日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

3908声 ガリガリくん

2017年07月20日

運転の眠気覚ましには、アイスがいいよ。

 

長くモノを運ぶドライバーをしているおじさんから教えてもらった。確かに、どんなに眠くてもアイスを食べるとその冷たさ(と、多分甘さ)で目が覚める。食べ終わればすぐに眠くなるし、そもそも眠い時は運転ダメ絶対なのでそれほどお勧めはできないが、多少の眠気ならごまかせる。

 

暑い日が続く。高崎からの夜道の帰り、ふと「ガリガリくん梨味」と「ノンアルコールビール」を買い、ガリガリとアイスを食らってはグビグビとノンアルコールビールを飲んだ。どちらもそれだけではそれだけのものだが、相性が良いようでなんだか「ハイテンションなロックンロールを大音量で聞く」ような味だった。そんな傍若無人なマリアージュがあっても良いのではないだろうか。

 

帰宅。トイレに駆け込んだ。お勧めはできない。

3907声 倒れてみる

2017年07月19日

今朝、新聞代配中にバイクを倒した。スタンドの立て方が甘かった。朝の6時前だというのに野良着を着たおばあさんが心配して近くに来てくれた。

 

バイクを戻しながら
「お騒がせしました。早いですね」
「8時過ぎると暑いからさ、4時起きで畑行くんさ。新聞ご苦労さんだね」
「お互いご苦労さんですね」
とたわいも無い話をした。

 

なんだかそれが嬉しくて、そういえば面と向かって心配されることも少なくなったなと。それは僕がしっかりしてるわけじゃなくて、倒れまいと取り繕ったり、倒れたとこを人に隠したりしているな、と。つまりは、大人になると、無意識に失敗を人に見せなくなるのかな、と。

 

そんなことをぼんやり考えながら帰宅。朝忘れた線香に火をつけて手を合わせた。今日は父の命日だったのだ。

 

この時期、パンツ一丁の情けない格好で畳に横たわり巨人戦を見ていることはよくあったけど(巨人戦が映画になっただけで俺も変わらん)、僕の前で失敗やしんどい話はしない父だった。それで人の良さばかりが記憶にあったけど、

 

父から学ぶべきは、二十歳前から40年近く勤め上げた魚屋が倒産し解雇、その事の恨みつらみを言うわけではなく、ゴルフ場の管理人として黙々と仕事をした、そんな「倒れてからの立ち上がり方」なのかもしれないな、とふと。

 

まだまだ敵わん。取り繕わず、人前や自分の子供の前で思い切り倒れてみることも、大切かもしれないね。

3906声 蟻

2017年07月18日

布団の上でゴロゴロしていたら、足に痛み。

見ると、蟻が噛んでいた。手で払う。

えー、蟻かよ、自分ちの中でかー。

 

僕は調子に乗りやすい性格なので、

机の足に小指をぶつけたり、

低い入り口にそれでも頭をぶつけたり、

何かしら痛いことがあると

 

「これは何かの暗示かもしれない」

「おまえ最近調子に乗ってないか?」

 

と思うようにしている。

いい大人になると痛みを伴うことは希なので、

ちょうど良いタイミングであるとも思う。

 

蟻に噛まれたかー。

最近仕事進んでないもんなー。

生き生きしてる人の中に入って自分までそうなった気でいないかー。

など、瞬間振り返り、

 

・・今日は甘い菓子パンを食べ過ぎたから、足も甘かったんだろう。

というよくわからない結論に至った。意味のない習慣だなー。

3905声 映画の旅2

2017年07月17日

伊参スタジオ映画祭研修旅行と言っても一番大切なのはスタッフ感のコミュニケーション。昨晩は伊参スタジオ映画祭が行っているシナリオコンペ「シナリオ大賞」で昨年上映した『ひかりのたび』という作品の監督・澤田サンダーさんも飛び込んでの飲み会。その後は近くのカラオケで映画『月とキャベツ』主題歌、山﨑まさよしさんの「one more time, one more chance」をみんなで合唱のコース。楽しかった。

 

