日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。令和2年は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

284声 ヨナヨナイガキューッ

2008年10月10日

人生行路を夜な夜な千鳥足で歩行。
ってのも、本日締め切りの原稿を、悪戦苦闘の末、どうにか書き上げた。
文従事順には程遠い出来栄えだが、一応の終了。
そして、慣例に従順に従って、自室で打ち上げ。
独りで飲んでいると、すべからく、酔いが早い。
自転車で、近所の日帰り温泉施設に行く気力も無く、断念。
そう言えば、自転車と言えど、立派な飲酒運転。

そう言えばついでに、今日は10月10日。
1010で、銭湯の日。
群馬にも、歴史ある銭湯が未だ沢山残っている。
高崎、前橋、桐生ってのは、県内の三大銭湯残存地域である。
県内銭湯を紹介している、「路地裏銭湯記」でも、
まだまだ靴底を減らす事になりそうだ。

どうやら世の中は、明日から三連休の様相。
どうやらついでに、秋の行楽シーズンとやらで、
遊山客の方々が大量発生だとか。
遊山ついでに、「ほのじ」に寄ってランチでも食してみたら。

と、「ほのじ通信」のコンテンツに掲載されている、
「人気のおかずランキング」を見ていたら、無性に腹減り。
なので、ついつい紹介。
ビールグラスを置いて、指を舐める。
付着している、都こんぶの、甘酸っぱい白い粉の味。
胃がキューッ。

283声 スタンディング・オデン

2008年10月09日

秋もだいぶ落ち着いてきて、そろそろおでんの季節。
静岡おでんも良いけど、東京あたりの立ち飲みのおでんも良い。

東京にいた時分。
「君、学生さん」って聞かれる位の年の頃から、
よく最寄り駅のおでん屋で立ち飲んでいた。
どれも、100円を超さない品々。
味の染みたおでんに、からしをたっぷり付けて食う。
冷えた瓶ビールをグラスで飲んでいると、沁みた。

そう言えば、群馬には立ち飲みのおでん屋なんてあるのだろうか。
そもそも、立ち飲み文化自体が、伝播しているのか、あやしい。

282声 無用問答反芻中

2008年10月08日

ふと、見ると、もう281声。
とすれば、今月末には、遂に300声に到達する予定。
ぼちぼち、300声記念の特別企画を考えねば。

ダウ平均株価が、過去20年で最大の下げ幅を記録し、
資本主義制度の危うさが、世界規模で叫ばれている昨今。
缶麦酒片手に、都こんぶを食いながら、
記念企画なんて考えている場合なのだろうか、私。

ノーベル物理学賞や化学賞を、日本人が次々と受賞している近日。
眠い目を擦りながら、PCの前に座って、
湿気た柿の種を食っている場合なのだろうか、己。

そしてもう、281声から282声の段に足を掛けている。
階段は何処まで続くのであろうか。
しかし、その答えは求めざる、問。

281声 10月の存在感

2008年10月07日

なんだか年末。
の様な、雰囲気漂う街中。
恐らく、薄曇りの天気のせい。
夏の煌きが、遠い昔だっかかの様に、生気なく横たわる、路上。

帰宅して、晩酌。
テレビが映していたのは、石川さゆり。
歌っている曲は、津軽海峡・冬景色。
ここでも年末。
感が漂っているではないか。
しかも、私が飲んでいる麦酒の銘柄、既に冬物語。

深秋の10月よ。
存在主張せよ。 

280声 夕暮れのカーディガン

2008年10月06日

さてと。
って、古い日本文学の短編集を出して、頁を送る。
興が乗らず、直ぐ閉じる。
その近く、焼き増し方式で書かれた、エッセイ集を出す。
これもダメで、また戻す。
この一連の動作を、きっかり三度繰り返して、時刻は午前零時。

学生通りの群れ。
学生通りの夕暮れ。
気づけば10月。
気づけばカーディガン。

本日見た景色が、脳裏に幻燈。
そして、四度目。

279声 零れ落ちる、瞬間

2008年10月05日

素人も素人。
故に、俳句に関しては、煩わしさを感じる時がある。
しかし、瞬間、の面白みもある。

それが、ルールに基づいて楽しむゲームだと、分っている。
分っていながらも、悩む。
風景や心象を詠む際に、当然、七五調に合わせ、季語を確認する。
そうやって、俳句サイズに削ぎ落とし、条件が満たされ、
やっと一つの作品となる。
その作業が、時に煩わしくなる。
そして、削ぎ落とされた風景や心象が、気にかかってしまうのである。

