焼き饅頭と桑の葉茶で茶会をやりたい
2007年07月12日
「ありがとう」が流行っている。
なんでもかんでも「感謝感謝」というのはどうも。
それよりも、
口に出して言えない「ありがとう」に気づく力を身につけることのほうが先じゃないか。
口に出して言わない「ありがとう」を見つけられる力を鍛えることのほうが先じゃないか。
それでも今日は・・・
本日暖簾を終いました。
8年間、ありがとう!
2007年07月06日
日本料理屋を8年間やってきたんですけれども、
今月で仕舞います。
それを知ってか知らずか、
駆け込み予約のお客さんで忙しい毎日です。
いざさらに
最後の残り火
灯したし
燃えぬにあらば
悲しくもなし
諸田策
最後まで手ぇ抜かずにいきますよ。
2007年06月29日
商売をしていますと、それなりにお客さんがついてくださいます。
決していいとは言えないときもあるはずです。
それでもまた次においでくださる。
そのことの有り難さをいまさらながらに感じます。
学生時分の酒の席での話。
祖父と同じくらいの年の方とご一緒させていただいたときのこと。赤ちょうちんのカウンターで、そろそろおあいそというときにまだ注文したものが来ていなかったのですね。私がそれを口にしたらその方は何もなかったように、「忘れてしまったんでしょう」と。まだ出てきていない料理の分のお金も払って店を後にしました。
料理を出す。
お金を払う。
それだけの関係性ではわからないことがたくさんあります。
その関係性を超えたところにこそ、飲食店の醍醐味があると感じてきました。
その関係性を超えたところにしか、興味を持てなくなってしまいました。
2007年06月28日
怒りや悲しみややるせなさを超えられるものがあるとしたら、
笑いではないでしょうか。
それらを笑いにできる人に出会うと、
嬉しいというよりむしろ、ほっとする。
目くじら立てていた自分が、
なんだかとても恥ずかしくなる。