日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

3552声 夏休みの宿題

2016年07月30日

わかる人にはわかってしまうのだが、めっかった群馬。7月を担当させてもらい、7月中に書き終えることが全くできなかった。このコラムは1日1つ、が基本である。本来はそれを毎日更新すべきなのだけれど、書かずに日が経ってしまい、7月の僕は特にひどかった。

 

そんな時でも、他の書き手の皆さんが僕を責めるわけではなく、顔が見えない読者さんではあるけれど「やれやれまたこの書き手は更新をさぼっているな」という程度の寛大な心で待ってくれている・・のかなと思い、期限過ぎてからバーッと書きました、はい。

 

このギリギリ感、むしろ今回のようなアウト感ってのは、恐ろしいことに「小学校の時の夏休みの宿題」から変わらないことなんだな。ほんと恐ろしい。夏休み中、日々何があったかの記述は最終日、いい加減にでも無理やり書くことができたけど、日々の天気はいい加減に書けないからね・・最終日にして友人宅へ駆け込み「天気写させて」とお願いしたことは、今なお覚えております。

 

仕事においては死活問題なので、どうにかせねばと思ってます。以上、反省終わり。

3551声 夏が来れば⑥

2016年07月29日

親父は、渋川の魚屋が経営不振でなくなったあと、中之条のゴルフ場の簡易宿泊所の用務員をやっていた。親父が亡くなった直後、一度も行ったことがなかったその仕事先へ挨拶をしに行った。皆さん口々に言うのは

 

「君のお父さんは優しい人だった。色々面倒みてもらったよ」

 

だった。それは、葬儀の際も変わらなかった。単に調子を合わせた挨拶ということでもなく、しみじみと言っている人が多かったように思うから、実際そういう人だったのだと思う。確かに、不機嫌そうな時はあっても怒る人ではなかった。

 

地域のために率先して何かをやるという事もなく、休日は丸1日でも自分の庭の手入れをやり続けられる人だった。結構早いけど、いい人生だったんじゃないかな、とも思う。

 

夏が来れば思い出す。

3550声 岩櫃(いわびつ)

2016年07月28日

NHK大河ドラマ「真田丸」の放送以降、東吾妻町の岩櫃山の来場者数が伸びている。

 

岩櫃山には昔「岩櫃城」と呼ばれた山城があり、そこでは真田昌幸、信繁、信之が共に暮らしていた。ドラマでも放送初期、そのあたりの描写がしっかりとされており、今なお変わらないオープニング映像では、「真田丸」というタイトルバックに岩櫃山を参考にした山城のイメージカットが入る。

 

ドラマを見る前も真田好きだから上田市には行ってたんだけど、岩櫃ははじめて来ます。という観光客にも数多く会った。大河ドラマ効果おそるべし。来月には、岩櫃城の最後の城主となったと言われている、出浦昌相を演じている寺島進さんが東吾妻地へ来町、色々な催しをくっつけた「岩櫃サマーフェスタ」なるイベントを行う。

 

岩櫃人気を支えるのは、町の観光関連の職員だけではなく、「岩櫃城忍びの乱実行委員会」の力も大きい。僕も副実行委員長なる肩書を担ってはいるのだけど、十分な働きはできていない。実行委員会は、毎週土日と祝日に、岩櫃山のふもとの密岩神社にて「おもてなしの陣」なるおもてなしをずっと続けていて、訪れたお客さんにお茶を出したり岩櫃グッズを販売したりしている。自分も一緒ではあるけれど、ボランティアでのその働きには、もう頭が上がらない。

 

一人でできることがある。一人じゃできないことがある。その両方を積極的に進める事こそが、天下取りの・・地元活性の必須事項であることは、言うまでもない。

3549声 山形

2016年07月27日

7/30に、ジョウモウ大学は開校5周年記念パーティーを行う。「ジョウモウ大学とは何ぞや?」という方はこのサイトをご覧になる方には少ないのかもしれないが、入学許可不要で校舎を持たず県内各地が授業場所となり先生もテーマごとに変わる試みである。このめっかった群馬の堀澤さんも抜井さんも、過去先生として授業を受け持っている。

 

記念パーティー前にはトークキャンパスという「外部から講師を招いての講演会」を行うことになっており、過去には雑誌「ソトコト」編集長の指出一正さんや、高崎出身でワールドミュージックと世界の料理に精通したサラーム海上さんといった実にジョウモウ大学らしい人のセレクト、楽しい会が行われた。今回は「中之条町出身繋がり」ということで、僕がちょっとした橋渡しを買って出て、山形で活躍するデザイン事務所「アカオニ」の代表である小板橋基希さんをゲストに招くこととなった。

