日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

4643声 ご用心

2021年10月21日

いろいろと疲れが溜まっている気がする。このごろすこし太ったのか、先日、仕事中に重い物を持つために屈んだら、スーツの尻の部分が「ビリリ」と気持ち良い音をたてて破けてしまった。外出先だったのでどうにもできず、そのままなるべく壁側を背に歩くようにして、最寄り駅まで何とか帰ってきた。一番の強敵は駅の階段。どうにも階段をのぼっているときは、ぱっくり割れたスーツの尻が丸見えになってしまう。不自然に鞄を尻に当てつつ、背中を丸めて階段をのぼるみじめさったらない。ぴちぴちのスーツにはご用心を。

4642声 対談

2021年10月20日

快晴なれど風強し。俳句の雑誌の対談の用で、飯田橋のK社へ。行く途中に美味しそうなラーメン屋があり、いつも暖簾を潜ろうと思うが、まだ実現していない。たっぷり話そうと思ってのぞんだが、これでよかったのかと、不安になって帰路につく。コロナの関係で、リアルの対談というか取材というかは、久しぶりだと編集長がいっていた。当意即妙とまではいかないにしろ、実際、相手の表情の機微などが追えない状況での会話はつらい。そうった意味で、今回リアルでできたのは良かった。

4641声 散漫

2021年10月19日

降ったり止んだり、雨の一日。巷ではマフラーを巻いている人などもちらほら見かけ、晩秋の色が濃くなってきた。原稿の直しなどをちまちまやりつつ、寒いためかやる気が削がれ、散漫になって寝る。

4640声 新聞社

2021年10月18日

すっきりと秋晴れ、きりりとした風の冷たさ。週末の予定調整がほぼ終わり、ひとまず安心。やはり、リモートではなく、実際に出向くことにした。思えば、J新聞本社に行くのも久しぶりである。いろいろと思い出すことがある。手を付けていないことが多く、このごろ常に焦燥感。

4639声 晩秋

2021年10月17日

朝から雨で、肌寒い一日。まぎれもなく晩秋の感。午前中は昨日の句会報やもろもろの予定の調整をして、午後はばたばたと買い物に出かけたら、もう一日が終わっていた。これもまた、晩秋の感である。来週は俳句の件で対談があるが何も考えていない。なんだかそわそわしてきたが、考えたところで、整うはずもない。

4638声 数珠つなぎ

2021年10月16日

定例の句会を終えたのち、WEB句会準備のため夜から茅場町へ。帰宅後は寝不足と疲労で心地よく麦酒の酔いがまわった。心地よすぎるのも考え物で、YOUTUBEで数珠つなぎに動画を観ていて、また夜更かししてしまった。

4637声 お礼

2021年10月15日

すっきりと秋晴れ。書評の丁寧なお礼などが届き、いささか困惑するもありがたし。早く寝ようと思っていたが、酔眼でそのお礼状を書いていて、すっかり夜更かししてしまった。

4636声 胃薬

2021年10月14日

天気は回復して晴れ。清々しい気候だが、季節の変わり目で寒暖差が激しい。このところ、朝食は胃薬、夜食も胃薬。俳句をやっているせいもあってか、カメラを使うことがあまりなくなった。一昔前は、出かけた先で気になる景色など見かけた際は、コンデジでパシャリとやっていたが、いまはスマホでも撮ることは稀である。その代わり、句に残っている。もっとも、その大方を捨ててしまうが。

4635声 賑わい仄か

2021年10月13日

終日、雨。秋冷といえる肌寒さ。おせっかいを焼いて自分の首を絞めることに。感染症の流行も下火になってきたようで、街の酒場通りなど、ほのかににぎわっている。句集にまつわるエッセイに手を付けはじめる。

