日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

5384声 石を拾ったり、猫を探したり

2023年03月06日

いつものように子供を保育園に迎えに行く。家から保育園まで、大人の足で4~5分の道のりだが、いろいろと寄り道したり遊んだりするので、帰り道はだいぶ時間はかかる。石を拾ったり、猫を探したり、抱っこしてぐるぐる回ったりと。最近はだいぶ日が延びて、浅間山に沈んでいく夕日が見られる。娘を抱っこしながら、桜色の雲が西の空にたなびいていくのをしばし眺める。そりゃあもう、今日も良い一日だったよ。

5383声 いっぱしのアート作品に見える

2023年03月05日

妻の働く美術館で子供向けのアートイベント。ストローや毛糸や色々な紙切れなどのマテリアルがたくさん用意されてあり、子供が自由に取ってきて工作して良いという内容。娘は初めは遠くで見ていたが、(娘はでき上がった輪に入っていくのが苦手)好奇心が勝ったようで、やると言い出して案内されたローテーブルに着く。彼女が興味を持ったのが小学生が使うような大きなはさみ。手が小さすぎてあまり上手に開けないのだが、ほんの少し刃先をひろげ、あぶなっかしいがなんとか紙切れに切り込みを入れていく。周りのボランティアのおばさんにも、小さいのに上手ねぇと感心される。まんざらでもないようだけど、この娘は褒められても、あまり喜んだりせず、基本はスルー。ぐるぐるとお絵かきした紙に、切った紙切れやまるめた毛糸などをのり付けしていく。普段は2分ごとに興味の対象を変える娘はが、この日は2時間近く創作活動に打ち込んでいた。これには親もびっくり。帰りに駅前の日帰り温泉に寄って、湯上がりに彼女は牛乳、私はビール。娘の作品は白い額にいれてリビングに飾った。いっぱしのアート作品に見える。そりゃあもう、今日も良い一日だったよ。

5382声 はーちゃんのおっぱいちいさい

2023年03月04日

娘はおっぱいへの執着がすごい。授乳中は、欲しくなるとおっぱいを連呼し、貰えるまでて泣きじゃくって暴れたもの。断乳後も、さすがに飲まなくはなったが、基本、隙さえあれば妻の服に手を入れて触っている。私の胸でも、時々まさぐってくるので相当好き。ほんと、女の子で良かったよ。。今日お風呂に入っていたら、鏡を見ながら「はーちゃんのおっぱいちいさい」と言っていた。大きなおっぱいがいいの?と聞くと答えはなかった。憧れているというより、ただ小さいという客観的事実を言っただけだったようだ。なんとなくホットした。そりゃもう、今日も良い一日だったよ。

5381声 お仕着せが嫌い

2023年03月03日

娘はお笑いをわかっている。正確に言えば期待された行動や予定調和的な出来事に対し、その裏を行くと面白いということを知っている。お風呂で1~10まで数えていると、「トントントンひげじいさん」と歌いだす。これはお笑いを知っているとうより、お仕着せが嫌いというただのパーソナリティかもしれないが。妻に言わせると私そっくりとのこと。そりゃもう、今日も良い一日だったよ。

5380声 先に食べててごめんねー

2023年03月02日

ちょっとした野外のイベントがあり、妻とは別々のキッチンカーに並んでいた。妻の方が先に買えて、私はだいぶ待ってようやく買うことができたのだが、日陰で先に食べていた娘が一言「先に食べててごめんねー」だって。「先に」という時間の概念があり、「食べてて」という進行中の動作の説明。そして「ごめんねー」と慣習に基づき、全体の状況を軽く謝罪している。子供の成長は早い。そりゃもう、今日も良い一日だったよ。

5379声 今日も良い一日だったよ

2023年03月01日

妻が仕事で娘と二人の休日。ブランコがしたいと言うので、お出かけ着に着替えて、近所の公園に。赤と青と、幼児用のボックス型のブランコがあるのだけど、娘は赤がお気に入り。ブランコの椅子を持って高い位置まで引き、3,2,1それっと手を離すのがお気に入り。小上がりのある喫茶店でランチ。ご飯が来るまで、荒井良二さんの絵本を読む。挿絵が油絵なので迫力がり、構図のデフォルメが効いてて楽しい。クマのぬいぐるみが旅する絵本であったが、道を聞いたら親切に教えてくれたとか、仲間の輪にいれてくれたとか、日々の小さなことに感謝する物語で、こんなフレーズで毎日が終わる。『そりゃあもう、今日も良い一日だったよ』と。そんな風に一日を過ごせたら良いなと。

