日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

6258声 遠花火の音

2025年07月26日

苛烈なる暑さ。日中は選句と投句と済ませる。全国大会の選句に目途がついたのではよかった。特選の中に入れた句で気になる句があったので、ネットで検索してみると、やはり、同一句が或るWEBサイトに掲載されていた。危うし。別の句に変えて、念のため他の句もざっと調べてみたが大丈夫でそうである。それでも大丈夫の範疇だが、怪しげな句もあった。夕餉の買い物と夕涼みに出かけると、遠く花火の音。隅田川花火大会である。荒天が多かった花火大会だが、今年は絶好の天気となった。足早に帰り、テレビで後半の花火大会を観た。

6257声 兜虫

2025年07月25日

猛暑。朝、虫かごのカブトムシを逃がした。具体的には、夜、玄関にふたを開けて虫かごを置いておいた。どこにでもお行きなさいと。カブトムシというのは、クワガタムシよりも飼育に骨が折れる。よく食べるし、力が強いだけに止まり木などすぐにひっくり返すし、飼育マットはすぐ汚れるし。カブトムシにとっても、繁殖やら何やら大切な時期なので、野に放つことにした。私の住んでいる市川市にも、梨畑が多いせいか、カブトムシやクワガタムシがけっこう生息していることに驚いている。さすがにその種類こそ多くはないと思うが、まだ生きていけるのだ。逃がしたカブトムシも、夜、近所の街路灯の下にで見つけた。もっとも、捕る子がとみに少なくなっているのかも知れないが。

6256声 行間の線

2025年07月24日

連日の猛暑。寝不足のため、終日ふわふわして過ごす。夜は懇親会があり、ハイボールなど嗜む。暑いせいか刺身が美味しくなかった。『つげ義春が語る 旅と隠遁』と読み始める。古本で買ったので、行間にびっしり線が引いある。以前の持ち主は、つげ義春の生き方に何を見つけ出そうとしていたのか。そんなことを考えてしまうくらい、切実な線の引き具合である。

6255声 夏の夜

2025年07月23日

猛暑。夜半、分厚い俳句大会の句稿をちまちまと選していると、電話が鳴った。主は或る結社の主宰で、事の顛末は私が依頼された原稿の締め切りをすっかり忘れていたのだ。すでに締め切りを四日も過ぎているとの由。息の長い仕事なのでと、放っておいたことに起因する忘れ。すぐに句稿を閉じて取り掛かる。選句数は三十句。句評は文字数にしておよそ千二百字。ほぼ徹夜状態で仕上げ、朝方送信できた。何度目かの忘れだが、命がすり減った実感がある。今日もまた暑くなりそうだ。

6254声 大暑

2025年07月22日

大暑らしい大暑。暑さや何やらで疲弊しつつ過ごす。体調はとみに弱り気味。冷たいうどんが美味い。

6253声 そうめんとゼリー

2025年07月21日

壬生町など回ってから帰路につく。この時期は青田が清々しいが、日差しが容赦ないので、とてもではないが外に長時間はいられない。それでも長時間いて、なんだか指先に力が入らなくなるくらい汗をかいた。しかも、連日の飲みすぎでふらふらだ。夕方には自宅に戻り、きんきんに冷えた瓶麦酒とそうめんで涼をとった。食卓の脇に置いてある虫かごのカブトムシも、顔を突っ込んで昆虫ゼリーを食べている。

6252声 鬼怒川

2025年07月20日

炎天。遊びをせんとや、ということで鬼怒川温泉に来た。炎天下かつ夏休み最初の連休中日という厳しい条件であった。当然ながら東北道など事故渋滞しており、おまけに自家用車のエアコンの効き具合が芳しくなく、余計に疲れた。温泉街まで来ると閑散としており、いつ来ても街並みやら何やらもうすこしなんとかならんもんか、とは思いうものの、これはこういうものだと思うことにしている。

6251声 朝顔の芽

2025年07月19日

昨日、関東甲信越地方が梅雨明けし、朝から炎天である。今日はこれから句会のため、街へ出かけねばならぬ。しかし、クーラーの効いた部屋の窓から見ている空は涼しそうな色なので、出かける気にはなっている。今日はいつもの吟行地で昼間にほおずき市の祭、夜に燈籠流しがある。毎年観ているが、貴重な季語の体験となっているので、毎年楽しみにしている。いささか不謹慎だが、麦酒をのみつつ眺める燈籠流しや夜の祭りはなかなか良い。そうだ、今朝、庭に打ち捨ててある鉢から朝顔の芽が出ていた。梅雨明けといってもうっすら、秋の気配が近づいてきている。

