起床するとすでに風雨が強かった。傘につかまりつつゴミ出しに、いくと丁度、収集車が来ていた。タフな仕事である。頭を下げてゴミ袋を渡す。外に出られぬので、だらだらと終日、室内でおとなしく過ごす。そういえば今週は俳句を作っていないことに気が付く。新聞掲載用の連作テーマを花火に決める。所属誌に連作投句。
2019年10月12日
起床するとすでに風雨が強かった。傘につかまりつつゴミ出しに、いくと丁度、収集車が来ていた。タフな仕事である。頭を下げてゴミ袋を渡す。外に出られぬので、だらだらと終日、室内でおとなしく過ごす。そういえば今週は俳句を作っていないことに気が付く。新聞掲載用の連作テーマを花火に決める。所属誌に連作投句。
2019年10月11日
明日の予定をキャンセルしただけで、台風の備えを一切せず帰宅。界隈ではパンやインスタント食品などが売り切れ、おまけに停電対策でカセットコンロなども売り切れていると聞いた。いろいろ切実な状況だが、缶麦酒をがぶ飲みして酔っぱらった。一番ダメなタイプの人間である。夜更けに酔眼朦朧としつつかねてから観たかった「運び屋」を鑑賞。
の一貫性についてふかく共感する。大金を得た主人公が金では取り戻せないと分かりつつ、そしてそれがどんな金かも分かりつつ、罪滅ぼしするかの如く、大切な人に資金を援助していく姿は切ないものがあった。ロートルの矜持。2019年10月10日
台風19号の直撃予想とのことで警戒がいよいよはじまる。
JRも計画運休の予定など公開し、いよいよ不穏。
その影響で、週末の句会がひとつ休会となり、
もろもろの予定を組みなおす。
堀澤さんは今日から旅立ちか。
台風が来る前でよかった、なんにせよgood luckである。
2019年10月09日
昨日とは一転、すっきりと秋晴れ。
この頃は麦酒が飲みたくなると、コーラをがぶ飲みして紛らわしている。
年末の刊行物用に自選5句を葉書で返信。
なんとか新聞掲載用の秋の句を作らねばと気ばかりあせる。
それは、週末の状況にかけるしかない。
2019年10月08日
昨夜の雨は朝に上がっており、日中はすっきり晴れた。
しかし、台風19号が迫りつつあり、空のどこかが不穏。
届いた知り合いの俳人の訃報に接し、受け止めがたく、
ただただ哀しい。
2019年10月07日
週末に帰省するので、もろもろの予定などに手をつける。
仕上がった新作5句を出版社へ送信し、葉書で投句1句。
送信したのは夜更けだったが、ふと降っている雨が音を立てはじめた。
秋雨の音だなと、しみじみ。
2019年10月06日
朝から小雨。
昨晩のワインが効いて、遅くまで寝てしまった。先月、駅で素竹さんと別れ際、コンビニで、自身が高崎線の車内で飲む分のほかに、私に分も小さな白ワインのボトルを買ってくれた。それが冷蔵庫に入っていたので、晩酌の最後に空けた。
ワインはあまり飲まなかったが、夏の終わりに或る俳人と対談するということで指定された店がポルトガル料理の店で、そこで出てきた食前酒が「ヴィニョス ボルゲス ガタオ ヴィーニョ ヴェルデ」という微発砲の白ワインであった。これがなかなか、蒸し暑い晩夏に飲むにはうってつけの爽快感があり、それから白ワインにはちょこちょこ手を出している。10日締め切りの新作5句に手をつける。贈呈本の類の返信は書けずじまい。まずは読まなければ。
2019年10月05日
新幹線の始発で大阪から東京へ。
車内で「近畿味めぐり弁当」を食べる。
朝日に照らされながら食べる駅弁は美味。
途中、「今日は富士山が綺麗に見えます」と言う車内アナウンスがあり、
目を覚まして車窓を覗くと、雲ひとつない青空に、
目を見張るほど鮮やかな山影が浮かんでいた。
用事を済ませて、帰宅。
うとうとしていたら寝入っていて、夜になっていた。
もろもろを明日に丸投げし、風呂に入って缶麦酒を開ける。
2019年10月04日
早朝から大阪へ出張。
仕事中に出版社からメールがあり、