 

山形と言えば僕は昔から「山形国際ドキュメンタリー映画祭」の大ファンであり、一度は東京事務局のスタッフもさせていただいたことがある。映画祭で訪れる山形の町は、何だか初めて来た気がしない雰囲気があり、それはどうやら「周りを山で囲まれていて、中之条とそう遠くない雰囲気だから」という無理やりな理屈で自らを納得させた覚えがある。山形に根付いて長い小板橋さんも同じようなことを言っていたので、あながち間違いではないのだろう。

 

その山形では、小板橋さんが広報デザインを務める「山形ビエンナーレ」という面白そうな催しも始まっており、今年に入ってからは「とんがりビル」と名付けられた文化のかほりがする集合ビルの運営も始まっている。そんな山形の動きと、ジョウモウ大学の5年間との間に関連性は見つけられるのか?見つかんなくても面白い会になるのは必至なので、何より僕が楽しみたいと思う。参加される方、よろしくお願いします。

3548声 ポケモンGO

2016年07月26日

最近、めずらしく2回も司会をやることになった。司会と言っても、最初に簡単な挨拶をしてあとは講師の方にマイクを渡す程度のことである。

 

まもなく始まりますので、携帯はマナーモードにしてください。
なお、講演中のポケモン採集は、ご遠慮ください。

 

これね、2回言って2回ともややウケしたよ。使えるのはあと半月位だと思うので、日ごろ司会業をやられている方は参考にしていただきたい。

3547声 夏が来れば⑤

2016年07月25日

この時期になると、日照りで暑い国道17号を横切り、当時暮らしていた学生寮から親父が入院していた循環器病院までを歩いたあの頃を思い出す。

 

母は車の運転ができず、前橋のその病院までマメに行くこともできなかったので、僕が親父のパジャマや下着を預かっては、寮の洗濯機で洗い、それをまた届けていた。

 

当時はまだ思春期をこじらせていて、将来について何の見通しも持てず、その時の親父は狭心症のカテーテル手術で、危機的状況でなかったのだけれど、家族含め皆不安で、やけに明るい踏切、カンカンカンという音が、なおさら僕を陰気にさせた。

 

 

もうじき、親父の七回忌だという。カテーテル手術から10年以上が経ち、そこそこ元気だった親父が心臓の調子でまたその病院に入院し、手術は一応の成功で安心したのもつかの間、術後の院内での自らの誤飲が肺に影響し、その数日後には亡くなってしまった。

 

管が入り話しもできない親父を見て、姉が泣きながら言った「お父さんがなんでこんな顏してるか知ってる?手術は成功したはずなのに、なんで俺はこんなことになってるんだ、って悔しいんだよ」という言葉が忘れられない。

 

毎年この時期になり墓参りなどをすると、親父について考えたりもするのだが、別れがそんな状態だったからか、今なおはっきり気持ちの整理ができない。ただ墓参りの日はいつも晴天で、手を合わせれば心の中で「俺はまだこんな状況だけど・・」という言い出しから始めることは、数年前から変わってはいない。

3546声 掌

2016年07月24日

アーツ前橋「表現の森」。今日はデイケアセンターのおばあちゃんが二人、センタースタッフの支えのもと、アーツ前橋を訪れ、観衆がいる中でアーティストと共に即興演奏会を行った。

 

一人のおばあちゃんは、演奏が活気づくにつれ、椅子から立ち上がり、そばにいた子どもたちと踊りを始めた。ところどころでハイタッチのように子供に向けて掌を差し出し、子どもたちは順々にその手に触れた。それこそ昔、踊りでもやっていたのかな。その一挙一動がきれいだなと思った。

 

あと、展示場所に設置された楽器を鳴らしてみるとわかるのだが、いかに自分が音を出すにあたりつまらない人間か、ということに気付く。つまりは「下手なりにどこかで聞いたことのあるリズムを鳴らそうと思って、出た音が面白くない」という事がわかるのだ。

 

そのへんに関して今回の展示のアーティストである石坂亥士さんは「老人たちが出すリズムは予測不能で、面白いんだよね」と言っていた。僕が楽器をつきつめてやることは考えられないので、それでもきっと年を経て色々を忘れれば、面白い音が出せるのかもしれない。

 

「老いての表現」などというと、舞踏家の大野一雄さんじゃないけど、「道をつきつめ続けた求道者だけが到達できる、余分なものをそぎ落とした本質的な表現」みたいなものを僕はイメージするのだけれど、ごく普通の人であっても、老いて出る個性・表現はあるのだと思う。

3545声 二パー

2016年07月23日

夏はタイ料理に限るよね!

