日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

3611声 関われる酒

2016年09月29日

午前中はビールの空き樽の整理。
午後は買い物。
天気は相変わらず湿り気味である。
たまにはスカッと晴れてほしい。
午後になると、集中力がガクンと落ちる。
買い物すらおぼつかないこともある。
ちょっとなにか疲れてると思うが、軌道修正ができない。
いい年をして困ったものである。
そういう時、決まって酒の世話になる。
背徳感を簡単に振り払い、酒に手を出す。
酒はおいしくないといけない。
酒はアルコールで酔うわけだが、ただ酔えればいいというものでもない。
おいしいということが満足感を与えてくれる。
つまりおいしさが、こちらの不足感をいっとき埋めてくれる。
ただビールをグラスにそそいで、あるいは日本酒をおちょこについで、飲んでそれで終わりではだめ。
ビールはグラスに、そのビールが最もおいしく飲めるそそぎ方で、真剣にそそぐ。
日本酒はその日本酒が最もおいしくなる温度になるように、真剣に燗をつける。
そうすることで、その酒に主体的に関われた自分を感じることができる。
目の前の酒との共同作業である。
そんなことが少し、こちらの不足感を埋めてくれる。
人間なんてそんなものである。
なのでそのとき飲む酒は、誰がどう注いでも変わりなくうまいような酒ではいけない。
その酒に、ちょっとこちらが関わる余地がないとならない。
例えば小説に例えるなら、東野圭吾のような酒か。
あるいは映画なら、是枝裕和か。

飲む側が主体的に関われるような酒は、いい酒だと思う。

3610声 酒類販売管理研修

2016年09月28日

酒類販売管理研修という、酒の小売店のための講習会を受けてきた。
ビールを作り始めたら他店へおろすこともあるので受けた。
問屋町の商工会議所の隣にある、立派な商業施設の会議室で開催。
小売店のための講習会だから酒屋が集まるのかと思っていたら、最後に修了証を読み上げているのを聞くとコンビニや道の駅、ドラッグストアの人が多かった。
酒は酒屋で買う時代ではないのだと改めて気づかされる。
講師の人が基本的な話ばかりをするなと思ったら、受講者は酒の知識などないかもしれない人たちだった。
もしかしたら、酒への興味すらないかもしれない。
興味がなければ、職場での仕事、客対応は形式的となる。
あるいはお役所埋没的、と言うような、琴線のありかがわからない、といったようなことにならないだろうか。
でも、お客は大事に扱うのだと思うから、琴線のありかは、わかるのか。
酒への対応がお役所埋没的になる、ということかもしれない。
何かを購入するときに、その商品についての知識をあまりお客は求めていない傾向が強くなってきた、ということなのだと思う。
知識はネットで調べられるから。
けれどもその道のベテラン、キャリアや経験があるから聞ける話もある。
あるいは、それを当人から聞くのは、ライブ感がある。
ライブ感感動、とでも言うべきか。
それがあまり、モノに対して、求められていないのかもしれない。
それは現代の個々人の人格が元々そういうものだからそうなる、という順番ではなくて、構造がどんどん複雑をシンプルへ、という方向に向かっているために、そこで生きていると自然とそうなる、ということのような気がする。
モノを買うことによって生じる煩わしさを省いていくと、ベテランの歩んできた人生丸ごと省略してしまう、ということが起きる可能性が高くなる、ということだとも思う。

3609声 もういいよ

2016年09月27日

朝から隣のおじさんが叫んでいる。
私の体調も昨日に引き続き今ひとつなので、その叫び声がよりノイジーに聞こえる。
おじさんもきっと、体調がよくないのだろう。
私が体調のよくない時とおじさんの叫び声が聞こえる時がリンクすることが多い。
気圧の関係とか、そういう原因もあるんじゃないかと思う。
おじさんの叫び声は、初めから叫び声なのではなく、少しずつ段階を踏んでだんだん叫び声になる。
最初に何かしら声が聞こえた時点で、それが叫び声になるかどうかがわかるようになってしまった。
そもそも声が大きい人だから、話し声とさほど変わらない。
けれども叫び声になっていく最初の声はどこか違う。
声に恐怖心を感じる。
おじさんの叫び声イントロドンがあったら、自信がある。
おじさんは、うるせぇ、ああそうかああそうか、関係ねぇんだよ、とだいたい言う。
それに紛れて時々、もういいよ、と言う。
きっと、何かしてもらいたいんだなと、思ってしまう。
大の大人のもういいよは、悲しく響く。