5378声 2月は一瞬

2023年02月28日

インスタグラムでは、変な投稿を心がけている。始めた頃はとても寂しかったので、ふと「寂しさよこんにちは」というどこかの小説から借りてきた言葉を思い付き、以下のプロフィールをアカウントの説明とした。

「楽しさ」や「はなやかさ」が蔓延するInstagramにおいて、果たして「寂しさ」は言葉に頼らず写真のみで表せるのか?共有できるのか?という地味な試み。

これが世の主流の逆をいくので大ヒッ・・するわけもなく、少ないフォロワーで、でもごくごくたまーーーに「あれ、好きなんです」とボソッと言ってもらえたりする。

そんな中ふと #明日には忘れる鼻歌を記録する という投稿を始めだした。誰からも求められず、自分からもこれを出して良いのかという投稿群だ。内容はそのままに、ふと思いついた鼻歌を(主に運転してて)スマホに記録してアップするだけ。2月の終わりには以下の鼻歌を思い付き録音した(のちのちにアップされる・・かも)。来月はすーさんです。ではまたお会いしましょう。

「2月は一瞬」

2月は一瞬 あっと言う間に過ぎ去る
一生も一瞬 あっと言う間にGo to heaven

岡安賢一インスタグラム

5377声 白菜

2023年02月27日

白菜て、食べるとこ多くてすごいな。

5376声 失敗するべきなんだよね

2023年02月26日

4月に開催する「歌の生まれる場所」寺尾紗穂LIVEのフライヤーが完成し(デザインはあしか図案の殿岡さん)、フリッツ・アートセンターに取りに行った。僕と共に、寺尾紗穂さんの群馬での演奏を実現させたい、と手を挙げたのが、殿岡さんやフリッツの小見さんだった。

フリッツ・アートセンターは特別な場所である。敷島公園に隣接する穏やかな場所にある絵本専門店。ミキハウスと行っている宮沢賢治の小説を全作品絵本化する、という取り組みは偉業でしかないし、絵本以外の本のセレクションも良い。店の入り口には日替わりで店主が変わるコーヒースタンドがあり、敷地内にはプレッツェルも変えるパン屋もある。フリッツは店であり、村であり、文化である。

店主小見純一さんは、前橋にて様々な文化活動を行ってきた方で、尊敬しかない。僕が映画学校卒業後に群馬に戻り、24歳くらいの時にはじめて応募した映像コンテスト。僕が作ったたわいもない映像を審査員だった小見さんが好きだと言ってくれてからの関係である。近年でも映画『影踏み』の撮影もフリッツでやらせてもらったり、荒井良二さんの展示を見に行ったり。小見さんと顔を合わせることはよくあるものの、今回の寺尾さんのライブのように一緒に何かを行うのは今回がはじめて。今日も、コーヒーをごちそうになりながら話をした。

今はイベントでもフライヤーの印刷はせずにネットだけで周知したり、音楽もCDではなく配信が主流になったり、物を通さないというような話から、でも紙やCDやレコードは良いよねという話になり、昔はごそっとレコードを買って1~2枚良いものがあればそれで嬉しかったという話を聞いた。「今の若い人は(目当てのものしか見ない、聞かないから)むしろ失敗するべきなんだよね」と小見さん。確かに、良い音楽、良い映画、良い人との関係だけで今の僕ができたとは思わない。むしろ、不快な音楽、知る人がほとんどいないが印象に残っている映画、もう会いたくもない人の記憶は、案外残っているものだ。

配信やyoutubeを開けばすぐに音楽が聴けてしまう時代。わざわざフリッツ・アートセンターに足を運んで、わざわざ北軽井沢ミュージックホールに足を運んで、寺尾さんの音楽を聴いてほしい。良い本番にしたいと思う。

歌の生まれる場所インスタグラム(チケット販売は3/1より)

5375声 誰がための絵

2023年02月25日

東吾妻の新巻という地区に「new roll」というギャラリーがある。新巻だからnew roll。そのオーナーは彫刻家の西島雄志さんで、西島さんは「中之条ビエンナーレ」を機に吾妻に移住してきた作家。前回のビエンナーレのポスターで、銀色の狼の作品を目にした人も多いと思うが、西島さんは針金を渦状に巻いて、それを溶接し、動物や人物の形に造形する、という独自の手法を用いる作家である。

「new roll」では、西島さんの作品はもちろん、彼が声をかけて、または作家の方から西島さんに声をかけて、彫刻から絵画まで、様々な作品の展示・販売が行われている。中之条ビエンナーレに参加経験がある作家が多く、ビエンナーレがない時もそのようにアートに触れられるので、展示が変わるごとに足を運ぶ常連さんも多い。僕も、だいたいは行って作品を見ている(来月ビエントアーツギャラリーでの展示が決まっている春田美咲さんの小作品はnew rollで購入もし、事務所に飾ってよく眺めている)。