 

と言っても群馬の山の中で生まれ育った人である。はじめてタイ料理らしき料理を食べたのは二十歳を過ぎてから。今もトムヤンクンとグリーンカレーとレッドカレーとイエローカレーとガパオくらししかしらない。あ、春雨のヤムウンセンもおいしいよね。

 

知人のSNSで、高崎市成田町の「二パー」というタイ料理屋を知った。店に車をとめて20歩ほど歩いたところには直営?の物販店もあり、ココナツミルクや粒が小さいタイのニンニクなども販売している。で、この店、昼のランチに行くと、日替わりのお任せメニューが勝手に出てきて、なんと追加料金なしでおかわりOKなのだ。

 

ランチは初めてだったが、今日はタイ米にひき肉とバジルを炒めたものが乗ったご飯や、パクチーが入ったあっさりスープ、見た目の何倍も辛いヤムウンセンが出てきた。何だか香辛料のおかげで、するする入っちゃうんだよね。おかわりもしたら、しばらく動けなかった。

 

世界にはまだ、食べたことのない料理がある。
それだけで、今日まだ俺死ねない。

3544声 表現の森

2016年07月22日

アーツ前橋の新企画展「表現の森」が公開となった。

 

高齢者のデイケアセンターに音と踊りのアーティストが足を運び、その様子を動画で撮影している話しは前に書いたけど、結果としては映像を3に分け、そのひとつは展示中央の大部屋の壁に映写していただけることとなった。相変わらずですみませんが、会期前ギリギリの仕上げだった。

 

壁に移される映像1では、老人たちの顏はあまり映さず、鈴や太鼓や変わった楽器を振ったり演奏したりする手のカットとまとめた。しばらくすると、老人たちとアーティストとが一体となって演奏する即興ライブも始まる。モニターで見る映像2は、老人一人一人の特徴・変化をまとめた。耳が遠い方もいれば、認知症を発症している方もいる。演奏すること、演奏できないこととによって、見えてくることがあったからだ。そして同じモニターで見る映像3では、このセンターに勤めるスタッフのインタビューを中心にまとめた。時に演奏の輪に入り嬉々として、人によっては外から冷静に一連の様子を語って語ってくださっている。

 

会場には、アーティスト石坂亥士さんによる、世界各地で集めた打楽器コレクションが置かれており、なんとすべて触っての演奏が可能である。ドンドンシャカシャカ、子どもたちも夢中になるに違いない。

 

9/25までの長丁場であるので、ぜひ行って楽器に触れ、「老い」についての考えを巡らせていただきたい。まだ見てないけど、他の展示も見応えありそうです。

 

アーツ前橋 表現の森 協働としてのアート
https://www.artsmaebashi.jp/?p=7513

3543声 プリンセス天功

2016年07月21日

庭先に停められた車の後方タイヤに蝉の抜け殻がくっついていた。隣には、まだ白緑色した羽化したての蝉。あと数時間遅ければ、きっとプチである。近場で棒切れを探し、つついてやろうかと戻ったらすでに蝉は地面に足をつけていた。力なさげにブーンと飛んでいく。

 

プリンセス天功ばりのイリュージョンを見させてもらったよ。

3542声 なかのじょうのうた②

2016年07月20日

以前書き込みをした中之条町の観光映像・春編が公開されています。今回は1つめということもあり「ザ・観光映像」的な作りにしたけれども、夏編以降はより柔軟なものを、中之条町観光商工課の方たちと企画しています。

 

今中之条町は「花と湯のまち」をキャッチコピーにしていて、「湯」については四万温泉、沢渡温泉、六合温泉郷など知った方も多いのではと思うけれど、撮影前の正直な話し「花」については、僕自身が「そうだろうか?」という状態でした。でも、この仕事を通して町内各場所場所の春の花、その花に関わる人々、その花をよろこぶ人々を見て、「花のまち中之条」も、胸を貼って言えるよな、と。

 

春以外ももちろん、いろんな花が咲きますので、おいでませ中之条!です。

3541声 白くまアイスバー

2016年07月19日

作家の絲山秋子さんが今、前橋のフリッツアートセンターで「絲山房」と称した公開書斎をやっている。ファンやお客さんが来る中でどう執筆できるのか、器用な人だなと思いつつ、僕は本人にお会いしたこともない。