そんな事を考えつつ、車窓。
ローカル線の、無人駅に停車し、ドアが開きまた閉まる。
乗降客も無く、秋の西陽が射す、無言の駅を通り過ぎる。
線路際に生えているススキが、列車から生じた風に揺れる。
そんな、走り去る風景を眺めていると、ポタッ。
水滴が落ちるかの様に、俳句が零れ落ちる、瞬間。

それを書き留めて、ほんの少し、ほんの少しだけ、微笑む。

278声 秋晴れや 車内に響く 七五調

2008年10月04日

只今、第四回ワルノリ俳句ingから戻り、コレを書いている。
今回の結果は、明日、「クレインダンス情報」に掲載予定。

今日は、朝から晩まで、七五調でブツブツ。
そして、もちろん、今回の俳句の特選は…。
ってな事は、また明日。

来てくれた人に、感謝。

277声 可能性を生む現実

2008年10月03日

作家であり僧侶である、瀬戸内寂聴さんが、ケータイ小説を発表していた。
と言う、新聞記事を先日目にした。
紫式部にちなんだ、「ぱーぷる」と言うペンネームで、
ケータイ小説サイト「野いちご」に、今年5月から掲載されていたとの事。

「稚拙な文章表現」や「安直な展開」、「既存恋愛小説などからの盗用が多く見られる」等々。
文学としての脆弱性について、昨今、批判的な意見が目立っていたケータイ小説。

しかしながら、寂聴さんの「行動力」には恐れ入った。
「まず、自分で書いてみる」
と言う姿勢。
真贋を見極めるのはそれから。

そしてこの、「明日の虹」というタイトルの寂聴さんのケータイ小説。
「源氏物語」の翻訳者である筆者は、その内容に源氏物語の要素を織り込み、
若者向けの恋愛小説に仕上げた。

このケータイ小説を読んで、紫式部に興味を持ったり、
11世紀の文化に興味を持つ人だって、必ず居るはずだろう。
新しい可能性は、一方向の現実から生まれるとは限らない。
美術館で見た、芸術的な絵画に感動するのも、一つの現実。
WEBサイトで見た、CGの画に感動するのも、また一つの現実。

年齢の話ってのは、少し野暮だが、寂聴さん、86歳である。
しかし、若者を凌駕するそのアヴァンギャルドな感覚には、改めて舌を巻く。

どの現実が真で、どの現実が贋か。
考えてたら、眠くなってきた。
ってのが、私の現実。

276声 日常巡行

2008年10月02日

本日、雲一つ無き秋晴れ。
空高く感ぜられ、空気透く。
いつもの定食屋に行き、ラーメン定食(800円)を食す。
晩、仕事より帰宅し、麒麟麦酒社の麦酒、秋味を飲む。
香り甘みは控えめ、ホップの苦味が際立って強い。
夜、読みかけであった、志賀直哉の短編集を読む。

いつに無く随筆調である、本日のひとこえ。
日常性に埋没しない程度に、抑揚の無い日常を送る。
これ、とても重要。
な事だと思う。
いつもの定食屋のいつものラーメン。
この、日常が重要。

275声 空っ風のゴング

2008年10月01日

今日から10月。
気の早い人は、もう来年のカレンダー買ったり、
忘年会の日取りを決めている。
どうやら、じわりじわりと、地の底から湧いてきている様、年末の焦燥。

こうなってくると、もういっその事、「早く終わってしまえ」。
なんて、乱暴な考えを持ってしまう。
生命力に満ち溢れ、景色の全てが鮮やかだった、夏。
その余韻を、少しでも残しつつ、春を迎えたいのである。

寒風に吹き晒され、鼻水を垂らしながら、正月のモチの心配をする日々。
想像するだけで、背筋が寒くなる。
私が住んでいるのは、前橋に限りなく近い高崎。
強烈な赤城颪の洗礼を、受けなくてはならない。
想像するだけで、耳鼻が痛くなる。

