日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和7年度は4月(す)5月(堀)6月(坂)7月(ぬ)8月(岡)9月(す)10月(堀)11月(坂)12月(ぬ)1月(岡)2月(す)3月(堀)の順です。

6397声 組織の悲哀

2025年12月12日

金曜日。冬型の気圧配置らしく風の強い一日。周りに体調不良者が急増している。乾燥しているので、ウイルスが蔓延っているらしい。気が重い原稿にようやっと手を付け始める。組織のことで、いろいろと難題が山積している。組織に属すものが味わう悲哀。晩酌の酒が美味しくない、というのは酒自体が悪いのではなく、自らの体調が悪いサインである。もう思考回路がへこたれてきて買い物の労を追う余裕もなく、Amazonをフル活用する。

6396声 残り一枚

2025年12月11日

木曜日。引き続き、冬晴れ。今年は忘年会の数がぐっと減りそうである。それはそれで良いのだが、酒飲みの端くれとしてはいささか寂しくもある。そんなことを考えつつ、残り一枚となったカレンダーをまじまじと眺めると、このひとこえを大晦日まで書くのかと、改めて感じ入った。先が長いような短いような。句評原稿の文字数が合わず、断腸の思いで削りに削る。早く手を離さないと、後、いろいろと焦げ付いてきそう。注文していた角川ソフィア文庫の「川端茅舎全句集」が届いていた。句集も持っており、それを何度も読み返してきたのだが、やはり茅舎は良い。本当に良い。

6395声 鎮圧

2025年12月10日

水曜日。明るい雲多くも晴れ続き。12月8日夜11時15分頃に青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震震が発生し、いまも余震が続いており、いささか騒然としている。妙義山の山火事は鎮圧されたらしいが、神奈川県伊勢原市と厚木市にまたがる日向山の山火事は続いているとの由。山火事の場合、「鎮圧」というのだなと、テレビ画面を眺めながらのんきなことを考えていた。デモ隊とか、暴動とかのイメージがあったので、いささか以外な表現であった。夜は打合せのため青山に回り、23時前には最寄り駅に着いたのだが、そんな時間でも新しくできたラーメン屋には若者が列をなしていた。忘年会帰りの〆という雰囲気ではなく、それをメインとして食べに来ているような雰囲気である。その店、種別でいうところの「二郎インスパイア系」ということになるらしが、酒場との相性は悪そうである。

6394声 チーズケーキ

2025年12月09日

火曜日。明るい雲の多い晴れ。師走もだんだん詰まってきた。句評原稿の最後の詰めや選句などを、行きつけのドトールで行う。夜八時ぐらいになろうかという時間に、塾の帰りか母親と小学生低学年男子が隣席に着席した。母は紅茶、男子はチーズケーキ。言葉少なに食べて、すぐに去って行った。子どもも、この忙しない世間の流れの中にいるのかと、いささか感慨にふけった。炬燵で寝転がっていた自分の子ども時代と重ねつつ。

6393声 季語の変容

2025年12月08日

月曜日。雲がちらほらある快晴。ロードサイドで「初売り」の幟が立っていた。カーディーラーらしいが、先行で初売りフェアをやっているらしい。なるほど、こんなところにも季語の変容が垣間見える。夜中まで会議続きでいささかげっそりとする。

6392声 冬の丘

2025年12月07日

日曜日。快晴。いささか風邪気味。体重く、もろもろはかばかしくない。そんな時に予定はどんどん埋まってくる。夕方にすこし近所に吟行に出かけた。見晴らしのよい近所の丘から東京方面を望むと、富士とスカイツリーが冬の夕焼けの中に浮かんでいて、幻想的であった。しかし、寒気にやられていっそう体調は芳しからず。気晴らしにもらった柚をひとつ入れて、柚湯にしてみたが、指の小さな傷や乾燥肌にしみて痛かった。

6391声 枯野

2025年12月06日

土曜日。雲多くも晴れ。いささか風邪気味。通りがかりに見た枯野が美しかった。つげ義春のの短編漫画に『枯野の宿』 があるが、その趣とはまた別に、清々しい枯野であった。J新聞のオピニオン原稿を校了にする。祝い事あり、パック寿司と麦酒などいただく。

6390声 冬の神経

2025年12月05日

金曜日。快晴。昨晩は凛とした冬の空気の中、月と星と雲がとてもきれいな光彩であった。このごろ、辞退する予定が増えてきた。思えば定例の句会を除き、下半期はほとんどといっていいほど、リアルの句会に参加していない。良かれ悪しかれ、WEB句会や諸々の締め切りに追われていた。こんなことではいかん。そんなことを思いつつ、キリキリしてきた神経を休めるため、早めに寝る。

6389声 トゲズワイガニ

2025年12月04日

木曜日。快晴だが、寒波急。引き続き、句評を続ける。これを終えればあと一本、大物を片付ければ、一息つけるような気がしている。「良いお年を」という挨拶に今年初めて接した。家人が注文していたカニがクール宅急便で届く。トゲズワイガニなるカニらしい。確かに、棘がある。年明けだろうな、と思いつつもう食べたくなっている。