3608声 レート

2016年09月26日

午前中、設備の振り込み手続きで銀行へ。
早く目が覚めたので一番に行ったが、海外送金はレートの確定まで時間がかかるため10時からだと言われる。
勇み足。
車に戻って1時間待って、手続きを済ませた。
2ヶ月前に手附金として総額の半分を振り込んでいたので、今日は残りの半分を振り込んだ。
海外送金など初めてだが、銀行が手取り足取り教えてくれるのでそのまま書類を作ればいい。
記入するのはほとんどローマ字というところが厄介だが、2回目なのでコピーで対応してくれた。
スムーズだった。
ドル対円のレートは日々変わるため、支払額は日に日に変わる。
今日は前回より、6万円くらい安かった。
すごい違いである。
前回が高いのか、今回が安いのかはわからない。
帰ってから色々やろうと思ったが、どうもできない。
体調もよくない。

3607声 充電

2016年09月25日

晴れた。
いつ以来だろうか?
ここぞと洗濯をして、そのあと店へ。
いい陽気だからかお客さんも飲みにくる。
気温が高くなると、昨日と同じビールでも昨日よりおいしいと感じる。
おいしさの分岐点は、気温がちょうど25°Cくらい、の気がしている。
営業を終えて家に帰り、食事をして風呂に入る。
普段だとこれで体力的に一日の終わりだが、今日はまだ動けたのでザブンに行って酒の在庫チェックをしてきた。
全部味見をして、たまたま倉林君が店にいたので軽く飲みに。
久しぶりに話をした。
いろいろ確認できたのでよかった。
彼は話がわかるから話をしていておもしろい。
最近うまく充電できていなかったので、こういう、共感しながら酒を一緒に飲める時間はとてもありがたい。
もう設備の配送手配が待ったなしだが、なかなかその余裕、時間が取れない。
それがまた疲れを呼ぶ。
明日こそはと思う。

3606声 ラジオを聴きながら

2016年09月24日

しその実を醤油漬に、栗は渋皮煮、すだちの皮をむいた。
店は暇でも仕込みははかどった。
天気は相変わらずよくない。
店では営業にかかわらず、ずっとAMラジオを流している。
ラジオの場合、甲子園が終わって夏が終わる。
プロ野球のペナントレースもそろそろ終了の頃には秋の気持ちいい季節がやってくる。
と、信じてるのだが、8月の下旬くらいから愚図ついた天気が続いている。
今年はどうしちゃったのか。
本場所中の楽しみは相撲である。
豪栄道が今日初優勝を決めた。
ここまで長かったから感慨もひとしおだと思う。
おめでとう。
ニュース番組になると、経済学者がよく出てくる。
彼らは景気の話をするのだが、その指標として決まって設備投資に触れる。
設備投資をしているかどうかで景気を測れるとでも言わんばかりに。
そういう意味でいうと、私は景気回復にずいぶん貢献している。
ビール産業は継続的な酒税の支払いとセットだから、社会貢献にもなる。
醸造所は、シンキチ醸造所という名前なのだが、これは、飲み屋の女性に、私がその女性の祖父に似ていると言われたのがきっかけで、名付けた。
そのおじいさんがシンキチという名前らしい。
じいさんになるまでビールを作り続けられたらという気持ちを込めた。
じいさんになってもビールを作り続けて、それで飲む人が喜んでくれて、税金を収め続ければ、社会貢献になるかもしれない。

定年を迎えたら自分のためだけに時間を使わないほうがいいと、これは今日の大沢悠里のゆうゆうワイドでの言葉。
他人のため、社会のため、という時間が人生を豊かにすると話しているのを聴いて、たしかに、なんかわかるなと思いながら聴いていた。
体力的に、自分以外と関わっている余裕がなくなる、ということを年をとってくると感じる一方で、自分のためだけに生きるのも、大変になってくるようだ。

3605声 褒めてもらう

2016年09月23日

朝から歯医者へ。
詰め物ができたのでそれをはめてもらう。
ひとまずこれで歯医者通いは終わりとなり、清々しい気分になる。
実家へ行き、頼んでおいた書類を預かってくる。
ついでに、庭になっているすだちを収穫。
これで2回目だが採りきれないほど実がついている。
棘に手こずりながら50個ほどとった。
皮をむいて身と分け、ビールに入れる予定である。
何かと用事に追われていたら店の仕込みが間に合わず、今日も仕込みをしながらの営業となった。
常連さんが二人来て、息子の中学生のT君も一緒に来た。
「この店、おいしいですょ」と、大人からすると何をこまっしゃくれたことを言って、と思うかもしれないが、彼なりの純粋な賛辞なのがよくわかるから、憎めない。
彼は絵がうまくて、蛭子能収みたいな絵だが、味があっていい。
千円札の野口英世をリクエストしたら書いてくれた。
店に飾ろうと思う。
営業が終わってその常連さんと焼鳥屋で軽く飲んだ。
ビール2杯でとても酔いが回った感じ。