 

絲山さんのツイッターもフォローしているのだが、ツイッターを通じてのファンとの交流もマメだ。まるで洞窟に篭るかのように外界をシャットアウトして一字一句書き連ねる作家さんもいるのだろうが(絲山さんにもそういう期間はあるのだろうが)、このように開かれた様子で作品を書く作家さんというのも面白いと思う。

 

絲山さんが「好きなアイスをみんなで投稿しよう」みたいな書き込みをしていた。気がする。僕は、3年位前かな、グリコの「アイスの実」が劇的においしくなっていて驚いたのだけど、この夏は「白くまアイスバー」を愛している。鹿児島発祥のフルーツたくさんかき氷白くまも、近年コンビニ等で見るようになり、今はアイスバーにもなっているのだ。

 

多い時は1日1本食べていた。ただこのようなアイスの欠点は、すぐに販売中止になること。アイスだもの、知り合いの貯蔵庫をお借りして、1年分位買いだめしとこうかしら。結局絲山さんとは全く関係ない話しで、筆を置きます。

3540声 気付けばもう

2016年07月18日

年取ると、時の経つのが早くなる。なんて言います通り、年を追うごとに一年が、あるいは一日が短くなっているような気がいたします。

 

・・どこかで見た気がしますか?このサイトのトップページにずっと前から書いてある、多少埃をかぶっているようで、でも古びない言葉です。

 

ほんと、ここ10年ばかりは時の早さばかりを痛感し、この前めっかったメンバーで正月の俳句ingをしたつもりでいるのに季節は半年以上が過ぎ、今は真夏。田舎に暮らしているとはいえ、自然に寄り添う仕事をしているわけでもないので、気づけばもう!は日常茶飯事。その気付けばもう!の代表格に「祭り」がある。

 

夏の祇園祭り、冬の鳥追い祭り(中之条)。その度に気付けばもう!と焦りも混じった何かを感じるわけだけど、なぜ祭りを特にそう思うのかと考えた時に、僕が生まれ住んでいる地域は昔から「祭り不参加地区」なわけです。「中之条町3区夏祭り」と称して小さくやっていた頃もあったけど、少子化で中止となり、夏も冬も身近でやっている祭りが「外から目線」になるんだな。昔っから。

 

つまりは、祭りを強く意識する心理として「寂しさ」を伴うからなのではないかと。少年の頃はもちろんのこと、この年になっても。

 

「なら同じ町内だし、参加する?」と誘われても話は別。大変そうだし(おいおい)。窓の外の喧騒を聞いて、気付けばもう!と一人思っている位が良いと思っている。

3539声 うた種

2016年07月17日

中之条町から小野上方面に向かい、中之条町の東ぎりぎりのところあたりに「うた種」というかわいらしいお店ができた。

 

ここはずっと前に「ともいき」という名前の、中之条にしては高級なレストランだったらしく、学生時代の僕は行ったこともなかったのだけれど、町の人はわりと「ああ、ともいきの場所か」と懐かしむようだ。

 

店主は、中之条町つむじのショップ・カフェを立ち上がりから支えてきた女性。一念発起で店を持つ決意をし、旦那さんも忙しい仕事の合間をぬって店作りを支えていた。まずは二十年近く放置されていた敷地の草刈りからはじめ、店内も業者でなければいけない所以外はセルフでリノベーションしたのではなかろうか。

 

営業時間外に外でバーベキューをやるからと、招待してもらった。見せてもらった店内は、店主が見惚れた小物雑貨・皿などが並び、優雅にコーヒーを飲めるテラス席がある。料理販売はないようだけど、つむじにいた頃から古布の販売市などを企画していた彼女らしく、これから、好きなひとが集まってひらすら編み物に没頭できるスペースを作るという。思いのある店、思いのある夫婦なので、根強いファンがつくことを願いたい。

 

うた種
http://utatane100.wixsite.com/utatane

3538声 モノづくりの音

2016年07月16日

中之条町四万温泉に県内各地からモノづくり作家が集まり、参加者は作家に教わりながらモノ作りができる「温泉郷クラフトシアター」が始まった。作れるモノは多岐にわたり紹介は長文となるので、下記リンクよりざっと内容が見渡せる動画を見ていただきたい。

 