24日からは「顔と風景」というタイトルで、藤波洋平さんと星野博美さんの絵画展がはじまった(4/2までの金土日のみ。詳しくは)。星野博美は中之条ビエンナーレ関連としては初期の移住作家で、農業に携わりながら景色や身近な人を描く(あるいは貼り絵)作風。今回も中之条町や東吾妻町近辺の景色や、そこに住む人たちの絵が並んでいた。

僕は仕事柄、アート関連の人たちのSNSの投稿を目にすることが多いのだが、東京(?)ではアートバブルのような状態でもあるらしい。若い作家であっても、その絵画や彫刻に特出したものがあれば(映えることも条件かもしれない)高値で売買をされている。そういった作品を作る作家、資産運用も含めてそれら作品を買う人たち、そういう構造は確かに存在する。その一方で、世間一般的にメジャーではなくても、アートだけで食えなくても、作品を作り続けている作家はたくさんいるわけで、彼らが作る作品は決して劣っているわけではない。作られる場所・評価される場所が違うというだけだ。

「顔と風景」展の中に、中之条ビエンナーレがはじまったころ、まだ移住作家たちの肩身が狭く、そんな時でも家に招き入れて美味しいものを食べさせることを日常的に行っていた斉藤さん夫婦の絵があった。ビエンナーレディレクターの山重さんや星野さんに混じって、ビエンナーレスタッフでもないのに僕も何度も行って美味しいごはんをごちそうになった。その絵には、大げさに言えば15年におよぶ作家と町民・土地との関係性が凝縮されていた(そう思えるのは、僕が背景を知っているからではあるが)。

時の評価や名声を含む作品よりも、作り手の人となりがわかるような、想いを含む作品の方が僕にはしっくりくる。

5374声 いちご天国

2023年02月24日

みなさん、やよいひめ、が群馬発祥のいちごだって知ってましたか?・・というノリは、今まさに県のPR映像を編集しているからだ。いちごの撮影は、千代田町の「斉藤農園」で行った。県内たくさんのいちご農家がある中で、斉藤さんを推したのは実は僕なのだが、撮影が終わった今だから言える?が、斉藤さんとそのいちごを知らずに推薦をした。彼が群馬県商工会青年部の県のトップを務めており、そこでの活躍と堂々ぶりを見ていたから、というのが推薦理由である。中途半端な仕事はしているはずはないと・・かけだよね。

県からもGOが出て、下見に行った時に、その心配は全然不要だと確信した。やよいひめはどちらかと大味というイメージが僕にはあって、食べて普通だったらな、と思っていたら、斉藤さんが作るやよいひめは完熟もぎ、大粒は大粒で桃のような爽やかな風味と甘さがあり、中粒のものは美しく形も整っていた。なにより、4棟くらいのハウスが合体したような大きなハウスの中にいちごがたくさんある様は、映像向きだった。実際、撮影もうまくいったと思う。

新しい事務所に移ってから、実は2件隣がいちごの直売をやっていて、しかもやよいひめを販売していたりする。たまに買ったり、怪しまれたくもないのでこんな仕事してますと印刷物を持って行ったりしていたら、今ではたまにピンポンとチャイムが鳴りなんと「いちごをくれるようになった」。それもあって、今年はいちごを例年の倍以上食べている。良い環境だ。

5373声 描写せよ

2023年02月23日

中之条町観光協会発行の人に焦点を当てた冊子「nakabito」に続き、県が運営している「湯けむりフォーラム」でも、知事等が参加したトークの書き起こしを整理するライティングや、「たかさき絵本フェスティバル」立ち上げ人である續木美和子さんのインタビュー記事作成などをやらせていただいている。つまりは、映像ではなく、ライターである。

デザイン同様に、ライター業もどこかで誰かに教わったわけではない。けれど、とてもドキュメント映像の撮影・編集に近い。話を聞くときは言わずもがな、聴き終わり、文章を構築していくことも映像編集に近い。文章の場合はそれに「自分の主観」も映像より多く加えることができる。そこに面白味を感じている。

が、いざ言葉で描写せよ、と言われると難しい。例えば今見ている景色、これを文字化せよと。小説家であればそういったことも人並み以上に出来るものだと思うが、そのあたりの筋肉はまだまだ微弱。例えば、僕が今コンビニグルメで一番はまっている「雪見だいふくみたいなパン」(多分ファミリーマート限定)を言葉で描写してみよう。