一度聞いたら忘れられない名前、澤田サンダーさんは映画監督ながら岡本太郎現代芸術賞入選などという不思議な経歴をもつ人である。彼が伊参に応募した『ひかりのたび』という脚本はその年のグランプリを獲得。審査員をつとめた作家の横山秀夫さん(「64」など)も「他の作品を抜きんでている」とこの脚本を支持した。そして、ほとんどのシーンを中之条町で撮影されたこの映画は、他の並々ならぬ海外映画も集まる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」の長編コンペティション部門にノミネートという快挙を成した。研修旅行2日目は、その上映に参加するという、まさに「中之条で誕生した映画のハレの日を体験する」一日だった。

 

川口市にあるSKIPシティは、映像スタジオも完備した映像複合施設。その映画祭もまた、国際映画祭を名乗るだけあって海外からのゲスト・来場者、根っからの映画ファンも多く、素敵な映画祭だった。そこで上映された『ひかりのたび』。僕もこの映画が持つ作家性・凄みについてはシナリオが選ばれる前からピーチクパーチク興奮して話していたので、ここで話すときりがないから割愛。・・なんかそこまで言われたら気になるじゃん、というあなた、『ひかりのたび』は9/16から新宿「K’sシネマ」にて公開されるので、ぜひそこまで足を運んでください。

 

美味しい食べものと何気ない話し、その間に間に「映画」を挟んだ今年の研修旅行はかなり充実していたと思う。第17回伊参スタジオ映画祭は今年も11月の開催。それまで、スタッフみなさんや町の人々の力を借りながらいい映画祭を目指します。ぜひここ中之条町まで足を運んでください。

 

3904声 映画の旅1

2017年07月16日

伊参スタジオ映画祭の実行委員長になって数ヶ月が経った。今までとの違いは、会議の時に司会的な役割を演じることと、そもそも会議をサボらないこと。ほんとはもっと色々やらなきゃいけないのだけど、そういう基本的なことから始めている。

 

数年やっていなかった「研修旅行」を今年再開できた。今日明日の2日間、映画祭スタッフ有志と共に旅に出る。今日は、伊参スタジオができるきっかけになった山崎まさよしさん主演『月とキャベツ』のもう一人の主役、真田麻垂美さんが本格的に女優活動を再開した主演映画『心に吹く風』を見に、新宿武蔵野館へ向かった。北海道美瑛町が舞台のこの映画、監督はなんと「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督である。今日は『月とキャベツ』監督であり伊参でもシナリオコンペの審査員を務めてくださっている篠原哲雄監督と真田さんとのトークもあり、一緒に行った映画祭スタッフのテンションも上がる一方だった。

 

『心に吹く風』は、20数年ぶりに高校の時に淡い恋愛をしていた男女が会う。女はすでに結婚している。ふたりは見渡す限りの丘が広がる美瑛町をさまよう・・・という、静かでピュアな物語だった。真田さん曰くユン監督はこれが初の劇映画だそうで、日本であれだけブレイクした冬ソナの監督が多分何年も温めた映画への思いで、こんな淡い恋心の映画を作ったということに、執念みたいなものを感じずにいられない。そして『月とキャベツ』の後、20年の年を経て再びカメラの前に立つ真田さんにも、想像できない不安や覚悟があるものと思う。そんな彼女を応援する篠原監督をはじめとする月キャベスタッフ(松岡プロデューサー、上野カメラマンなど)もいて、そのあたりには映画そのものだけを幾重にも包む人の関係性、豊かさを感じる。

 

2017年の今、物語を物語ることに何の意味があるのだろうか。ただ娯楽を得るためだけならそんな事考える必要もないのだけれど、スマホ片手にごく簡単に映画が観られる時代である。だからこそ、その出発点から映画を考える、作る、応援する必要があるのだと思う。・・あ、なんか俺、実行委員長っぽいかな。そう書く時点でまだまだだな。

3903声 たよりないもののために

2017年07月15日

ここ数年、同じ人の曲を何度も聞いている。

 

たいがいは、そう言っても2,3年すれば別の人の曲を聞くのだけど、寺尾紗穂さんの曲は、聞かなくなる日が来るのだろうか、という位聞いている。昨年は「山形ビエンナーレ」ではじめて彼女の生歌を聞いた。路上生活者からなる舞踏集団「ソケリッサ」とのライブ。全国を渡り歩き日本の童歌をアレンジしたアルバムも出した寺尾さん、他のミュージシャンがやらないことをやるということで、芸術祭でのライブに呼ばれることもあるのだろう。

