日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

4828声 色合い

2021年06月27日

晴れのち雨。二日酔いで回らぬ脳を強引にかき回し、昨夜の記憶を辿ることからはじまる一日。ろくでもない目覚め。帯に載せる自選十句を見繕う。校正は今回が最終になるため、落ち着いてやる必要がある。なので、後回し。酒は強い意志を持って節制せねばならぬと、肝に銘じる。午後はカーテンを買い行った。布きれでごまかしていた部屋の窓に、やっとカーテンが付いた。これで西日に悩まされずに済む。しかし、西日というのはこうなんというか、郷愁というかなんなのだろうか、あの野暮ったくもしみじみと切ないような、あの色合いの心持ちはいったい。

4827声 夏めく

2021年06月26日

晴れのち曇り。早朝より活動する。午前中は注文しておいたエアコン清掃業者の青年が来て、颯爽と清掃して帰って行った。その間に草をむしりつつ、俳句を作る。昼飯を食っていると、句集の装丁見本やら本やら再配達の荷物が届いた。夕方ごろ近所の商店街に焼き鳥を買いに出かけ、合わせて枝豆と瓶麦酒を買ってきた。夏めく一日であった。

4826声 希薄

2021年06月25日

曇りのち晴れ。満月。飲みすぎて終日だるし。さらに不在届が溜まる。コンビニでまとまった数のサマーピルスを買って帰る。早めに謹呈のことを進めようと、アマゾンで最新号の年鑑を注文する。便利すぎて買い物をしているという実感がない。そうなのだ、この頃は実感が希薄なのだ。と、なんだか漠然と納得しつつだらだらと缶麦酒を空けつつ、特に何をすることもなく、つつつつと一日終える。

4825声 やむなし

2021年06月24日

晴れのち曇りときどき雨。校正を済ませて、一旦すべての原稿が手を離れる。とってもすべて大した内容ではないが。不在で郵便が受け取れず、書評の原稿が書けない。やむなく、麦酒の栓をあける。

4824声 再確認

2021年06月23日

曇りのち雨。いろいろな質問に答えた。まずやってみて、から、良いか悪いか考えるという姿勢が必要だと再確認した。お礼状にたいするお礼状など届き、巧緻などは関係なく万年筆の字というのは良いものだと、こちらも再確認した。

4823声 一日悄然

2021年06月22日

晴れのち曇り。蒸し暑き一日。昨晩飲みすぎてしまったおかげで、悄然として過ごす。夜半のいまなお、だるいので、内臓が弱っているのかも知れない。ポストに不在届けが沢山溜まっている。投句の取りまとめをして寝る。

4822声 校正

2021年06月21日

晴れたり曇ったり。緊急事態宣言解除後はじめての平日だが、街にあまり変わった様子はなかった。帰宅後は赤がびっちりと入った校正を確認して、戻す。オンライン句会の案内等を確認する。

4821声 梅雨の青

2021年06月20日

糠雨の中、午前中は弘法寺を吟行し、やはり蟻の句など作る。木々の緑に触れると気持ちが新たになることを実感した。午後は晴れ間も出て、ひさしぶりに空の青を見た気がした。夕方まで市街で定例の句会。梅雨時のまとわりつくような暑さでだいぶ疲れた。帰宅してから、缶麦酒のサッポロビール園サマーピルスで涼をとった。

4820声 雨の中

2021年06月19日

昨夜の酒と雨の相乗効果で起床後即頭痛。WEB句会の投句締切日なので、雨の中、近所を吟行してどうにか形をるける。オンライン句会の案内もまとまり、何ということはしていないが、シャワーを浴びて早い時間から麦酒の栓を抜く。明日は定例のリアル句会。句会にその日出す句はその日に作る。それが、おぼろげながら創作を続けている自身の矜持である。

4819声 終わりの始まり

2021年06月18日

梅雨の晴れ間でつかの間の清々しさ。週末の20日で緊急事態宣言については、沖縄以外の9都道府県を解除される予定。それを受けて、来月のリアル句会の話がぽつりぽつりと入りはじめた。そして、次の句集に関してのいささかめんどうな作業に手をつけはじめた。

4818声 夏空の味わい

2021年06月17日

晴れたり曇ったり。週末の句会の連絡などこまごまとしたことを済ませ、平凡なる日常を終える。帰りがけにコンビへ寄ったところ、「サッポロビール園サマーピルス」なる缶麦酒を発見し、購入した。味の特長としては、〈北海道の夏空のような、爽快な味わい〉との由。

4817声 調整

2021年06月16日

朝から雨。昨日とは別のWEB句会の投句を済ませる。昨日に続きオンライン句会関係の調整をしているうちに日付をまたぎ、またも寝不足。

4816声 藪からし

2021年06月15日

晴れのち雨。WEB句会の投句を済ませる。俳句関係のいろいろはいったん途切れ、手が空く。雨続きで庭が荒れに荒れ、藪からしなどはびこっていて、見るからに暑苦しい。〈藪からしきれいな花を咲かせけり 後閑達雄〉などの句があり、この庭を見ていると、掲句の目の利きどころがしんみりと伝わってくる。その中にもコスモスの小さな茎などあり、着実に夏の盛りが近づいている。

4815声 エナジーエレジー

2021年06月14日

朝から終日雨。飲みすぎかつ寝不足だが、エナジードリンクなどを多用して過ごす。いささかげっそリとしながら、謹呈句集のお礼など書く。

4814声 もやもや

2021年06月13日

良く知っている俳人の訃報に接し、呆然と一日を過ごす。二日酔いなのか三日酔いなのか、ちぐはぐな心と体を取り敢えず家の外に出して、近所に蟻の句を作りに出かけた。その後、オンライン句会の案内作り。完全に酒が抜ける時と言うのは、そこはかとなく気持ちが安定しない。酒呑みなら、そんな、もやもやとした心持ちが分かると思う。この「もやもや」と向き合うことを止めてしまう、つまりは冷えたグラスに例のアレを注いでしまうととどうなるか、容易に想像がつく。

4813声 緑の風

2021年06月12日

終日、晴れたり曇ったり。朝から若干の二日酔いながらオンラインで句会の打ち合わせ。無事に済んで何より。そのあと蟻の句を作りに外へ出たり、買い物などしたり、忙しく過ごす。夜はポルトガルワインのヴィーニョ・ヴェルデの栓を開けた。このワインのイメージとして、真っ白なテーブルクロスの上に、真っ赤な海老など並ぶカラフルな料理があり、その脇に置いてあってほしい。もちろん、窓一杯に広がる海をバックに。しかし、いまの状況といえば、ペヤングソース焼きそばとスーパーで買った惣菜のコロッケと、全体的に茶色い食卓に、この緑のワインが並んでいる。しかしながら、この微発砲の爽やかさは、梅雨どきのじめじめを忘れさせてくれるひととときである。

4812声 すっかり忘れて

2021年06月11日

晴天続きで梅雨はどこに行ってしまったのかという、日差し。WEB句会の選句を済ませ、明朝に打ち合わせがあることはすっかり忘れて、寝る。

4811声 朝曇

2021年06月10日

「朝曇」という季語を実感するこの頃。日中はすっきり晴れて、暑いのなんの。何かと疲弊しており、やっとの思いで自分の机の上の小さな蛍光灯の下にたどり着く。さていま、これを書いているが、時計の針は午前に差しかかっている。ぼちぼち寝なければならぬが、こんなときに一句作りたくなってくる。