4634声 苦慮

2021年10月12日

曇りのち雨。寝不足により自律神経が不安定な模様。何かと予定の立て込み甚だしく、SORACHI1984の缶麦酒を片手に、調整に苦慮していた。

4633声 年年歳歳

2021年10月11日

すっきりとした秋晴れ。生活上、今月はいろいろと変化することが多い。毎年咲く花は同じように見えるが、それを見に来る人は、年々同じではなく、すぐに白髪になってしまう。そんな中国の詩があったことをふと思い出した。

4632声 PCの脇

2021年10月10日

遅めに起床。一日の始まりが遅れると、何かと上手くいかない。朝にWEB句会の選を済ませて、書評の原稿を書く。どういうわけか、リレーのバトンのようにAからBというように書評の連載の担当がシフトしているようで、今の雑誌の最終回と次の雑誌の初回の句集が届き、PCの脇に本が積みあがってきた。午後は頭を休めるというか、無為に過ごして終わる。

4631声 乗り換え

2021年10月09日

朝から吟行のため、神代植物公園へ出かけた。寝不足のため取り立てて句はできなかったが、久しぶりの植物園そして深大寺の自然に癒された。新蕎麦の時期で、参道は小さく賑わっていた。ここへ来ると、五七五の中に「武蔵野」という固有名詞を織り込みたくなる気持ちもわかる気がする。句会を中座して、用事のためにとんぼ返り。バスやら列車の乗り換えが多い経路。疲労が出たのか、乗り換えの御茶ノ水駅で総武線に座ったとたん寝てしまい、しかも逆方向に乗車しており、起きたら、さっき乗り換えたばかりの新宿駅であった。再度乗り換えて、用事の時間には大幅に遅れ、「こんなことなら句会は最後まで居れた」という気持ちを噛み殺し、午後の日の当たる車内で、睡魔と闘っていた。

4630声 さよならだけが人生だ

2021年10月08日

秋晴れ。本日は別れがあった。なので、『花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ』という一文を書きたくなってしまった。つらいね、別れというのは。根が軟弱にできている私は特に、つらい。さて、明日は早朝から吟行だ。麦酒が胃にしみる。大丈夫か、心身ともに、私は。

4629声 遠い昔

2021年10月07日

曇りのち雨。秋冷の一日。新型コロナウイルス関連の報道で、東京都内では昨日6日、新たに149人の感染が確認されたとの記事を目にした。だいぶ少なっている印象であるが、誰一人としてマスクをはずす気配はない。早く外せればそれに越したことはないが、まだ先になりそうである。テレビなどのロケ番組で、往来に人が沢山歩いている映像などが流れると、「マスクつけてない」ということが、まず新鮮に映る。そして、感染症蔓延以前が、しみじみと遠い昔のように感じるのである。

4628声 もがく

2021年10月06日

副反応なのか定かではないが、倦怠感の一日。いやな汗をかきつつの一日。こういう日が続くと疲弊していく。どうにか乗りこなそうとするも、波にもまれてもがいている一日。

4627声 乾いた青

2021年10月05日

秋晴れ。空が乾いた青さになってきた、着実に冬が近づいている。体感的にはワクチンの副反応で暑いか寒いか判然とせず、倦怠感を引きずっていた一日。Prime Videoのドラマ『翳りゆく夏』 全五話を観終える。夜は句集のお礼でもらった入浴剤を入れて、ゆっくりと風呂に浸かった。ゆっくり風呂に浸かるなんて、やはり冬が近づいている。

4926声 二回目接種

2021年10月04日

午前中に二回目となるファイザー社の新型コロナワクチンを接種してきた。丁度、十二時間ほどたった今、体感的には微熱程度の倦怠感と腕に軽い痛みが出ている。しかし、ぐんぐん眼球が重たくなってきているので、急激に副反応が現れているのかも知れない。帰宅したら、句集が一冊届いていた。或る結社の主宰のものである。昨年から今年にかけて、句集を上梓する俳人が多いと感じている。自分もそう。つまり、感染症の蔓延でいろいろの予定が飛び、この機に取り掛かろうという人が多いのであろう。句集をまとめるということは、一つの区切り。感染症もこれで一区切りとなり、新たな段階に進めるとよいのだが。