日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和7年度は4月(す)5月(堀)6月(坂)7月(ぬ)8月(岡)9月(す)10月(堀)11月(坂)12月(ぬ)1月(岡)2月(す)3月(堀)の順です。

189声 商店街&七夕&蕁麻疹

2008年07月07日

今日は七夕である。
と言っても、毎年何をするでもなく、
ニュース番組で流れる、各地の七夕行事映像で気付く事もしばしば。
しかし今年は、ちゃんと笹飾りに短冊を結んできたのである。

先週、高崎中心市街地を取材撮影に訪れた時の事。
中央銀座通り商店街(地元民は略して「ちゅうぎん」と呼ぶ)に通りかかると、
アーケード商店街の中に、綺麗な七夕の笹飾り。
「ナントカ保育園」だとかの名札がぶら下がっていたので、地域ぐるみのイベントなのだろう。
懐古的雰囲気が郷愁を誘う商店街に、笹飾りに付いている彩色の短冊が風になびく。
ってな光景は、非常に風流である。

しかし、「綺麗だ」と感慨に浸りつつも、短冊に書いてある文字を無意識に読んでしまう。
「大学に受かりますように」
「健康で長生き出来ますように」
なんてのは、率直で正統派な願いである。
中には、
「ずっと一緒に居られますように ○男と○子」
「(ハート型の中に)○男&○子&PEACE」
なんて、いささか読んでいるだけで、蕁麻疹が出そうな短冊。
そして意味深な、
「お父さんが帰ってきますように」
「来年は大丈夫になりますように」
など、背景を考えさせられる短冊もある。
まぁ、意味深なモノに興味を魅かれるのだけれど。

さて、私の書いた願いはと言うと。
もちろん、「鶴のひとこえ」を毎日読んで下さっている方々の、健康とご多幸。
あれ、なぜか蕁麻疹が。

188声 断続駅

2008年07月06日

夜半過ぎ。
断続的に降り続く雨。
片腹痛し。
しかしこれは、嘲笑的見地では無く、
単純に、ビール及びたこ焼きの過剰飲食によるものと推察される。

断続的に降り続く雨。
断続的に鳴き続く蛙。

耳の奥に残る笑い声がはじける。
やはり断続的に。

187声 第三回ワルノリ俳句ing終了と相成り

2008年07月05日

第三回ワルノリ俳句ingも本日無事に終了。
まず結果、特選は私が防衛。
ワルノリ賞は、堀澤氏が奪取。
当日の模様は、クレインダンス情報に後日掲載予定。

今回は、前橋、渋川、赤城町と、非常に内容の濃い俳句ingと相成り。
途中昼食は、渋川市街地路地裏の食堂「ニコニコ亭」。
丼から、大ぶりなカツがはみ出してるソースカツ丼と、
五臓六腑に万遍なく染み渡る、冷えたビール。
俳句ing参加者一同、しばし五・七・五を忘れ食・飲・食。
テーブルの端、麦わら帽子が折り重なって積んであって。

186声 放置民氏(ホーチミン市)

2008年07月04日

「家族向飲食店陥落セリ」
って、電報を打たねばならぬと感じた、正午過ぎのファミレス店内。

主婦なのである。
それも、少人数ではなく店内の席を埋め尽くさんばかりの数。
もはや、ファミレスを占拠した主婦連合軍と言った光景。

正午過ぎは、比較的若年主婦が多い。
その大半が子連れ。
とくれば、繰り広げられる惨劇は大体察しがつくであろう。

来年小学生ってな小僧兄弟共が、店内を喚きながら走り回り、
しまいにゃ、テーブルのグラスを倒しちゃって母親から大目玉。
しかし、最近の若い主婦ってのは、と言っても、
おそらく私と同年代と見受けられるので20代後半。
その位の主婦ってのは、おしなべて行動及び言動が稚拙なのである。

