日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

自分のことを棚に上げる能力がないと生きていけない

2007年06月30日

今の世の中

常連さん

2007年06月29日

商売をしていますと、それなりにお客さんがついてくださいます。
決していいとは言えないときもあるはずです。
それでもまた次においでくださる。
そのことの有り難さをいまさらながらに感じます。

学生時分の酒の席での話。
祖父と同じくらいの年の方とご一緒させていただいたときのこと。赤ちょうちんのカウンターで、そろそろおあいそというときにまだ注文したものが来ていなかったのですね。私がそれを口にしたらその方は何もなかったように、「忘れてしまったんでしょう」と。まだ出てきていない料理の分のお金も払って店を後にしました。

料理を出す。
お金を払う。
それだけの関係性ではわからないことがたくさんあります。
その関係性を超えたところにこそ、飲食店の醍醐味があると感じてきました。
その関係性を超えたところにしか、興味を持てなくなってしまいました。

笑いの効用

2007年06月28日

怒りや悲しみややるせなさを超えられるものがあるとしたら、
笑いではないでしょうか。
それらを笑いにできる人に出会うと、
嬉しいというよりむしろ、ほっとする。
目くじら立てていた自分が、
なんだかとても恥ずかしくなる。

人に夢と書いて

2007年06月27日

はかない、と読む

腹八分目

2007年06月26日

お腹一杯にしてしまうと、
それを消化するのにものすごいエネルギーを使うから、
結局疲労やダメージが残るのですね。

腹八分目というのは上手な生き方のひとつかもしれません。
ちょっと達人になると、腹六分目、なんて方もいる。

人と人との関係も、
お腹一杯にしようとすると、
それを消化するのにものすごいエネルギーを使うから、
結局疲労やダメージが残るのですね。

この、満たした八分目の残りの二分、そもそもここは、空にして残しておくべきところなのかもしれません。

それができりゃあねぇ。

ツルは

2007年06月25日

鳥の中で最も高く飛べるらしい。
けれども、
自力でそこまで行けるわけではなく、
ジェット気流に乗らないと高くは飛べない。
一人で飛んでるわけじゃない。

イケズな神様

2007年06月24日

どうしてこんなにも忙しいのかっていったら、
欲張りだからなのだと思う。

少しそれを抑えることができたなら、
こんなにも傷つけ合うことはないのかもしれない。
地球の深刻さも抑えられたのかもしれない。

欲張りなふうにしておいて、
欲張りな人間を懲らしめようとする神様は、
イジガワルイ。

勧善懲悪

2007年06月24日

週末の朝

2007年06月23日

イッキ!イッキ!の大合唱が聞こえる飲み屋の向こう側で、
果物屋が店を開ける。
そんな街で、暮らしています。

一年で一番夜の短い日

2007年06月22日

早く飲まないと

格差社会

2007年06月21日

世の中が確実に
格差社会になっている気がする

ワクワクしている人たちと
ワクワクさせられている人たちとの
二極化が進んでいる気がする

一度口に入れて

2007年06月20日

よく味わってみたらどうか
ツベコベ言わずに食べてみて
ダメならそのときは
下せばいい

映画監督 河瀬直美(38)

2007年06月19日

「形あるものに心のよりどころを求めようとするが、そういうものが満たしてくれるものはほんの一部。目に見えないもの、風や光、誰かの思い、亡くなった人の面影とか…そういうものに心の支えを見つけたとき、たった一人でも立ってていられる。」

不確定要素を平気で受け入れられる奴のことを

2007年06月18日

バカという。

不確定要素というのは、
楽しさの素であり、
嬉しさの素である。
もちろん、
悲しさの素でもあり、
腹立たしさの素でもある。

これ全部ひっくるめて、
’面白さの素’ってのはどうでしょう。

面白素(もと)の詰まった人は、
面白味(あじ)のする人。
面白味(み)のある人。
これは、
確定要素や予定調和では味わえない味ですな。
ダイナミックで繊細な味ですな。

セレブ

2007年06月17日

がどうも
競れ部に聞こえる

「でくの房」

2007年06月16日

次回の‘ものづくり自慢’の取材に、
前橋在住版画家の仕事場にお邪魔した。

遊び心満載の工房。
「このいちばん右側のヤツが‘絶好鳥’、こっちが・・・」

こんな大人がいたら、子供は非行に走らないだろうなぁ。
相当グレた子供にはなるでしょうけどね。

’へうげもの’

2007年06月15日

週刊「モーニング」の人気連載。
大人になって唯一読んでいる漫画です。

たまたま読んでいた情報誌のなかに、
これについてのミゴトな説明がありました。

『時代は信長でも秀吉でも家康でもなく、織部である。と、きちんと書いておきたい。・・・「へうげもの」は、戦国時代、「武」ではなく「美」に重点を置いた茶器などを言い表す。「へうげ」とは「ヒョウ(票にリットウと書く)軽」という意味。なので、圧倒的な美というよりも、遊び心が重要。古典的仮名遣いでHyouge-monoと読む。そして、その心こそ、茶の席における「余裕」なのではないか、などと勝手に解釈している。
 その遊び心だけれども、誰にでも通じるものでもないし、何より絶対的な価値などではない。その遊び心を持った人の感覚の中でしか通じない。というより、通じることに意味がある。例えば乳首をモチーフにした茶碗を粋に感じることができるかどうか。けれども、そこにこそ、モチーフを選んだ織部の存在があるし、メッセージがある。
 その主人公、古田左介は下級武士の出身だが、数寄に対する人並みはずれた情熱と物欲が彼を動かし、やがて重臣となり織部を名乗る。武力ではなく「ノリ」あるいはひょうきんさで生き延びてしまう武将として描かれている。・・・
 「へうげもの」が持つ余裕こそ、時代が求めているものではないか、だからこそ信長でも秀吉でも家康でもない、そう思う。ぼくはそうやって自分が生き延びることができる、そう思っている。』

13歳の金魚

2007年06月14日

中之条に住む老夫婦と暮らす金魚。
金魚というより銀魚という趣き。

人生ならぬ魚生の垢も抜けて、
ロマンスグレーを悠々自適、
といった感じ。

こんなにも長く生きられるんですねぇ。