いよいよ、空っ風の季節到来である。
隙間風が鳴らすゴングで、後半戦、スタートってトコだろうか。

274声 Like a 南高梅

2008年09月30日

高崎市箕郷地区を彷徨っていた、本日終日。
観光の情報を、取材と撮影。
その最中、に立ち寄った直売所、で買った梅干。

箕郷ったら、その名を馳せるのが、箕郷梅林。
秋間、榛名、箕郷ってのは、群馬の三大梅林。
日本における梅の生産量も、和歌山県に次いで、全国第2位。
もちろん、その品質は折り紙つきなのである。

そして、本日買った梅干。
15cm四方のプラケースに、直径3cm程の肉厚な梅干。
ぎっしり詰めてあって、400円。
安いし、美味い。
なんでも、南高梅って種類。
丁度、プルーンと似通った、肉厚な梅の様相。

メタボリック。
に、なればなる程、梅の世界ではありがたく扱われる。
つまり、「果肉」が付けば付くほど、美味しい梅になるのだ。
人間の世界とは、基準が逆。
南高梅気味の、不穏な腹部。

273声 たまにはワルノリ

2008年09月29日

台風15号、現在、台湾を通過した所って、天気予報。
なんでも、今年最強らしい。
日本列島には、秋雨前線が、停滞。
猛威を振るう、嵐が来る。
嵐去って、一層深まる秋。

秋の俳句ing、詳細内容を昨日、「クレインダンス情報」に掲載。
すれ違う心、乱れる生活、先行きの不安、甚だ混迷を極める新政治。
ってのを忘れて、たまには、息抜きに、ワルノリ俳句ing。

クレインダンス情報はこちらから↓

272声 肝の据わったエアガール

2008年09月28日

昨日購入した、「昭和史全記録1926〜1989」を、早速読んでいる。
読み始めて数時間、未だ昭和6年(1931年)なのである。
残すところ後、58年。

ところで、昭和6年と言えば、満州事変が勃発。
日本がいよいよ、きな臭くなってきた時代。
そこで目に止まったのは、2月、「エアガール」と言う記事。

以下、本文より抜粋。
女性の新職業、エアガール(東京航空輸送会社)採用第一次試験が行われ、
百四十人の受験者の中から十人を予選した。
一度飛行機に乗せ空中体験をさせた後雇用する。
〜中略〜
エアガール第一号の三嬢は、
一ヵ月後の初給料が電車賃と昼食代にしかならない乏しさのため、
相羽社長に生活保証の嘆願をしようと目下協議中。
前記の本山嬢が最も強硬で、要求が拒否されれば辞職と発言。

つまり、2008年現在で言う、「キャビンアテンダント」ちゅう職業の事らしい。
この時代、記事にも写真が載っているが、飛行機ったって、ジャンボ航空機でなくて、
心許無いプロペラ機。
そして、記事にもあるが、過酷な労働環境であるにも拘らず、給料は雀の涙程度。
見た瞬間、不謹慎にも笑ってしまったが、電車賃と昼食代は、ちと酷い。

良い時代になったな、と、感慨に浸りつつ、エアガールに感心。
そら、本山嬢も怒るっちゅう話。

271声 50万時間のメモリーが半額

2008年09月27日

秋って事も多分にあるのだろうが、本屋が賑わっている様子。
私が馴染み深いのは、古本屋の方。
本日行った、大型チェーン店でも、セール期間らしく、客大入。
アンチ日帰り遊山派と、見受けられる方々で、大変盛況。

私も、特に目当ての物があるでもなく。
いや、各地の古本屋を巡っている人は大抵、常に各種の本を探している筈。
であるが、まぁ、ふらっと足が向いたのである。

しかし小一時間後、その古本屋を出る時、私が手にしていた本。
「昭和史全記録1926〜1989」毎日新聞社。

油断して、ついつい衝動買いしてしまった。
丁度その店、本日が、雑誌・新書半額セールと言う事に、揺らぎ。
そして、その電話帳の親玉みたいな風格の本に付いていたコピー。
「50万時間のメモリー」
ってのに、完敗。