スマホを見ると新聞社からなんども着信履歴。
夕刊掲載用の新作などの依頼であった。
締め切りが割と短く、気を引き締める。
仕事が終了したが夜の深い時間だったので、
一人で酔街に出かけ、味覚の記憶に爪痕を残すような、
「よさげな」店を探すが、そのあたりの嗅覚はまったく働かず。
適当なお好み焼き屋で適当に麦酒とお好み焼きを食べる。
しかし、失敗はしなかったので、これはこれで良し。
流れでコンビニに寄り、いつもの如く麦酒を買い込み、
ホテルの一室の小さな机で、深夜まで飲む。
2019年10月03日
俳句賞関連の原稿の校正はひとまず終了し、
その次の号に掲載する新作21句の校正まち。
今日届いた郵便物の中に、年末発刊の雑誌に掲載する、
自選5句の依頼の葉書があった。
そう言えば十月、年末の近さを実感する。
別の雑誌に寄稿する新作5句にもそろそろ手をつけなければ、
などと考えつつも、すみやかに寝る。
2019年10月02日
昨日に引き続き、秋晴れ。
雲ひとつない、深い青空。
昨日から消費税が10%に増税となり、各所でカウントダウンなどして盛り上がった。
というようなことを朝のニュースで報じていた。
麦酒片手にカウントダウンに興じている人たちはタガが外れているのか、
それともきつくしまっているのか。
夜半、参加しているネット句会の選句を済ませる。
昨晩寝る前にふと俳句ができたが、春の句であった。
タガが外れているのは、私も、である。
2019年10月01日
10月初日は秋晴れであった。
朝、出がけに鞄から携帯用のヘッドホンを引き抜いたとき、
不自然に力がかかり、ボキリと折れてしまった。
何か、心と体のバランスが崩れている予兆のような気がしつつも、
通勤列車の中で、スマホで替えのヘッドホンを注文した。
秋の初めに或る俳句賞受賞の報せが届いてから、
身辺がいろいろとそわそわしている。
夜半、その関連の原稿の校正にとりかかる。
指摘箇所多めで、反省する。
これも、バランス崩れの影響か。
2019年09月30日
9月も今日で終わり。午前中から蒸し暑く、気温は30℃になった。来月の10日から3週間、ベルギー、ドイツ、チェコに行く。初めての海外、一人旅である。ビールの国の現在を、今この少しビール醸造がわかってきたところで、知っておきたかった。日本には日本の気候風土に由来する、目指すべきビールがあると思っている。そろそろジャパーニーズピルスナー、ジャパニーズエールができていい。これから作ろうとしているのは、日本を代表するようなビール、ではない。作りたいのは日本の気候風土を前提としたこの高崎の、ジャパニーズローカルビールである。それは独特で構わない。むしろ独特であるべきだと思っている。日本の気候風土を前提とした、つまり良識の範囲内にあり、その上での独特な味わいを、自分がビール好きならば飲みたい。ヨーロッパに行ったら、その国の気候風土を前提とした独特なビールに出会いたい。水質調整をせずに、そこでしかできないビールを作っている醸造所がきっとあるはずだと思っている。
2019年09月29日
斉藤さんの寿司を食べに倉林くんと桐生へ。昨年から勤める日本料理屋を11月で上がるという。その後どうするのか。すぐに自分で始めるつもりがなければあと1、2年はどこかで学んでいい。それで、一緒に斉藤さんのところへ行こうか、となった。同じ日本料理を生業としてきた者として思うのは、寿司、鰻などの専門料理を学んでおくことはあとになってきっと役に立つ。コース料理をすべて料理して、ということを本人がやりたいなら別だが、お客さんの需要としてはかしこまった日本料理よりも寿司や鰻の方があると思う。また高崎には気の利いた寿司屋、鰻屋が少ない。高校の後輩が酒も飲める蕎麦屋で成功している。SNSもイベントもやらないがいつもお客が入っている。そういう大衆の真ん中にいられる技術を持っていたほうがいい。真ん中にいられる技術があれば、隅にはいつでも行ける。仮にあと数年冷や飯を食うことになったとしても、親心としてはそこに飛び込んだ方がいいと思っている。