 

作詞作曲ピアノの弾き語り。高く澄んだ声なので、耳障りが良いということもある。軽く聞いただけでは聞き流される音楽かもしれない。でも彼女の歌には聞いた人のそれまでの人生のどこかをノックする強さがある。そして最近出た新譜「たよりないもののために」もまた、自分の中の何かをノックして止まない。

 

疲れ切った仲間が

舞台をおりていくよ

舞台なんかないって誰も叫ばない

演じることがすべてなんて

そんな真実いらない

正直だった者たちの

ダンスは続いてる

 

3902声 変な天気

2017年07月14日

ザーザー雨降りなのに、晴れている。

 

心は散々泣いてるのに、笑顔でいる。

 

どちらも嫌いじゃない。
後者はむしろ、惚れるかも。

3901声 建物は生きている

2017年07月13日

この春オープンした太田市美術館・図書館。太田駅から徒歩2分。建築家・平田晃久さんによるその奇妙な建物の中には、美術館と図書館が共存している。なだらかなスロープが3階まで続き、点在する図書スペースの間に間に美術展示室がある。そう言われてもわからない方は、以下の動画を見てください。

 

開館記念パフォーマンス「オオタドン」

 

淺井裕介「太田の根っこ」 short ver.

 

縁あって、開館記念パフォーマンス「オオタドン」と、国内外の芸術祭で活躍する淺井裕介さんによるワークショップの様子を撮影させていただいた。両方に共通するのは、その奇妙な建物をフル活用すること。その様子はまさに、出来立ての建物という体内に、血球が流れたり血管が張り巡らされるようであった。それを経たから、太田市美術館・図書館はこれから歩いていけるんだと思う。開館記念展「未来への狼火」は7/17(月・祝)までの開催。本もいい本がざっくざくあるし、喫茶店のソフトクリームはほっぺた落ちるなめらかさなので、まだ行っていない方はこの週末、ぜひとも行っていただきたい!

3900声 サンキュー

2017年07月12日

3900声である。このコーナーは1年365日365個更新されているはずなので、365で割ってみたら、もう10年以上もやっているんですね。そんな書き込みがあって見落としていただけかもしれないけれど。

 

桃栗3年、柿8年。最近(でもないか)入ったばかりの僕が言うのもなんだけど、よくも続いたものだと思う。正直な話し、これを書くことによって僕たちにお金が入るわけでもなく、やってみるとわかるのだけれど1日に1つ何かを書くのは面倒だったりもする。けれど。3900に合わせて「サンキュー」とこじつけてみるなら、こうやって人に読まれている(らしい)文章を書くということは「自分が今何をして何を考えているか」がわかるよい機会だったりする。そう、ただ暮らしているだけでは、自分が何をしていて何を考えているかも実は良くわからないのだ。僕だけ?

 

であるからして、「めっかった群馬」への投稿の機会に対し「サンキュー」と言ってみる。・・やっぱり無理があるな。であれば、こんなはっきりしない投稿に対して最後まで読んでくださったあなたに「サンキュー」と言ってみるか。これには、無理がない。サンキュー。

3899声 適当食

2017年07月11日

ここ数ヶ月、外食をのぞいて夜、炭水化物を食べない。それがどれだけ体調や体重に影響しているかは定かではないが、翌朝体が軽かったりするから、あの22時頃帰宅してはパスタをむんずと束で掴み山盛りの量を茹でて食べていた頃には戻れないのかな、と思う。

 

必要ないと言ってあるので、家に帰っても夕食はない。今頃は、帰るとまずビールを空けるか安いボックスワインをごくごくと飲んで、それからガス台の前に立つ。今夜は、ワインをごくごく飲んで、フライパンにオリーブオイルをしき、粗みじんにんにくチューブを絞り出し、ヤオコーで売っていた本マグロの捌いて余ったとこ(加熱用)98円を並べ入れ、ジュージュー焼いて、ワインをごくごく飲んで、野菜も欲しいなと冷蔵庫からズッキーニを取り出し、火の通りが間に合うように2mmくらいの薄切りで切って入れ、塩を振って、なんかそれらしくなるかなと赤ワインを入れて、まぐろだからと醤油を垂らし、フライパンに箸を指してズッキーニをつまみ食いし、ワインをごくごく飲んで、もしかしたらアリなんじゃない?とバターを少し落としてみた。