まず目に付くのが、ながら食い症候群。
なんたらハンバーグランチをつつきながら、携帯電話をいじりながら、友達と喋りながら。
時折、素っ頓狂な笑い声をあげて、シンバルを叩くチンパンジーの玩具の様になってるお母さん。
子供にも影響して、携帯型ゲームに熱中しながら、お子様ランチのチキンライスを一口。
こんな風に、ダラダラとながら食いする親子の図ってのは異様である。

そして、好きな物だけある程度食べ終わった小僧共は、店内鬼ごっこ開始。
一方お母さん連中は、旦那の愚痴か昼ドラの話か、益々駄弁りに花を咲かせて子供に関せず。
そんで、まだハンバーグをつついてる。

「子供そっちのけで駄弁っているママさん」とかけて、「ベトナム最大の都市」と解く。
その心は。

185声 挨拶の一句

2008年07月03日

いよいよ今週の土曜。
明後日に迫った「第三回ワルノリ俳句ing」。
そこで、新たなお知らせが一つ。

「挨拶の一句」を携えて来て欲しいのである。
当日の朝起きて、集合場所の前橋駅までに来る道すがら、
通り過ぎる風景の中で一句したためる。

それを、前橋駅に集った俳句ing参加者たちが、各々発表する。
つまり、堅苦しい挨拶は抜きにして、挨拶代わりにサラッと一句。
そんで、いざワルノリ俳句ingっちゅう粋な算段なのである。
いかにも、自己紹介が苦手な男が考えそうな手法。
って事は置いといて。

なぁに大丈夫。
駅のホームで電車を待ってる時だとか、着くまでの電車内だとかで考えりゃあ心配ない。
麦わら帽子かぶった怪しげな大人が、缶ビール片手に一点を凝視して五七五をブツブツ。
こりゃまぁ、チト心配である。

詳しくはクレインダンス情報にて↓↓↓

184声 昨日の興は冷やし中華

2008年07月02日

昨日入った高崎の蕎麦屋で食べた、冷やし中華。
「蕎麦屋のラーメンは邪道」
なんて意見を耳にするが、邪道でもヘチマでもヨイヨイ。
大いに良いのである。

「冷やし中華」ってのもまた、その伝来及び解釈の差異が顕著に現るメニュー。
「中華丼」と同じく、「中華」って括りが既におぼろげ。

そして、昨日の冷やし中華。
まず見て、色合いのバランスがおかしいのである。
どうも、金糸玉子がのっておらず、若干華やかさに欠けている。
具材を並べると、胡瓜の千切り、蒸し鶏の千切り、ナルトの千切り、
トマト、レタスが麺の上にのっており、脇にはベッタリとマヨネーズ。
なかなか野菜が多くてヘルシーなどと、若女子の様な台詞が浮んだ矢先。
隣の席で食ってる、オッサンの定食の付け合せサラダの具材と酷似している事に気付く。
そして器は、「冷やしたぬき」と一緒。

さりとて、こんな冷やし中華もまた一興。
ええじゃないか。

183声 街ん中の色彩

2008年07月01日

本日一日。
取材撮影で、高崎市街地をカメラ片手にめぐりめぐる。
その中、高崎の旧市街地にあたるアーケード商店街、
「中央ぎんざ」をそぞろ歩く。
七夕飾りが施され、華やかな商店街。
所々のシャッター通りが目立つが、八百屋で胡瓜を選んでいる小母様の横を、
自転車が走り抜け、笹飾りに付いている彩色の短冊を揺らす。
なんて光景は、非常に風流である。

その先は、スクラップ&ビルド式都市計画で、綺麗に高層ビルが立ち並ぶ街中。
セレクトショップの軒先を闊歩する、最新ストリートファッションでキメた、
くわえタバコのグラサンネェーちゃん。
なんて光景は、世情の時流である。