6250声 消化日

2025年07月18日

今日は原稿消化日とする。早朝から駅前のガストに行き、モーニングの洋食セットを注文して早速始める。はじめて入る店だが、店内には老人と若者しかいない。すなわち、そこらで朝まで飲み明かした学生と、朝の時間を優雅に過ごす老夫婦とである。そんな光景に懐かしいような、近い将来を見ているような、複雑な感傷を覚える。まずは鼎談用の句評を済ませた。小一時間で終えるはずが、倍近くかかり、すでに昼が近づいてきていて、大急ぎで、次の原稿に取り掛かる。ドリンクバーでアイスコーヒーを注ぎに行くときに、店内を見渡したが、ビジネスマンが沢山いた。フリーアドレスの会社も増えていると聞くが、その影響だろうか。ノートPCをカチカチ叩く音と、保険の勧誘をしている若い女性の声が響いている。原稿になんとかめどをつけ、ハンバーグで昼を済ませてから店を出た。まだ自分の句稿の整理と句集の整理などは後回しになっている。というところまでは、そのガストで書いている。これから第27回参議院選挙の期日前投票を済ませてから、帰宅後、明日の句会の準備をする予定である。

6249声 カブトムシの背

2025年07月17日

曇りのち晴れ。夜、近所の神社の裏の街路灯の下で、もそもそ動く小さな影を見た。近寄ってまじまじと見ると、カブトムシの雄であった。角をつまんで持ち上げてみると、赤みを帯びた大柄で勇壮な体格で、見とれてしまった。しかし、背の外翅部分がよじれていて、自転車などにひかれたか、いやおそらく羽化不全であろうと思う。その為か後ろ脚の動きが悪く、もそもそしている。木陰に逃がしてやると、ほとんどうずくまっているような調子であった。雨後の湿った草木の匂いが鼻を突いた。

6248声 五冊

2025年07月16日

引き続き雨。昼間は街で盛大に降られた。この頃、句集が良く届く。同じ句集を五冊も謹呈してくださる俳人がいるのだが、どういうわけなのだろうかと首を傾げた。私のことを、何かの賞の選考委員を勘違いをしているのではなかろうか。それとも、周りに配付してくれということなのだろうか。おそらく、後者だと思うが、それは難しい。

6246声 はらくくり

2025年07月14日

台風接近により、雨風強し。ぎゅと仕事を詰め込んだ一日。そんなときに新たな仕事が来る。やりたくはないがやらねばならぬと、腹をくくる。

6245声 路肩

2025年07月13日

曇りのち晴れ。なかなか梅雨が明け切らず。実家へより、両親の様子や具合を見る。旅がらすなどお土産にもらう。明るいうちに帰路につくと、関越自動車道の上里ICを過ぎたあたりで数台が玉突き事故になっていた。路肩で立ち尽くしている中には子どもも居り、胸が痛む。夕間暮れには家に着き、途中のスーパーで買った適当な食材で杯を重ねた。

6244声 霧に朱

2025年07月12日

終日曇り。久しぶりに伊香保へ。関越自動車道が渋滞しており、だいぶ時間がかかってしまった。途中、沢へ寄ったりして気分転換をする。風呂に入ってしこたま麦酒を飲んで寝て起きたら、まだ夜半であった。宿から石段へ出て、少し歩く。夜霧が立ち込めていて静かである。薄闇から人影が現れては消える。カップルに男の友達同士にと、みな若者である。千明仁泉亭の庭を少し見てから引き返した。宿はどこもほおずきの鉢を下げており、霧に浮かぶ朱色はなかなか風情があった。

6243声 虫歯

2025年07月11日

歯の詰物が取れたので、歯医者へ。うすうす予想はしていたのだが、結果は虫歯。しかし初期段階なのであと2回通院すれば修了との由。ともかく虫歯部分を削り仮の詰物をしたので、不快感はおさまった。いろいろとガタが来ている。寝しなに缶麦酒をひとつ飲んだら、目がさえてしまい、寝れなくなってしまった。十分に飲むか、まったく飲まないか、どちらかにすればよかったと思いつつ、うとうと。

6242声 ソフト

2025年07月10日

昨日は二冊、今日も二冊の謹呈句集が届いた。この頃はソフトでさっぱりした装丁の句集が多い。相変わらず、選句などを進める。

6241声 キリキリ

2025年07月09日

ようやく句集の収録句がまとまり始める。五合目くらいまでは到達した感じである。ひとまず、ここからさらにブラッシュアップしないといけない。しかしながら、そろそろ俳句大会の選などがきそうな雰囲気だ。諸々の軋轢が重なり、やや神経も胃もキリキリしてきた。どうにか週末まで乗り切りたい。

6240声 忙中閑あり

2025年07月08日

関東地方は梅雨明けしていないというのに引き続き、猛暑。昼には食堂でとんかつを食べた。カウンターだけの小さな店で、座ると目の前に厨房があり、店内はものすごく暑い。暑いのだが、えらい混む。店主と奥さんはきりきり舞いなのだが、よく動き、よく声を出し、良い雰囲気なのである。そんな光景を見ていると、暑さも忘れるというか、清々しい気持ちになる。おそらく、この店に通う人たちは同じような気持ちを抱いているのだあろう。ささっと食べて、また仕事へ戻った。