曇りがちで薄日がち、不順なる天候続く。
掲載誌の寄贈分が一冊届いていた。
俳句の横に顔写真が載っているが、
それが随分と使い回しているものなので、いささか古い。
つまりそこには、いささか若い自分が写っている。
まだ群馬に居住していた頃、地元の旧街道沿いの、
鄙びた写真館で写した。
ぼさぼさの髪とよれよれのシャツで行った事が悔やまれるが、
たしか、写した日は桜の咲くころ。
昼過ぎの麗らかな天気であったことを覚えている。
思い出なので、美化してしまっているのかも知れない。
しかし、あの時胸に宿っていた、青雲の志とまでは行かぬが、
小さな志を、すこし思い出した。

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