今日は、二十四節季の「霜降」。
今、「しもふり」って読んだ方、おそらく数名。
それじゃ、肉になっちまう。
「霜降」と書いて、「そうこう」と読む。
読んで字の如く、この頃には冷気が強くなり、露が霜となって降り始める。
ここまで来ると、「立冬」まではチョイとひとっ走り、と言った感がある。
また、この時期には、山間部が紅葉に染まり始める。
確かに、私は普段、群馬県北西部を移動している事が多いが、
既に薄く、紅葉に染まっている。
つい先日、国内屈指の名所である、日光のいろは坂などは、
平日から渋滞している、とのニュースを聞いた。
今日は、清々しい秋日和の土曜日。
おそらく県内でも、上毛三山はもとより、吾妻峡や高津戸峡、照葉峡などの渓谷は、
見頃を迎え、多くの遊山客で賑わっている事だろう。
今時期から冬季にかけての温泉も、風情豊かな露店風呂が楽しめる。
机の後ろに広がっている、秋の淡い青空を眺めていると、
そんな愉しい想像が駆け巡る。
現在、廻っている茨城県の銭湯も、残す所、
日立市など県北東部地域に点在している。
よって、群馬県から行くには、とても遠い。
もっとも、日帰りで行こうとしているから遠いのであって、
一泊二日で行けば時間的余裕も十分にとれる。
それに比例して、金銭的余裕が無くなって行く。
私はともかくとして、巷は行楽の季節。
群馬県に紅葉狩りに出掛ける遊山客の方がいるならば、
もし、その行く先が、みどり市の高津戸峡ならば。
渓谷沿いの町、大間々に在る、2軒の銭湯を勧める。
その内の1軒、高砂の湯の浴室には、御主人と息子さん作のペンキ絵がある。
その図画が、「高津戸峡」。
地元の名所が描かれているペンキ絵ってのは、とても珍しいのだ。
【天候】
終日、秋日和の一日。