6388声 ステレオタイプ

2025年12月03日

水曜日。朝から曇天で昼頃に雨。気圧の為か気分が重く体も重い。年の瀬のあわただしさを毎年経験しているのだが、一向に慣れない。句集の表紙と扉を校了にする。基調は「桜」である。そうやって、俳句といえば雪月花などとステレオタイプになっていて良いんだろうかという気がしないでもないが、その中にこそ新鮮なものが見つかる場合もある。美しさ以外の何かを、表現したい。

6387声 年末感

2025年12月02日

火曜日。今日も良く晴れた一日だった。このごろ暖かい。師走だというのに、日中はコートがいらないくらいであった。いま次の句集を編んでいるので、表紙の校正をする。内容はともかく、デザインに特にこだわりがないので、明確な指示が出せないでいる。帰宅すると、同じ出版社から別の句集が三冊届いていた。こんなところにも年末を感じる。

6386声 濃度

2025年12月01日

月曜日。このところ冬日和が続いている。先週末は瀬戸内の方面に行っていた。師走を目前に、そんなことをしている場合ではないのだが、倉敷では大原美術館やら民藝館などを観て、翌日に四国に渡り、さぬきこんぴらさんから小豆島を経由して、岡山から新幹線で帰ってきた。小豆島では尾崎放哉記念館だけを訪れて、そそくさと島を後にした。風光明媚だが、寂しいところであった。島の寂しさというのは、本州のそれとは濃度が違う。放哉もそんなことを感じていたのであろうか。

6385声 怒濤

2025年11月30日

怒濤の10月が終わって、ほっとできるとおもっていた11月。

そんな11月の最終日、この時点から振り返ってみると、そうでもなかったなあーとおもう。

ここにはほとんど書いたことないが、仕事上では、ほぼ毎日のように事件のようなことが起きる。もうすでに感覚が麻痺していて、事件を事件とも感じなくなってしまっているので・・「ようなこと」。

先日、そんな事件の「ようなこと」が3件ほど重なったということがあった。

1件のアポが入っていた時間、その直前に電話で1件、その電話中に、もう何年ぶりかのあの人がアポなしで来て、わたしを待ち構えているという状態で、もう1件。いやいやいや、いっぺんには無理でしょ。

とはいえ、なんとかしなくてはいけない状態。

しかし、いっぺんには無理なので順番に傾聴する。

傾聴すると、それぞれ、それなりの事件である。

みんな結構な面持ちで、話を持ってくるのね。でも、聞かされる身にも、配慮願いたいところだ・・・(以下、自粛)

そんな、最中に、実はもう1件の電話がかかってきていた。まあ、・・(以下省略)

ということで、11月も怒濤のように過ぎ去りましたとさ。

6384声 再び

2025年11月29日

いつも行っている床屋さんから、体調が急変して入院したという連絡が入った。来週伺う予約を入れていたのだったが、厳しいとのこと。わたしの予約のことより、今は治療に専念していただきたい。そして、また元気になって、再び髪を切ってもらいたい、そう願っている。

6383声 いい事ある

2025年11月28日

本日見つけたいい言葉。

「きっと今日はいい事ある。明日はもっといい事ある」

6382声 蕎麦板

2025年11月27日

本家尾張屋が閉店するというニュースを見た。創業は寛正6年(1465年)、応仁の乱の前年とのこと。創業560年の歴史を誇る京都の老舗だ。蕎麦屋として有名だが、お菓子もおいしくて、蕎麦板は、わたしの京都土産の定番であった。もう食べられなくなるとおもうとさびしい。

6381声 もう戻れない

2025年11月26日

数年前、仕事上の必要にせまられて、腕時計を購入した。スマホを使うようになってから、ながらく腕時計をしていなかった。しかしながら、スマホの持ち込みができない環境で正確な時間を、しかも秒単位で把握する必要があったため、仕方なくの措置である。様々検討したのだが、結局スマートウォッチにした。超軽量のものを選んだ。

で、一度スマートウォッチを使い始めると、もう普通の時計には戻れない。

そんな状態となってしまった。

歩数、消費カロリー、散歩のルート、睡眠時間の記録などなど・・・。

しかし、最近、そのスマートウォッチを別のスマートウォッチに替えた。

以前のものは、機能をフルで使おうとすると毎日充電が必要となり、例えば睡眠の記録がとれないという不便を感じていたためだ。

今度のものはソーラー発電機能がついていて、圧倒的に充電の回数が少なくてすむ。

充電の必要がほとんどないので、前回いつ充電したのか忘れてしまうほどだ。

デザインは好みではないのだが、もう慣れた。充電のストレスから解放されたスマートウォッチは、もう手放せない。もう、戻れない。

6380声 茉莉花

2025年11月25日

先日、夕暮れどきに散歩をしていたとき、どこからか良い香りがしてきた。

懐かしく、いつかかいだことのある香りだ。

立ち止まって、香りの元を探してみると、白い花の低木が目に止まる。

GoogleLENSで調べると、ジャスミンらしい。(便利な世の中になった)

確かに香りはジャスミンである。云われれば、納得の香りだ。

ジャスミンは、和名で茉莉花(まつりくわ)。手元の歳時記によると夏の季語。

しかし、ホワイトジャスミンは、11月くらいまでが花期らしい。知らんかった。

写生句だからといって、そのまま茉莉花で一句詠むと夏の俳句と読まれてしまう。

さて、どうしようか。