日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

3586声 好きなもの

2016年09月04日

日をまたいでの記述。
昨日は伊勢崎の駅前で商店会主催の祭りがあり、そこにもつ煮を届けた。
仕事も住まいも高崎が中心だから、伊勢崎にいくのは久しぶり。
会場には知りあいが多くいたが、私はなんだか落ち着かない感じだった。
祭りもそこそこに、緑町の行きつけの寿司屋に移動した。
いつもここに来ると、お銚子を頼んで何貫か握ってもらう。
昨日はいしがき貝のにぎりがうまかった。
赤身も。
祭りでもらったブランデーが効いたのか、少しの日本酒で酩酊。
久しぶりの再会を楽しむ間もなく、早々と店を後にした。
酔い覚ましのつもりで実家の方角へと歩く。
その昔赤線だった緑町は家が密集していて路地が多い。
少し前まで駐車場だった場所には、オシャレな今風の家が建ち並んでいた。
夜の店の明かりは少ない。
そういえば魚新のマスターが先月亡くなったと寿司屋で聞いた。
特にどこか患っていたわけではなく、体調を崩して入院して、そのまま逝ってしまったらしい。
好きな人がまたいなくなった。
道路端で、肌着姿のかなり太ったおばさんと、孫らしき子供二人が花火をしていた。
路地裏ならではの光景である。
それがあるから落ち着かない気持ちをなだめることができる、という光景でもある。
好きな人や好きな場所、好きな風景があるから生きていられると、歩きながら考えていた。
そういうものは年とともに、自然と少なくなる。
好きなものが少なくなっていることに一旦気づくと、程なくして、新たな好きなものを見つけにくくなっている自分にも気づく。

3585声 怒鳴り声

2016年09月03日

午前9時、隣のおじさんの怒鳴り声が聞こえる。
久々だ。
7月の中旬くらいまで四六時中聞こえていた怒鳴り声は、夏が近づくにつれて、静かになった。
静かであるのが当たり前なのだが、今までのべついきり立っていた人が急に静かになると、心配もする。
いよいよ入院でもしたか?
お縄になったか?
本当にそんなことを考えては折に触れ隣の家に目をやっていると、あるときおじさんが庭でタバコを吸っているのを見かけた。
自分を落ち着かせるためなのかどうか、おじさんはよく、庭をうろうろしながらタバコを吸う。
元気そうには見えないが家にはいるんだなと思った。
その後夏の間中静けさは続き、今日になってまた、突然大きな声が聞こえてきた。
季節の変わり目で、不安定になりやすいのかもしれない。
感情はアウトプットされたら回収されなければならない宿命にある。
回収されないと、感情は宙に浮いたままいつか誰かの、一番デリケートな人の元に降り注ぐ。
だから、感情は誰かがそのときそれを引き受ける必要がある、というものでもある。
おじさんの感情はどうやら、誰にも拾ってもらえている感じがしない。
そうなれば必然的に、そのアウトプットされた感情を最終的に引き受けなければならなくなるのはおじさん自身である。
借金を負うのと似ている。
出してしまった感情はいつか返済を迫られるように、人生はそのようにできている気がする。
それが心配だ。
SMAPの中で一番心配してるのは慎吾ちゃん、である理由も、同じである。

3584声 寒気

2016年09月02日

朝はあれだけ涼しかったのに、午後2時を回ったあたりから、気温が一気に上がっている気がする。
西日の当たる場所だから、よりそう感じるのかもしれない。
体温と精神の状態とには、関係があると思う。
リラックスすれば、体温は上がる。
ストレスや恐怖心を感じたときは、体温は下がっているのではないか。
怪談話で寒気がするのは、おそらく間違いじゃない。
それは、裏を返せば、体温が下がると恐怖心は強くなる、ということでもあるように思える。
基礎体温はほどほどに高いほうがいい。
だから加えて、体温の高さは安心感を生む、ということもきっと本当で、安心してしまうと無防備になるのが動物だとすると、体温の高い人は無防備、ということもあながち間違いではないのではないだろうか。
それが証拠に、子供は体温が高い。
用心深い子供は、体温が低い傾向にないか。
きっとそうにちがいない。
一体、ー何を書きたいのか。
15時を過ぎて、そろそろ陽が傾いてきた。
向かいの美容室から、いつものように三味線の音が聞こえてくる。
これがまたとても上手なのである。

3583声 陰性過多

2016年09月01日

何を思ったか、朝から空腹のまま、コーヒーを飲んだ。
飲みたかったのである。
昔からコーヒーを飲むと、頭が痛くなる。
全てのコーヒーでそうなるわけではなく、痛くならないときもある。
その幸福感を知っているために、ついまた飲んでしまう。
そうやって動けなくなる。
昼飯を食べてもどうもダメ。
コーヒーを飲んで頭が痛くなる確率は、およそ3〜4割くらい。
それでもきちんとしたコーヒーを選んで飲んでいるつもりでいる。
頭が痛い自分をなだめていると、そこにまた嫌気がさして、頭痛はさらに増す。
回復の兆しなく、振り込みの用事で銀行へ。
頭が痛いと、人間はハンドルをしっかり握る。
車はエンジンをかければ自動的に、ドア横のスピーカーから低い声で、既に登録された中島みゆきの歌が流れるようになっている。
「何かに急かされて 息を詰めすぎたね
ひとまず普通に 呼吸をしてみます」
この人はいいことを言う。
「切符をください私にも それだけ言いたかった
あばうとに行きます そんな時もあるでしょう
あばうとに行きます そんな旅もあるでしょう」
中島みゆきはコーヒーが平気な体質かどうか、できることなら聞いてみたい。

