅のホームに、まだちんちくりんの中学生たちがかたまってはにかんでいる。
その傍らには、白いプランターに植えてある一株の菜の花が、かすかにそよいでいた。
【天候】
終日、快晴。
2013年04月08日
桜が散ると、一年が早い。
てなことも無く、渋川市の北部に出掛けたら、まだ桜がだいぶ残っていた。
利根川沿いのある桜の古木は、空っ風に晒されているせいか、逞しく見えた。
素竹邸で色紙書き。
自分でも笑ってしまうくらい字が駄目なので、目を空けたりつむったりしながら、
なんとか書き上げてきた。
硯と筆くらい買おうかしらと、せつに思った。
【天候】
終日、快晴。