街ん中は午後二時四十五分。
街頭広告の「BEER」に流し目。

182声 滅入るMonday

2008年06月30日

気が滅入る日。
ちゅうのは誰しもあると思う。
そんな日は、酒でも飲んで意識をおぼろげにしつつ就寝。
これに限る。

しかし、そんな日に限って星座占いを見ると、
自分の星座が絶好調だったりする。
余計滅入る。
ふて寝入る。

181声 ナメクジ劇場

2008年06月29日

今日は疲れた。
集中疲労型の一日であった。

遠出をした。運動をした。散歩をした。
そう言った類の、ハツラツとした事は何一つしていない。
じゃあ、何。
サウナである。
厳密に言うとサウナ&水風呂。

朝から雨。
それに伴って、自室にてナメクジ人間化。
宵闇迫る頃、ノソノソ外出。
自堕落な一日で摂取したカロリーを、サウナで一気に減価償却しちまおう。
って寸法。

向う先は、近所の日帰り温泉。
そして、もっぱらサウナ室で篭城。
まるで、塩かけられたナメクジの如く苦悶。
やがて、朦朧とする意識退の鍔際で外室。

向う先は、目前にある水風呂。
そして、頭から冷水を三回浴びる。
まるで、滝行で打たれているかの如く苦悶。
やがて、朦朧とする感覚麻痺の鍔際でギブ。

そんでまた、サウナ室で塩ナメクジ人間化。

コレを繰り返す事三回。
スリーローテーション。
流石にローテンション。

生気を失った干物ゾンビ状態で、帰宅。
すぐさま飲んだ冷えた缶麦酒で、蘇生。
結局、摂取したカロリーは不良債権化。
ナメクジ劇場にて集中疲労公演を披露。

180声 自戒節

2008年06月28日

もう180声である。
と言う事は、私が書き始めて約半年。
長い様で長かった。

さてこっから半年。
今年は、正月の餅を買えるのだろうか。
その前に、冬の寒さを凌げるだろうか。
いやその前に、秋の物悲しさに耐えられるだろうか。
いやいやその前に、夏の海原を泳ぎ切れるだろうか。

物価の上昇はいつまで続くのだろうか。
銭湯の未来は切り開らけるのだろうか。
自分の未来をも切り開けんのだろうが。
まったく。
自画自戒。

不安は尽きぬ、さりとて181声はやって来る。
厳かに突破。

178声 宵っ張り 失跡の誘 コーヒーゼリー

2008年06月27日

また宵っ張りである。
どうしてこう、もっと効率よく書き進められないのだろうか。
全くもっていやはや。
などと、自責の念。
同時に、失跡の誘。

そうやって、睡眠時間が短縮。
そうすっと、脳内器官が収縮。

若者の流行、自然な感じのダメージ加工。
私の脳味噌、天然な感じでダメージ加工。

3パック入りのコーヒーゼリー。
3ついっぺんに食器にプッチン。
クリープも3ついっぺんに投入。
その3つ一気食いしてから寝よ。

179声 夜の底に或る内容

2008年06月27日

「内容が無い」

最近、この様なありがたいお言葉を賜り候。
毎晩、ズルズルと沈没して辿り着く夜の底。
焦燥、感が極度に高まって行くPCの前の私。
意気、すでに消沈しつつ捜索中の蜘蛛の糸。

それはともかく、悪酔い。
そうじゃなくて、ワルノリ。
「第3回ワルノリ俳句ing」の詳細内容を、
「クレインダンス情報」に今しがた記載。
内容はそこにある。

クレインダンス情報↓↓↓

177声 苦い経験

2008年06月25日

「にげぇ」
って朦朧としてる脳味噌に、矢になって刺さる感覚。
洗面台の脇に置いたチューブ容器を良く見てみると、それ洗顔フォーム。
私が手に持ってるのは歯ブラシ。
またやってしまった。

年に一度か二度やってしまうのである。
歯磨き粉と洗顔フォームの取り違い。
万年寝不足の朦朧脳味噌なので致し方ないが、いつもビックリする。

だけど、逆パターンの歯磨き粉で洗顔ってのは経験が無い。
泡が立たないからすぐ分かりそうだが、慌しい朝なのでそれもどうだか。
目は一気に覚めた。
朝は加速し始めた。