3582声 初出店

2016年08月31日

クラフトビア協会として初めてイベントに参加する。9月10日(土)高崎市鞘町にて。正午より国内外のクラフトビアを販売する。協会の長老二人と厳選仕入れ中。夏の終わりに昼間からクラフトビアをどうぞ。では堀さん、遅くなりました。

3581声 風の便り

2016年08月30日

アーツ前橋で開催されている企画展「表現の森」へ。当コラム執筆者の一人である岡安くんが撮った映像が、作品の一部として流れていた。老人ホームが題材であったが、岡安くんらしい優しい目線の映像で心が和んだ。最近会っていないが、活躍の幅を広げているよう。

3580声 ルノアール展②

2016年08月29日

ルノワールは人物、特に女性を多く描いた。
光を吸い込んで輝くような肌を持つ女性が好きだったという。
リウマチに罹患しつつも、筆を手に巻き付けて描いたという
最後の大作は、豊満な女性が想像の世界にいるような大作だが
彼が晩年に到達した、精神の豊かさ、安寧に包まれているような
見ていて幸せになる作品であった。

3579声 ルノアール展①

2016年08月27日

国立現代美術館で行われていルノワール展へ。カラバッジョなどは苛烈な人生を歩んでいた感じが絵にも表れていたが、ルノワールは巨匠といわれる画家には珍しく、幸せな人生を歩んだんだろうなと思わせる。

3578声 シンキチ醸造所③

2016年08月26日

しかも、行けば堀さんに会えるのだから、これは楽しい。久々に堀さんの料理食べた感じがしたが、やっぱり旨い。そして落ち着く。ビアの醸造は早くて年末とのこと。堀さんがどんなビアを造るのか楽しみであるが、飲み屋としても良い店である。

3577声 シンキチ醸造所②

2016年08月25日

ホッピーが似合いそうな店内だが、クラフトビアの樽生が3種も飲める。ビアにストレスを与えない注ぎ方を更に工夫したとのことだが、一段と旨くなった気がする。

3576声 シンキチ醸造所①

2016年08月24日

堀さん新たにオープンしたシンキチ醸造所。良い。昔床屋だったというお店は、もはや街に馴染んだ名店の雰囲気。カウンター6席ぐらいかな、ビール箱に座り、ラジオからは野球中継。完全に昭和の佇まい。

3575声 金山城③

2016年08月23日

本城跡の山頂には新田神社がある。関東平野を一望でき、森の中を歩く散策コースのように城址を巡ることができる。気持ちの良い場所である。駅からのアクセスに難があるが、次回はビール片手にゆっくりと往事をしのんでみたい。

3574声 金山城②

2016年08月22日

標高239mの金山山頂の実城(みじょう)を中心に、四方に延びる尾根上を造成、曲輪とし、これを堀切・土塁などで固く守った戦国時代の山城。特筆されるのは、石垣や石敷きが多用されていることで、従来、戦国時代の関東の山城に本格的な石垣はないとされた城郭史の定説が金山城跡の発掘調査で覆されたこと。

3573声 金山城①

2016年08月21日

太田の金山城を初めて訪れた。1469年(文明元年) 新田一族であった岩松家純によって築城される。以降、1528年(享禄元年)に由良成繁・国繁親子、1584年(天正12年)には北条氏と主は変わったが、上杉謙信の攻撃を退けるなど、日本100名城、関東七名城の一つとされる。

3572声 童心

2016年08月20日

今年初の台風上陸。記憶のある限り、台風は群馬を夜通過するものだが、今回はお昼から夕方にかけて通過する。隣の上司が子どもみたいにワクワクすると言っている。

3571声 県民性

2016年08月19日

作新学院が甲子園で優勝した。秋も春も県大会で優勝できなかったチームが、1戦ごとに力を進化を続けた結果とのこと。ちなみに優勝した瞬間、たまたまJR宇都宮に居り、地元民の歓喜の瞬間が見られるかと期待したが、歓声を挙げる人もなく、何も変わらず。。栃木県の方は奥ゆかしいのかな。

3570声 BREWERY③

2016年08月18日

久しぶりの宇都宮。堀さんがビア醸造の修行をしてた時以来。BLUEMAGICは相変わらず変態なビールを造ってる。市内の美術館の現代アート展も2件はしご。ローカルバスに揺られ郊外の田園風景が気持ちよかった。良い夏だ。

3569声 龍燕

2016年08月17日

今まで飲んでた生ビールの概念を覆されるほど、旨い生ビアを出す店に出会った。草津の湯畑を一望できる2階にある中華料理屋である。一言で言えば、非常に滑らかなビール。上品で繊細な炭酸がスルスルと喉を通る。おなかにまったく溜まらない。故に自然とおかわりしてしまう。天下の草津温泉ではなく、このビールを飲みに全国から人が訪れるというのも納得。店長のこだわり方が素晴らしい。