県内でも、ぐんまの森で行われている「クラフトフェア」を筆頭に、各地で個人作家・小規模メーカーによる手作り品の販売市が行われていると思う。多くに足を運んだわけではないが、それらとこのクラフトシアターが違うのは、参加作家が濃すぎる・・のもそうだけど、やはり「一緒にモノ作りができて、世に1つだけの自分のモノが作れる」ところにあるのではないかと思う。

 

モノが多い時代だからね、それくらいの思い入れがないと、感情を纏ったモノってのはなかなかない気もするのだ。そしてそんな作り手と買い手の関係こそが、今時代のモノ作り作家の道すじでもあるのだろう。

 

トンチンカンチン・ダダダダダ・ぎっこんばったん・コンコンコンと、四万温泉にはモノづくりの音が響いております。

3537声 おつかれSUMMER

2016年07月15日

新聞代配午前五時。

家の前の坂で体育座りをした男の子。

「ありがとう」と声かけ新聞を渡すと

「おつかれさまです」と受け取り家の中へと駆けていった。
おつかれSUMMER おかげSUMMER
お中元のキャッチコピーみたい。

3536声 うめまつ

2016年07月14日

「中之条町のおいしいものは何ですか?」

 

と聞かれるとやや困る。六合の「野のや」と「くれさか」の蕎麦は絶対におすすめだし、おしゃれそうな女子に聞かれれば伊勢町の「山乃気」の水を使わず果実で作ったカレーはおしゃれだぜ、と答えたり、少しでも僕と似た空気(体形?)の人には「らーめんダイニング庵」のラーメンは、良い、とプッシュしたりはするのだが、万人が言う「中之条ならこの店」はなかなかないのではと思う。

 

そんな中でも多分上位になるのが、伊勢町の「うめまつ」だ。ここは蒸し焼きにしたようなわりと太麺な焼きそばがメイン。今時期は種類豊富でいい氷を使っているかき氷が食べられて、ところてんもある。冬は鯛焼きも焼く。つまりは地元に愛される昔ながらの店、今で言うところの「中之条のソウルフード」的な位置付けだ。

 

この時期、かき氷がうまい。僕が好きなのは甘い茹で小豆を氷の中に忍ばせ、たっぷりの練乳がかかった「ミルクあずき」。刺さったスプーンを抜くと氷がこぼれる位、山盛りに削られた氷。シャクシャクと口にかっこむと、口から喉もとにかけて涼が通りすぎる。そして頭にキーンという痛み。書いてて今、行きたくなったよ。

 

ちなみに、この店には同級生がいた。もちろん仲が良かったからだけど、小学生のころは嬉々としてこの家に遊びに行ったものだ。だって、お昼の時間になると、焼きそばが出てくるんだもの!でもその同級生も弟も、町外で仕事をしており、お父さんお母さんが焼きそばを焼かなくなった時は・・なんて野暮な事は言わずに、また足を運ぼうと思う。

3535声 夏が来れば③

2016年07月13日

この春から、ビデオカメラはsonyのHXR-NX100を使用している。これはフォーカス・絞り・ズームの調節をレンズ付近の3連リングによりマニュアルで微調整でき、絞りを最大限開放にしNDフィルターで遮光をすれば一眼レフ動画まではいかなくても人物の背景をボカして撮ることが・・ビデオカメラ、そんなに興味ないですよね。

 

会社でこのカメラを購入するまでは、いざという撮影時には高崎の映像制作会社からレンタルしていた。動画制作は事業としてはまだ駆け出し時だが、だんだんと社内外に認知が広がってきて、嬉しいし、もっとしっかりやらねばと思う。

 

「映像に興味をもったきっかけは、親父の8mmなんですよ」

 

と、まるで仕込まれた昔ばなしのように話すことがある。実際僕の父はまだフィルムの時代の無声8mmのカメラと映写機を持っていて、年に数回は部屋をまっくらにし、壁に向けて家族の映像を流す家族上映会を行っていた。

 

ノイズが走るちょっとピンぼけの映像には、「けんいち5才たんじょうび」と書かれた張り紙や、姉弟3人が夢中になってケーキを食べる様子、尾瀬の湿原歩き、姉の運動会などが映っていた記憶がある。親父は若いときからそういった撮影が好きで、アナログテープのやたらと思いビデオカメラもあった。学生時の僕は、それを無断で借りて、学生寮でドラマ丸パクリみたいな幼稚な映像を撮ったりした。思えばそれが、と思えなくもないのだ。

 

8mmフィルムは、まだ家の押し入れで眠っている。もうカビて使い物にならないかな。それを映写する機会は、この先あるのだろうか。