176声 現代アート展フロントガラス会場

2008年06月24日

本日夕方。
駐車場に止めてある自分の車。
その前に来て発見。

フロントガラスに、直径2.3cmの茶色い物体がへばり付いているのである。
何かと思って確認すると、蛙。
干乾びた蛙が一匹。

ボンネット方向を頭にして、右手を大きく前に伸ばした状態で事切れている。
まるで、魔法をかけられて石にされてしまったかの様。
夕焼け色に染色された光景のそれは、まるで現代アート風。
現代アート展フロントガラス会場のまま帰宅。

明日まで開催。

175声 「第3回ワルノリ俳句ing」開催決定!

2008年06月23日

「第3回ワルノリ俳句ing」の開催が決定しました。
開催日は7月5日(土)です。
詳細はまた後日、サイト内「クレインダンス情報」や、
この「鶴のひとこえ」でも掲載致します。
さぁ、予定を空けに掛かって下さい。

本日は告知なので、丁寧体で書いております。
しかし、別に告知だからと言って無理にかしこまって、
味気ない丁寧体で無くとも良いのである。

「ワルノリ俳句ing」ってなんじゃそりゃ。
ってな方は、サイト内「クレインダンス情報」に、
第1回、第2回の模様が掲載されているので、そちらを参照。

「クレインダンス情報」↓↓↓

174声 溝

2008年06月22日

「和のカルチャースクールほのじのマスターである堀澤は、最近高崎市に住んでいる」
なんて噂が、このサイトの数少ない読者の間で広まっているらしい。
この「鶴のひとこえ」の内容随所に、それが読み取れるからである。

例えば最近では、第170声でも書いた様に、
『高崎在住の小説家である絲山秋子さんに、市内でいつバッタリ出くわすかと思って。』
などから、筆者が高崎在住者である可能性が読み取れる。

となんだか、国語試験の回答解説文みたいになってしまった。
早い話が、毎日毎日コレを書いている物好きな高崎在住者は、
堀澤さんではなく私、抜井諒一と言う男なのである。

そしてもう少し補足すると、「ほのじ」のマスターである堀澤さんが書いているのは、
上毛新聞の「視点オピニオン21」っちゅうコラム記事。
丁度明日、6月23日がその掲載日。
テレビ番組表が載っている別冊「上毛スポーツ」編の中面、「読者のページ」ってところ。

今、コレを読んでいる群馬県外の方はピンと来ない筈。
「上毛新聞」ちゅうのは、群馬県内で一番購読されている群馬の地新聞。
県内各地何処へ行っても、「新聞と言ったら上毛」なのである。

かたや、群馬の大メジャー新聞に定期連載。
かたや、めっかった群馬に細々と日刊連載。

あっ、溝が深けぇ。

173声 熱病発症中の判断材料

2008年06月21日

週末にかけて発熱。
体調が悪いのである。
そう言う時に限って、仕事が山積。
一銭にもならない様な仕事ばかりである。

ぼやきつつ熱にうかされつつ、
とある町の公式HPに載せる企画のタイトルを考案中。

「地蔵峠とカンカン帽」

と言うタイトルに仮決定。
全面変更になりそうな予感を、かなり強く感じる。
でもよろし。
ボツになるとかならんとか、そんな事もはやどうでもよろし。
出来上がった時、酒が美味く飲める様なモノ作ればよろし。

172声 銭湯はアミューズメントスペースである

2008年06月20日

先程見終えた、NHK教育テレビ『美の壺』。
今週の特集は「銭湯」だった。

改めて、銭湯と言う場所は日常の中の非日常を体感出来る空間であり、
劇場であり社交場でもある。
日本特有の文化遺産である。

なんて、テレビに影響されやすい性格が露呈。
しかしNHKは、この手の文化的特集番組に関しては専売特許の感がある。
次回の放送は「暖簾」。
これまた興味深い。