見た目はなるほど雪見大福を連想させるような白いパン。生地自体はもちもち系だ。一番の特徴と思われる、パンの中に雪見大福の皮が入っている(パッケージを見ると求肥ってやつだ)。そしてその皮の中にはさすがにアイスは入れられないのでホイップクリームがたっぷり。つまりは多重構造のパンなのだ。歯ごたえ的にはモキュ、もちもち、ふわん。食べる度にモキュ、もちもち、ふわん。モキュ、もちもち、ふわん・・

この書き手に仕事をお願いしようと思う人はいるまい。うん、それでも良い。續木さんの話は話自体が良かったのでぜひとも読んでいただきたい。

【熱源な人】絵本屋を営み、「たかさき絵本フェスティバル」を創設し、子育て支援活動も行う、時をつむぐ会・續木美和子さん

5372声 めぶく

2023年02月22日

中之条ガーデンズに、月に1日だけ、特にイベント等がなくても出向き、映像を撮影している。花桃や、春と秋の2回の薔薇の季節はドローンを使うなどして撮影もしてきたが、それを毎年繰り返しても仕方なく思い、そのような映像を撮影する提案をさせていただいた。10月からはじめて今日で5回目となったが、編集を終えていないのでこれが映像としてどう成り立つかは撮影者本人でも良くはわかっていない。

今時期のガーデンは一番お客さんも少ない時期。花を見る、という目的で考えると今見ごろなものはない。ではつまらないか、というと僕はそうではない(仕事でなければ来ないとは思うが)。今月は、木々の芽が気になった。草木の名前には明るくないのでこれが、とは言えないのだが低い木、高い木、太い木、細い木、目を凝らすと小さな芽がある。それらをじっと撮影した。

度々足を運ぶと、注目するものが違って面白い。野反湖の形を模したという池は、緑のシーズンに行っても僕はそんなに良いなとは思わないのだけど、冬、凍ったり茶色になったりする池は見ていて馴染む気がする。それは、単に自然や景色を純粋に見ているだけではなく、僕の心情を重ねているのかもしれず、であれば他の人が見たとて、わざわざそれを映像に撮って見せたとて、響かないかもしれない。

でも、1年間、撮り続けてみたいと思う。

5371声 歌の生まれる場所

2023年02月21日

歌手でありノンフィクションライターである寺尾紗穂さんをご存じでしょうか。寺尾さんの歌を身近で聞きたい、聞いてほしいという有志(小見純一さん(フリッツ・アートセンター)、大西裕也さん(トラックアート歌麿)、荻原貴男さん(REBEL BOOKS)、殿岡渉さん(あしか図案)、岡安賢一(岡安映像デザイン))が集まり4/15-16「歌の生まれる場所」を開催できる運びとなりました。チケット販売は3/1から。寺尾さんについて書き出すと止まらないのでここでは割愛しますが

めっかった群馬を読んでくださっているようなあなたに来てほしい音楽会です。

イベント用インスタグラム

https://www.instagram.com/p/Coyb6_hvGSK/…

歌の生まれる場所

5370声 スーパー高くないっすか

2023年02月20日

日版品が値上げした、というニュースは度々耳にしていた。コロナ過の厳しい時期は実家の食材は僕が買っていたからスーパーも良く行っていたが、ここ数か月は母が自分で買い物に行くようになった。

ので、行く頻度は減ったが節約も兼ねて(あと今の事務所には前はなかった台所があるので)昼や夜を自分で作ることが増えた。が、それもごく簡単なものしか食べないので(買うのは、パスタ、レンジでご飯、レトルトカレー・・自炊とは言えない)特に値上げは意識していなかった。

ふと、ぶりの照り焼きと筑前煮を作ろう、立派なブロッコリーをもらったからコンビニで売ってるタコと合えてあるやつを作ろう、と思い立った。ぶりとかタコは前から高かった気もするが、野菜含めていろいろがいちいち高い気がする。いやぁ・・高くないっすか。下手な外食より高い。

家庭は大変だ、もちろん飲食店も大変だ。どうにかならんのかね。今日はもやしを買った。

5369声 焦りは金になる

2023年02月19日

映像の仕事をしているので、映像データの取り扱いは日常茶飯事なのだが、ヒヤッとした経験は幾度もある。みなさんも、スマホやビデオカメラで撮影をして似た経験をした人もいるかもしれない。