頭も働かない。

家に着いて、あずきバーを2本食べた。

実は昼間にも1本食べている。

食べ過ぎだ。

あまりよくない。

寝ようと思う。

3604声 新宿で

2016年09月22日

今日も雨。
設備の相談で、東京に来ている。
16時に調布に行く予定のため、新宿で時間をつぶす。
腹が空いたのでどこかに入ろうとウロウロするが、どこもなぜか気が引けて入れない。
結局南口駅前の長野屋に入った。
やはりここが落ち着く。

昼時なのに店内に人はまばらである。
鯖煮定食と生ビールを注文した。
鯖がおいしかった。
雨でも東京は人だらけだ。
鳩も雨に濡れて寒そうである。
これから京王線で調布まで移動する。
まだ時間があるためコーヒーでもと手頃なカフェを探しているのだが、どこも混んでいて割って入れない。
酔っ払いの中には入っていけるのに、ギャルやカップルの間に入っていけない。
うまいコーヒーを飲みたい。
さっきから、鳩が寄ってきてうるさい。

3603声 社長と社員

2016年09月21日

貸切の予約。
今、私の仕事はほぼ終了したが、お客さんは予定を大幅に超えて、話し合いをしている。
小さい店だから全部聞こえてしまうのだが、その内容は難しい。
総勢10人くらいの建築会社の方々で、社員はみな若い。
まだ技術も半ばの社員たちと、上昇志向の強い社長とのせめぎ合いの話が続いている。
社長の小言が大半だが、社長の気持ちもわかるし、社員の気持ちもまた、わかる気がする。
この社長の小言は、現場を経てきた社長だから出てくるもので、一方、社員は社長を経験していないから、社長の気持ちはなんとなくはわかっても、社長の現状まではわからない。
小言の不公平とは、こういうもんだと思いながら聞いている。
社長の現状を社員はわからないから、社長は自分を棚に上げていられる。
一方社長は、自分が社員を経てきたから、社員の現状を自分の基準で、ことごとく論破する。
現状の自分を棚に上げて。
とはいえ、会社が円滑に回ることを誰よりも考えての社長の意見だということはわかるから、難しい。
酒を飲まないとなかなか言えない、などもわかる。
私は帰りたいけれど、この人たち好きだし、と思うと、帰れとは言えない。

3602声 台風

2016年09月20日

朝から雨。
このところ雨の多い日が続いている。
午前中にメーカーの方と冷却器の打ち合わせをする。
よく聞くと予定のものではパワーが足りないらしく、一つ上の機種を購入することになりそう。
値段もずいぶん変わるが仕方ない。
働けばいいのだ。

案件が多いと、一つ一つの価格に対する精査が少しずつないがしろになる。

怖いことだ。

割としつこくやっている方だと思う。
接続の仕方がもう一つ理解できていないので、近いうちに一度確かめに行かなければならない。
夜になって雨はさらに強くなる。
風が涼しく心地いい。
台風が近くまで来ているのだと、お客さんから教えてもらう。
そんなことも知らないとはのんきなもんだ。
高崎は今日、市内の全ての小学校を避難所として開設しているらしい。
訓練の意味も含めてやるんだと、今日になって市長が言い出したのだと言う。
訓練はやっておいた方がいいに越したことはないが、今日の今日では大変に違いあるまい。
職員の方々はご苦労様である。
今日ばかりは小学校に行ったら、泊めてくれるのかもしれない。
21時を回って、雨は少し小ぶりになってきた。
待っていたかのように鈴虫が鳴いている。
夜に鳴くために生まれてきたような虫にとって、雨は迷惑だろう。
飲み屋も同じだ。