2019年09月29日
都内へ。原宿で行われているチェコ祭りが目的地。その前に、近くのワイン屋で行われるアルフィオーレとテッタの試飲会に参加した。同じワイナリーを一度に飲むのは、よりその年の傾向、違いがわかりやすい。テッタはどれもボリュームがあり、味も多い。それがいったいなぜそうなのかはわからない。アルフィオーレはネコシリーズが坂口さんで他は目黒さんの造りだと初めて知った。ネコシリーズのアンコとスタンダードのビアンコが共にデラウェアで、酸と渋みの抑え方が違って面白かった。アンフォラ熟成の線が細くなるところも、なんとなく思った。そこから、歩いて原宿駅近くのチェコ祭り会場へ。たくさんの人でごった返している。ほぼ皆酔っ払い。チェコビール目当てである。チェコから来ていたブルワリーと、チェコ人がビールを作っている日本のブルワリーの飲み比べ。まったく違う。水が明らかに違う。日本のは水が柔らかくなめらかで、直接的な甘さを感じる。日本の水はやはりビールに向いてないんじゃないか、と思ってしまった。会場にポーランド航空がブースを構えていて、来月の旅行の飛行機はポーランド航空で乗り継ぎがワルシャワ空港だから、ワルシャワ空港での乗り継ぎの仕方を教えてもらった。このために都内まで来た。それを聞いて安心したのか、いやそうではないと思うが、その後三軒はしごし、やはり飲み過ぎた。
2019年09月27日
昨夜は久しぶりのいち蔵。松茸の土瓶蒸しをいただく。とてもおいしかった。だしを猪口に注ぎ一杯、二杯、三杯。すだちを絞ってさらに一杯。すだちを絞ると急にシトラシーになる。お出汁のIPAである。出しを飲みきって蓋を開ける。鱧、松茸、銀杏、海老、鶏肉が入っていた。そりゃうまいわけだ。この海老がまたおいしかった。帰りにシンキチに寄り、暇そうだからビールを飲む。隣に来た外国人とビール談義、音楽談義になった。高崎芸術劇場のこけら落とし公演に、ゲストのホルン奏者として来ているのだという。妙に気が合って一杯のつもりが二杯、三杯となる。また飲み過ぎた。
2019年09月26日
朝からタンクの洗浄。結局旅行前の仕込みは前回で終わり。旅行中はタンクをすべて空にしていくから、念入りに洗った。その後ザブンの後片付けをして、ジョギングへ。ジョギングはコンディショニングと言っていたのは格闘家の宇野薫で、つくづくそれを実感する。どこかを鍛えたいわけでも痩せるためでもなく、走ることで体内循環を、自律神経を整えている感じ。ビールの仕事は力仕事が多いからか、最近腕が太くなった。太くなったのは上腕二頭筋ではなく腕の外側、三頭筋のほう。それで思ったことがある。昔から、この上腕三頭筋が冷えると風邪を引く。布団を何もかけないで寝てしまったとき冷えて風邪を引く、というが、どこが冷えたら風邪を引くかというと、腹でも足でもなく、肩から上腕三頭筋にかけてである。ところが最近、風邪を引かない。これは腕に筋肉がついてその部分の代謝が上がり、体温が上がっているからではないかと思う。昔は通用したコンディショニングが年を取るにつれて通用しなくなる。30代で一度動けなくなったときは朝飯を抜いたら動けるようになった。40代になってうまく体が動くコンディショニングを見つけられずにいたが、ジョギングと糖質制限と力仕事で、元気を保てるようになった。50代になったらまた、違うコンディショニングが必要になるのだと思う。
2019年09月25日
早起きできずにガストのモーニング。裸の日本刀を運びながら従業員と喧嘩している夢で目が覚めた。昨夜ワインイベントの精算にルケに行って、一つおいしいワインを飲み始めたら、エンジンがかかってしまった。結局飲んでしまった。ニ本目のジュラの白おいしかった。酒過多の重い身体で今思い出してみても、また飲みたいと思ってしまう。飲みすぎて体温が下がると嫌な夢を見るのに。自然派ワイン中毒である。