 

結果、何の統一性もなく調和もなく、何より見た目がかなり酷い、よくわからない食べものが出来上がった。皿に移し、グラスにワインを注ぎ足し、パパッと食べた。こういう時間が、かなり好き。

3898声 one

2017年07月10日

世の中の犬は2種類に分けられる。慣れると吠えなくなる犬と、絶えず吠え続ける犬だ。

 

後者の犬がいて、半径10メートル以内に近づくとマシンガンのように「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!」と吠え続ける。撫でても効果がないだろうし、むんずと口を掴むわけにもいかないので毎回吠えられっぱなし。イラっとするので、どうにか対策はないものかと思っていた。

 

それが近頃、向こうの「ワン!」の後に間髪入れず「two!」と呟くと、「one!two!one!two!one!two!one!two!one!two!」と犬と私、まるでボクシングのミット打ちをしているかのような錯覚に陥り、急に仲間意識が芽生えることがわかった。

 

いずれは、世界を狙いたいと思う。

3897声 デザインって何だ

2017年07月09日

中之条町観光協会のHさんと二人、吾妻線に揺られ高崎。

 

「シンキチ醸造所」の開店前にするりと入り込み、堀澤さんの新作ビール「セゾン」をぐびり。昼の12時である。機嫌よく店を出て、多くの常連さんから愛される店「栄寿亭」でカツ丼Bを注文する。Aはソースカツ、Bは卵とじなのだ。ハフハフ食べる。炎天下をしばらく歩いて、江戸時代創業という寝具屋「金澤屋」ですごい枕を試し寝して、長い行列ができたかき氷の店「日本一」を横切り、ゲストハウスもしているカフェバー「灯り屋」のリノベーションっぷりを覗き見し、その向かいあたりのセレクト本の店「レベルブックス」は休みだったんだけど、Hさんとこのあたりの町の感じいいよね、と話ながら、建物から置いてある器から店に立つご夫婦まですべてが凛としている「matka」で売り物ではないアイスシナモンティーをいただき、砂糖入れてないのにこんなに甘いの!と衝撃を受ける。

 

今日の目的は、渋谷ヒカリエ内にかっこよいセレクトショップも開いている「D&Department」による「d design travel」群馬県版制作に向けたワークショップ。東京のコピーではなくその地方ならではのデザイン、流行り廃りではなく末長く愛されるロングライフなデザインをもつ場所・レストラン・カフェ・モノ・キーマンを、参加者たちは次々に挙げていった。それをもとに今後県内各地で地道な取材が行われ、紋切り型ではなくディープでかっこよい群馬の観光本が作られることとなる。

 

デザイン=見た目のかっこ良さ、だけでは薄っぺらだけど、老舗のお店が築いてきた歴史=デザイン、思いをもった人が変えてきた地域の変化=デザイン、とも言ってしまえるのが「デザイン」という言葉の便利かつ難しいところ。酔いはすっかり冷めていたけれど結果「デザインって何だ?」という疑問は残った。

 

そういう場には、同じ関心をもった不思議な人たちが集まるもので。ばったり会った知人数人とはじめましての方とで、吾妻線の終電までは地元感満載な「慶会楼」という店で焼肉を囲んだ。よくはわからないけど、ビールから焼肉までの今日一連こそが「デザインだ」と言えなくもない気がした。

3896声 テント芝居

2017年07月08日

観客が見つめる小さなステージ。ふいに、背景の布がバッと開かれる。その奥には夜の闇、の奥には明かりが消えたメリーゴーランドが見える。すると、劇団員が二人、妖怪一反木綿のように幅広い大きな白い布を旗のように掲げながら、照明が当たるステージから奥の闇の中へと駆け出していく。その意味はよくわからないけれど、映像ではなく自分の目と体を通して観るからこそ湧き上がる感情があった。その瞬間こそが、芝居だ、と思った。

 