重さで、ビニール袋の柄がのびのびになりつつ、緩やかに反省しながら、帰路。
2000円だった、50万時間のメモリーを持って、帰宅。

270声 紅葉狩りつつ俳句ing

2008年09月26日

一雨ごとに冷える風。
吹き抜け、秋を深めてゆく。
山の方じゃ、紅葉前線が急ぎ足で迫っている様子。
紅葉狩りつつ俳句ing。

ってな具合で、企画中。
現在、クレインダンスでは、第四回のワルノリ俳句ing予定を作成中。
開催日時は、10月4日土曜日。
集合場所は、JR前橋駅。
目的地は、JR吾妻線の何処其処駅。

詳細が決まり次第、「クレインダンス情報」に掲載。
って事は、来週の土曜日。
予定を空けて、おきまっしょい。

269声 劇場の空気 加速して振動

2008年09月25日

先程、テレビ東京で「男はつらいよ」。
劇場版第一作目を、放映していた。

いつ観ても、馬鹿な寅次郎。
「馬鹿だねぇ〜」
って、おいちゃん役の森川信だけでなく、
観てる人の大半、いや全員が、心の中で呟いてた筈。

観ていて、思い出した。
それは、昨年参加した、第2回尾瀬の森映画祭。
で観た、「男はつらいよ」。
私はそれまで、シリーズを劇場で観た事がなかった。
ので、この映画祭で観た「男はつらいよ」が、銀幕初となった。

非常に印象深い作品となった。
そこには、作品の内容よりも、会場の雰囲気が大きく起因している。
主人公、寅次郎がボケる。
すると、会場全体が笑う。
泣かせる場面に入ると、
会場の至る所から、すすり泣く声が何処からともなく。
各場面ごとに、会場の空気が震えるのだ。
上映が終わると、会場に巻き起こる拍手喝采。

そして、今。
テレビ放映を観終えて、改めて思う。
その劇場に張り詰めている空気。
その震え、加速して振動。
が、観客の心に共鳴する。

268声 馬鹿は単純

2008年09月24日

FM群馬を聞きながら運転中。
ぼんやりと、本日昼下がり。

聴いてる番組では、読者投稿物。
ってなコーナーを進行中。
常連リスナー達の秀逸な作品。
陽気なパーソナリティーが、陽気に、
次々と発表してゆく。

聞いていて、瞬間的に笑いが込み上げ、噴きだす。
声を出して、笑う、信号待ち。
信号、青になって未だ、笑いの余韻。

面白かったその内容、うんこ。
うんこが、どーしたこーしたって内容。
幾つになっても、うんこ関連は面白い。
馬鹿で、野暮で、下品で、単純。
そう言う事は、面白い。

いつかは、面白くなくなるのだろうか。
単純、に笑えなくなる。
そうなったら、つまらない。
うんこ、で笑えなくなったら。

266声 200円の壁

2008年09月23日

本日、家族向け簡易洋食店で昼食の折。
店内、やけに子供連れが多いではないか。
まぁ巷では「ファミレス」って、
「ファミリー」で来れる「レストラン」に相違ない場所である。
家族連れが多く居て然るべきなのだ。

推察するに至った結果。
一昨日、全国的に開催されていた運動会の振り替え休日なんだな、学校。
なので、特に小学生ぐらいのハナタレ小僧が多い。

私の座っている直ぐ前の席でも、小指で鼻をほじって、
親御さんに注意されている、賢そうなお坊ちゃんが一人。
すると、女給さんがお坊ちゃんのテーブルに、品物を置く。
なんと、その鼻タレお坊ちゃんの前には、
まぐろづけ丼セットが置かれているではないか。

私が注文したのは、日替わりランチ399円。
アチラのまぐろづけ丼は599円。
そして、私が食べたかったのは、まぐろづけ丼599円。
200円の壁を越えられずに、泣く泣く断念。

なんで私が、ペッパーハンバーグ&とり天で、
さっきまで鼻くそほじってた小僧が、まぐろづけ丼。
「鮪」を「漬け」にして、しかも「丼」にした物は、
十歳いや二十歳年を経てから。
いやいや、「鮪」って漢字が書ける様になってから食え。
って、ハンバーグを突付きながら、声にならない声が胸中でぶつかる。
やけんなって私、コーヒー、コーヒー。