日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

2172声 三月

2014年03月04日

三月に入り、駅構内のポスターがさくら一色である。

去年が忙しかったせいもあろうが、

今年はいままでになく静かな三月を迎えている。

2171声 目前

2014年03月03日

冷たい朝。

春の雨とは言えど、あなどって濡れて歩いていたら、

体が冷えてしまった。 

爛漫の春を目前にして、気持ちも緩んでいる。

2170声 雪色

2014年03月02日

朝から細雪。

降雪の中を飛ぶ、色々な鳥にはもう春がある。

ひとしきり、雪景色を堪能して、下山。

高崎で軽く一杯の後、満席の列車で帰京。

2169声 結氷

2014年03月01日

無事に榛名湖に到着し、危惧していた程雪もなく、

結氷の湖を吟行できた。

都市部とは一変の雪景色。

俳句もよりも昼から飲めたことがうれしかった。

2168声 谷底

2014年02月28日

明日から榛名湖畔で、俳句の合宿である。

天候が悪いので、大雪が心配である。

以前にも、榛名湖まで行く大雪の参道で、

谷底に落っこちている車を幾度となく目撃した。

しかしながら、そんな危険を冒して行くほど、

大雪の凍湖はとても魅力である。

2167声 雨粒

2014年02月27日

雨降りの一日。

もう春の雨と言える、やわらかであたたかな雨。

雨粒の一つにも春の色がある。

そんなような句を作ったことがある。

2166声 窓側

2014年02月26日

あたたかな一日。

春めいてきて、何に気なしに、窓側の席に座りたくなる。

そんな心持ち。

2165声 弁当

2014年02月25日

から揚げ弁当を買った。

いわゆるコンビニ弁当と言うやつである。

それが、以前と比べ驚くほど簡略化されていた。

ご飯とから揚げとたくあん、内容物がこれだけなのである。

からあげの下に敷いてあるパスタやキャベツ、

レモン汁のパックもなければ、パセリ一つ添えていない。

脇役なしの作品と言うのも、味気ないものである。

ともあれ、398円と言う価格を維持するには致し方ないのであろうが、

そんな事を気にしながら食べている自分も、どうかと思う。

2164声 制服

2014年02月24日

はや二月最終週の月曜日。

進学や就職の決まった学校が休みと思しく、

通勤列車にディズニーランドへ向かう学生多し。

今も昔も、制服を着て遊びに出かけると言う感覚が、

一部の高校生たちの中に息づいているらしい。

2163声 写実

2014年02月23日

外房の入口あたりにあるニュータウンらしいニュータウン。

そこにあるホキ美術館で写実絵画を鑑賞した。

曇天でなければ、裏手に広がる公園の梅を、

見て回りたかったがそのまま帰路へ。

賞に合わせて句の選定することがとても億劫になって、

結局送るのをやめる。

2162声 部員

2014年02月22日

西日暮里の高校にて句会。

二月の為、受験組は居らず。

かわりに初々しい、中学一年生の俳句部員が居た。

俳句と言う器に彼らの青春がどうおさまるのか。

それを気にしている時点で、いささかさびしい。

2161声 日脚

2014年02月21日

二月と言うのは、どうも俳句を作る心持になれない。

日脚が伸びて梅の遅速をたずねる、良い季節だとは思うのだが、

日数が短いためか、印象がうすらぼんやりしている。

自身にとっても昼酒の句などが、多くある。

そして、今日も。

2160声 厄介

2014年02月20日

煙草飲みと言うのは、当然、自分の好きな銘柄を常用する。

酒飲み、と言うのは煙草飲みほどではないにしろ、

概ね、自分の好きな銘柄をもっているものである。

そして、煙草飲みよりも厄介なところが、その入れ物である。

中でも特に麦酒飲みは厄介で、中ジョッキならば文句なし。

と言う人ならば良いのだが、

ビアスタイルに固有のグラスを用いるというのが主である。

ギネスならがギネスの、ヒューガルデンならば、

ヒューガルデンのと言う具合に、厄介なのである。

厄介だが、それはもう俳句で言うところの十七音みたいなもので、

それでないとしっくりこない。

2159声 酒器

2014年02月19日

昨日に描いた小さな土鍋もそうだが、

酒飲みと言うのはつくづく手間がかかる。

麦酒には麦酒の、ワインにはワインのグラスが必要だし、

日本酒には猪口やぐい飲みと、

食器棚のスペースをどれだけ割けばよいのか。

客用なんて物を考えた日には、恐ろしい。

恐ろしいのだが、客用の酒器を選んでいる時は、

この上なく楽しい。

2158声 土鍋

2014年02月18日

このところ、頻繁に鍋を食べている。

食材を切って、煮る。

そのくらいしか、技術が無いからと言うこともあるが、

残った場合の片づけなど、色々な面で効率が良いからである。

カセットコンロが無いので、飲みながら食べていると、

食卓の上で冷めてしまうのが難点である。

小さな土鍋が欲しい。

2157声 暗鬼

2014年02月17日

快晴だが、今週半ばにまた雪の予報なので、

職場でもどこでも、そこはかとなく疑心暗鬼な雰囲気。

先週末はコンビニでも量販店でも、

買いだめしている人たちをたくさん見た。

2156声 東風

2014年02月16日

群馬の知人から積雪状況を聞く。

群馬県内は広範囲にわたり、道路状況が悪いと聞く。

都内及び千葉県平野部は車の走行に概ね問題はなし。

それよりも、今日はともかく風が強い。

 

残雪やごうごうと吹く松の風 鬼城

2155声 大缶

2014年02月15日

おぼろ。

と言うにはまだ原形をとどめすぎているが、

刻々と月がおぼろげになっている。

最近は、美味しくおでんを食べられる陽気が続く。

プレミアムモルツ大缶を一つ。

ハイネケン小缶を二つ。