3601声 ビアフェス

2016年09月19日

日が変わって昨日の話。

さいたまスーパーアリーナで開催中のクラフトビアフェスタに行ってきた。
50を超えるブルワリーが一堂に会することはそうはない機会で、その場で飲み比べてみると違いがよくわかるというのが、このイベントの醍醐味だと思う。
今回も、改めてビールはいろいろだなと感じた。
待ち合わせたわけでもないのに、会場に行くと高崎の知り合いが何人もいて、集まって飲むことに。
それぞれに好みが違うから、これも面白い。
飲み口の濃淡やホップの効き具合でうまいかどうかを判断する人が多いように思った。
私はぬるくなっても飲めるビールが好み。
だったらぬるくなってもうまいビールはどんなビールかと言われれば、うまく答えられない。
そういうビールがバランスがいいのは間違いないが、ならばそのバランスとはどういうバランスかと言われると、これまたうまく答えられない。
それを答えられるようにならないとうまいビールは作れないと思っている。
帰り道、3駅隣の浦和に移動して2軒はしご、電車待ちの大宮に移動して1軒。
昔ははしごするほどに勢いづいたものだがこの頃めっきりそれがない。
ペースが似ている人としか飲めなくなってきた。

3600声 春画

2016年09月18日

春画の画集を借りた。
江戸時代の性交が浮世絵版画で見ることができる。
江戸の風俗と言えば何と言っても吉原に代表される遊郭だが、春画は一般の庶民、ごく普通の市井の人々の情愛が描かれる。
旦那と女将。
旦那と下女。
女将と奉公人。
下女と奉公人。
みんなそれぞれに、やるときはやっている。
現代と変わらない。
現代の、例えばアダルトビデオの女性などは少し前に比べると、あっけらかんとその世界に入ってくることが多いという記事を読んだことがあるが、種類は違うだろうが、そういうあっけらかんとした感じは、この春画にも見られる。
もちろん、あっけらかんとされては困る、という意見が当たり前にあった上でのあっけらかん、ではあるだろうが。
いや、どうなのか。
人によるか。
状況にもよるだろう。
年齢とか。
連休の中日の雨の日曜日は暇である。
春画を見ながら暇をつぶしている。

3599声 連休の若松町

2016年09月17日

土曜日は昼から開店。
連休だからか、いつもの週末より静か。
店の前を通るのは、もっぱら年寄りばかりである。
頂き物のニラを醤油漬けにした。
辛味よりも旨味が強く、アクも少ないから生でも食べられる。
たくさん頂いたから保存できるように、漬物にした。
青唐辛子があったので数本を刻んで一緒に入れた。
素手で刻んで、その手でどこか触っちゃいけないと心していたつもりだが、指と指の間が痒くなって、つい掻いてしまった。
ヒリヒリする。
向かいの美容室から三味線の音。
それに誘われて隣の焼き菓子屋でアイスコーヒーを買って、外のベンチで飲んでいる。
雨は降っておらず、曇り空だが風が気持ちいい。
三味線は、時にゆったりと、時にアグレッシブに。
ただの三味線弾きのレベルではない。
一体何者なのだろうか?
これでお客さんがきてくれたら最高である。
昼から酒を飲んでいる大人がいる街は、いい街だと思う。
美容室から三味線の音色がする街も、いい街だ。
老人が歩いている街も。
小さい焼き菓子屋がある街も。

3598声 中学生のお客

2016年09月16日

金曜日の夕方、常連のSさんが塾帰りの息子と飲みに来てくれる。
近くの英会話教室でレッスンをしている息子が帰る時間と、Sさんの仕事が終わる時間がほぼ同じのようで、自宅までの途中にあるうちの店に父子2人で顔を見せる。
息子は中学3年生だが、酒のアテばかりのうちの料理が気に入ってくれたらしい。
話を聞いていると、まだ中学生なのにとても自分と向き合っているのがよくわかる。
先週はゲームの話をした。
ゲームを作る人になるのが将来の夢だと言う。
「クラシックを作りたい」と。
クラシックって、モダンの反対のクラシックである。
「いつからそう思ったの?」と聞いたら、「平家物語を知った時から」と言っていた。
「盛者必衰」でないものが作りたいと。
深いよね。
今日は、感情論。
「感情で物事を決めつけたくない」と。
「いつからそう思ったの?」と聞いたら、「中学に入ったくらいから」と言っていた。
自分ならば決めつけられたくない、という思いがまずあるらしい。
物事をフィードバックしてるんだよね、自分に。
子供だからといって自分の都合のよさを許してはいない。
「そんなことまで考えているのは大人にも少ないよ」と言ったら、笑っていた。