まずあるのが、誤ってデータを消してしまった。僕はプロとしてやっているので、これは非常にまずい。ただ、バックアップをとったつもりでいて消してしまったり、外付けHDDはショックに弱かったりするので、物損的な破損もあった。そもそも俺はおっちょこちょいなのだ!(いばるな)そんな時には「データ復元」を試みることになる。ネットでググると、無料などとうたいたくさんのスポンサーリンクが出てくる。翻訳が怪しいものも多く、海外のソフトであることが多いし、消したデータの確認はできても復元するには有料でクレジット払いを強いられるものばかり。値段設定も、5000円~10000円くらいと、「子どもの思い出映像を(写真を)取り戻すためならなんとか払える」という微妙な料金設定になっている。僕も有料で買わないまでも様々試したが、これお勧め!というものは存在しない。

ので、修理メーカーに出してデータを修復する、ということは今まで3度くらいやった。こちらは外付けHDDの物損事故からの回復で一回2~3万円くらいかかる。大金だが、背に腹は替えられない。一度、「その見積もりだと辞めておきます。1万円くらいだったらお願いしようと思ってたんですが」とキャンセルメールを送ったら、「今回は特別に1万円でやります」と返事が来たことがあった。つまりは、(誠実な会社もあるが)値段はあってないものでもあるのかもしれない。

最近、撮影した動画データが開けないトラブルに見舞われた。これは初めてのケースだが、撮影やコピーの過程でファイルが壊れてしまったらしい。ほぼ1日色々検索して試して、ソフトでの修復は無理(唯一できそうなソフトがあったが、1万円かつ確実ではないのでやめておいた)。ただネットの海には広告ではないマニアックな記事もあるもので、「ソフトではなく、コマンドプロンプト(MS-DOS時代にあったような文字で進めていく形式)で動画データの修復ができる」という個人記事と個人動画を見つけた。それを試したら、全てではないが修復ができた。有料でデータを直すという会社の中には(今回の僕の大容量のデータだと6万円くらいの見積となる)同様の手順で直している人もいるのかもしれない。

マニアックな上に長文となったが、思ったことは「大事なデータを消してしまった」という焦りに対応することは金になる、ということだ。だからたくさんのソフトやひっかけ記事、リカバリー業者が存在する。そしてそれはデータに限らず、体のこと、水道管の破裂(!?)、色々なことに通じる。もし、大変だどうしよう、解決には大金がかかる、という状況に陥った時は、そんな時こそ冷静になることが必要なんだと思う。

5368声 茂さん

2023年02月18日

六合入山の山あいに、山本茂さんは暮らしている。年は70を越えているが、お元気。数年前、六合山岳会に混ざらせてもらい、茂さん等とチャツボミゴケ公園から吉ヶ平ヒュッテまでスノーシューで歩いた。片道6時間くらいをかけての雪山横断だったが、僕はヒーコラ―ヒーコラ死にそうになっていたものを、茂さんは山の精のようにひょいひょいと、細身の体で顔色を変えずに行き来していた。

茂さんは、六合地区に伝わる昔語りや、おんべーやなどの伝統行事を調べ、記録に残す活動もしている。僕も何かある度に家に伺い、六合の昔を聞いてはへー、ほーっと関心ばかりしている。小学校存続で意見が飛び交うなど、六合も高齢化が進む地域。今のままでは良くないという思いも、茂さんの話の所々に見てとれる。

今回のお伺いはインタビュー冊子の取材であったが、六合に移住をしてきた夫婦にも声掛けをして、彼らと茂さんとを引き合わせた。それがすぐ何かの形になるわけではないが、そういうおせっかいもありつつ、地域の未来を作っていくものは「そこに住む人たちの覚悟」以外にないのではと思ったりもする。

5367声 現在に集中する

2023年02月17日

赤城に新しくできる名所に関連して、前橋近辺の、障害をもつ利用者さんとモノを作っている作業所を何か所か撮影に回った。パン、うどん、木工、そして農業。個人個人で働ける状況は違い、一生懸命に働いている人もいれば、ただそこにいる人もいる。中には期待を込めて仕事をきちんと教えているスタッフもいたが、大半はゆるく、強制ではなく自主的な参加を待つ、といった姿勢も見られた。

時に、集中力がすごい人もいる。休憩時間になるまで、ずっとその作業に没頭するのだろう。今読んでいる本で「過去と未来は人の頭の中の想像にしかなく、多くの人はそれに捕らわれがちで、でも実際行動できるのは現在しかない」みたいな内容があった。つまり、障害をもちながらにして作業に集中する彼は(彼女は)、過去も未来も考えているかもしれないが、多分大いに現在に集中している。そんな気がした。そしてそれは、とてもシンプルで力強い生き方に思えた。