今夜は、前橋「るなぱあく」で行われた「劇団どくんご」の野外テント公演を観に行った。芝居を観るのも久しぶりだし、野外テントで観るのはこれが始めて。劇団員たちは数日前に前橋入りし、自分たちで骨組みから客席作りから行ったとのこと。開演前にはド派手なピエロのような芝居衣装を着た劇団員たちがチケットの販売までもしていた。

 

芝居の内容は、先に書いたように物語中心というよりは断片的な詩の世界が役者や舞台装置によって次々にたたみかけられるような、言葉は古いかもしれないが前衛的な芝居だった。けれど頭の中には?マークが浮かびつつも、部分部分で笑いや郷愁やアクションを挟むので、客席のこどもたちも食い入るようにその芝居を観ていた。むしろ頭で考えないこどもたちの方が残る印象は大きかったかもしれない。

 

「テント小屋はあさってにはなくなる。こどもたちにこういうものを見せてやりたかったんだよ。こういうことができる劇団はもう、どくんごくらいだからね」この公演の開催指揮をとったフリッツアートセンターの小見さんに帰り際挨拶をすると、彼はそう呟いた。僕は一人、明かりを落とした小さな遊園地を去る。目を閉じるとまだ、大きな白い布が脳裏を駆けていた。

3895声 ヨガる

2017年07月07日

生まれ変わらない限りは自分はやらないだろうなと思っていたものは、山登り、ヨガ、首都高バトルだった。

 

山と言っても中之条の嵩山(たけやま)や東吾妻の岩櫃山(いわびつやま)と言った初心者向けの山ではあるけれど、なんとなく山登りの楽しさがわかるようになった。そして昨夜は、知人女性が中之条町内ではじめた「男ヨガ」に参加した。知人じゃなければ行かなかったし、いかに自分の体が自分の思うように動かないかがわかったけれど、楽しかった。

 

そもそも、若い時は「体を動かす暇があるなら、映画観ようよ」とか思っていた。大会があるわけではないのに、ジョギングや水泳などに時間を費やす人たちが理解できなかった。ところが、である。35を過ぎたあたりから、「あれあれ、そもそも運動なしの生活だと、普通の生活を送ることにも支障をきたすぞ」と。つまりは山登りもヨガも楽しみの一面がありつつも、自分の体とうまくやっていくための手段である気がしだした。気付くの遅いよねー。そしてその動機は、切実である。

 

とここまで書いてみて、そういえばめっかった群馬でも、僕より年上の堀澤さんも店をやりきるためにジムに通い出した書き込みがあったし、すーさんは山に川に行くことが習慣化されているようだし、僕より若い抜井さんも僕と同様に「これからは運動が必要なのでは?」と思い始めているようだ。

 

長続きするかどうかは疑問だけど、せめて今年いっぱいは体を動かすことを試したい。

ゴキゲンな車で首都高を飛ばすのはその後で・・・

3894声 ディレクター

2017年07月06日

今日の仕事は、東京から中之条へ撮影に来た映像制作会社の方たちの手伝いだった。稀なケース。映画にしても番組取材にしても、撮影スタッフというのは一癖も二癖もある人が多い(気がする)ので、どんな人たちかなとドキドキもしていた。会ってみたら、放送時間が短い番組であるに関わらず細かな撮影を行い、色々と気配りが効く経験豊かな皆さんだった。

 

相手にしてみれば、どこの馬の骨かもわからない地元の僕が撮影に加わるので、僕よりも心配していたかもしれない。お互いの簡単な自己紹介の後の食事で、スタッフの中の僕の5歳年上くらいのフリーランスディレクターが僕に向けて「自分の地元でこういう仕事ができるってのは羨ましいですよ」と呟いた。そこから話が進むことはなかったけれど、どんな番組を作るかは決まっていて北へ南へ車を走らせ常に自分が呼ばれる約束はない毎日を過ごすことには、想像を越えるしんどさもあるのだと思う。

 

全ての撮影が終わり、「おつかれさまでした」と手を上げ合い皆さんと別れた。誰も彼も安堵の表情だった。終わりがあって次があるから、この仕事は辞められないのかもしれない。

3893声 花まめ

2017年07月05日

道の駅「六合(くに)」は素晴らしい。

 