3597声 ディテールがわからない

2016年09月15日

そろばん塾の生徒たちの声がうるさいと、男が斧を持って塾に押し入ったらしい。
静けさに対する権利感覚が昔に比べると強くなっていることの一つの表れでもあると思う。
今日お客さんと話をしていて、コンベンションホールや新体育館の工事の話になった。
コンベンションホールの工事などはまさにこれから始まるのだが、そのすぐ近くに住んでいるその方は、高齢の親はこの工事で死ぬんじゃないか、と言っていた。
工事の音に対するストレスの話である。
聞いていて、まんざらでもないなと思った。
普段当たり前にある静けさが保たれないのはストレスになる。
高齢であれば、それが大きな負担にもなるだろう。
そんなことで死ぬはずがない、と言える状態の人がいるとするならば、それは体力があるからそう言えるのだと、体力のある人は気づきにくいものだ。
高齢者をはじめとする体力弱者の訴えが通りにくいのは、体力のある人間が世の中を動かしているからである。
体力のある人間は、ディテールに気づきにくい一面を持つ。
気づくことを必要としないからである。
そういう意味では、よく言われる現代の若者が昔と比べて体力がなくなっているというのは、それによってときに斧を持ち出したりもしてしまうこともあるが、一方では、その体力のなさは感度の高さでもある。
もしかしたら、芸術や教育の分野で活躍できるような人間は、増えている可能性もあるのかもしれない。
大事なのは、気づいたことを発信していい、という雰囲気が世の中にあるかどうかである。
主張しやすい雰囲気でないから、斧を持ち出すのだから。
クレーマーなどというのも、彼らが存在できる雰囲気にあるのは、悪いことではない気もする。
問題があるとするならば、それはクレームを受ける側が、体力がありすぎて、ディテールに気づきにくくなっている場合はあるかもしれない。
体力がなくて、そのためにディテールをしっかり把握できる、そういうクレーム処理者が必要なのだと思う。
ただ、斧を持ち出してしまうのは、自分に不満のディテールがあることはわかるがそれをきちんと把握する体力がないから斧を持ち出す、という一面もあるだろうから、ディテールの詳細説明を持ってクレーマーに対峙したとしても、本人がうまく自己理解できていないのだから、その対処がうまくいくかどうかはわからない。
難しい。

体力不足で欲しいのはディテールの理解よりも慰め、だったりもするし。
俺が考えることじゃないはずだ。

今日は、十五夜だったが曇り空で月が出なかった。

明日は見られるだろうか。

3596声 深呼吸

2016年09月14日

深呼吸は、深く息を吸う、ではなく、深く息を吐く、である。
息は吸おうとしたら、余計に苦しくなる。

3595声 宿題なし

2016年09月13日

朝から雨。
起きて、免許関係の書類準備をする。
チラーの見積もりコピー、下水の特定施設設置受理書コピー、酒類販売管理研修受講申込書コピー、ビールレシピの確認。
その後店に届け物をして、歩いてニューボーイコーヒーへ。
コーヒーを飲む時間に、やるべきことを整理する。

そうでもしないと整理できないのは、このやるべきことが、やるべきことを始めるためのやるべきこと、だから。
昨日あれだけ寝たから、今日は体が動く。
ニューボーイのコーヒーは、頭が痛くなることが少ない。
スタバのフラペチーノと迷ったが、今日は暖かいコーヒーが飲みたいと思った。
新豆「ニカラグア」を飲んだ。
酸味の効いたコーヒーで、ドライ。
好みだった。
酸味の効いたコーヒーはぬるくなってもおいしい。
昼過ぎから、税務署のMさんと面接。
準備した書類を渡し、研修の説明など細かく話をして終了。
何度も会っているが、今回初めて宿題のない面接となった。
なんだか少し、解放された気分だ。
どうせまた細かいところをつつかれるだろうが、それはまたその時に考えればいい。
そろそろ、タンクを頼んだ中国とのやりとりが佳境を迎えている。
輸送保険を申し込んで、横浜港まで取りに行く段取りをしなければならない。
あと少しである。

3594声 寝休日

2016年09月12日

午前中に昨夜の片付けをした後は、寝て過ごす休日。
足がむくんでいる。
思考もストップ。
ワインの注文だけした。
そんなのに1時間もかかる。
動けないときの私は多分、じいさんのようだ。
よくもこれだけ眠れるな、と久しぶりに、それだけ寝た。
きっとまた動けるようになると思うから、眠っていられる。
起きて、あーすっきり、となるわけでもない。
これはじいさんである。

「元気があればなんでもできる」

猪木は正しい。