個人的にキングオブ納豆の「六合納豆」を販売しているだけではなく、隣接している「応徳温泉」の泉質が素晴らしい。実はここの温泉は入ったことがなかったのだが、六合山岳会の方たちが山で一汗かいた後に立ち寄るので、僕も今年の3月あたりに初めて入ってみて、その泉質に惚れた。中之条では他に見ない、万座温泉のような乳白色の湯。とても優しい。露天風呂はなく、他にも良い温泉を知っているつもりだけど、この温泉はわざわざ目的になる温泉だと思う。

 

そしてさらに道の駅「六合」には、「お宿 花まめ」という宿が隣接している。仕事があって宿泊した。中はとても新しく見え、畳敷きの和室とベットの洋室が一緒になった部屋は、広い年代でくつろげそう。朝ごはんに出た納豆が六合納豆でなかったことは残念だったけど・・・(すぐに、隣接する販売所で土産で3つ買った)。

 

余談になるけど、六合から山を下りた中之条町の駅付近にある「遠田商店」では、お米マイスター5つ星の主人もさることながら、来客の半数以上の目当てが「乾燥花豆」だという。吾妻産の大粒な花豆は「菓子屋が買いにきたけど、うちで使うには大きすぎると買わなかった」という良品揃い。水に浸したり灰汁を抜いたりひと手間必要の花豆だけど、さすが六合の生産者は心得たもので、六合納豆を作る山口さんちでいただいた自家製の花豆の甘露煮は想像を絶するいい煮かげん、美味しさだった。

 

六合の山の中には、そんな良いものが隠れている。

3892声 表現者たちよ

2017年07月04日

町内で行われた映画のエキストラに参加した。

 

見知った監督・カメラマン・プロデューサーであったので、右手右足を同時に出すような緊張はしなかったけれど、やはりプロの映画撮影現場は空気が濃い。

 

撮影前に、プロデューサーの方と話しをしていて、「今は映像系の学校に通う若者が激減した。先行き不安な世の中だから安定志向なのではないか」という話をした。僕が映画学校の学生だった2000年頃は確かに「映画をやりたい」という若者は少なくはなかったと思う。乱暴な言い方ではあるけれど、その頃の若者の親たちはバブリーではないけれど金銭的にも仕事にも安定した世代で、親にしても子にしても「映画をやりたい」という無茶に付き合えたのかなと思う。そして2020年に手が届く今、金銭的にも仕事にも不安定で、将来が見えない状態の中では「映画をやりたい」という声は小さくなる一方、なのだろうか・・

 

今日の撮影では、主要キャストの他に、彼らの物語を補完する若い役者さんも数人混じっていた。撮影が終われば温泉に入ることもなくすぐに帰るらしい。カメラマンが見据えるのは主要キャストではあるけれど、エキストラは見た!主要ではない若い役者さんもまた、よーいスタートの合図と共に目に光を灯していた。不安定だからと諦める位なら、彼らは今日この場所には立っていないだろう。

 

春より、中之条で11月に開催される「伊参スタジオ映画祭」の実行委員長をやらせていただいている。何はできなくても、表現者たちの味方でありたい。

3891声 ドローンだよーん

2017年07月03日

色々な条件が重なり、今日はドローンでの撮影を練習した。もう説明は不要であろう、あのブイーンと空を飛んで撮影するカメラ付きヘリラジコンである。

 

今はもう映画にドラマにPVに地方PRに、空撮映像はよく目にするようになったので、「ほらほら、空からの映像ですよー」だけで喜ばれる状況でもなくなってしまった。いかにその映像を生かすか。場所説明の導入部分でどーんと空からの映像を使うとか、疾走する人や車を追うようにした空撮映像とか。前者のような撮影に対しては「ほんとに空から撮る必要があるの?」と懐疑的だったりするし、後者のような撮影では高い技術力が試される。ので、現場で技術者が飛ばすドローンを「はは、飛んでるや」と口をぽかーんと空け見上げる事はあっても、まさか自分が操縦するとは思っていなかった。

 

やってみると、技術と撮影許可の他に、勇気がいることがわかる。風が吹くと、股間がキュっとなる。もうだいぶ高度を上げたなと思ってカメラを嵩山の方に向けたら、まだ横並びもいいところだった。無理はせずに、戻っておいでとhomeボタンを押した。自分にとっても有益なスキルだと思うので、頑張ってみたい。