蚯蚓を見た。
土から出てきたばかりらしい。
どうして、こう炎天のわたりきれそうもないアスファルトの上を這ってしまうのか。
木陰でゆっくりしていればいいと思うが、蚯蚓には蚯蚓の事情があるらしい。
土から出てきたばかりの蚯蚓には、透明感がある。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月17日
蚯蚓を見た。
土から出てきたばかりらしい。
どうして、こう炎天のわたりきれそうもないアスファルトの上を這ってしまうのか。
木陰でゆっくりしていればいいと思うが、蚯蚓には蚯蚓の事情があるらしい。
土から出てきたばかりの蚯蚓には、透明感がある。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月16日
朝のこと。
駅までの路地を歩いていた。
ふと、目を落とすと、左のズボンの腿のあたりに得体の知れぬ光。
「ぎょっ」として立ち止り、その七色に輝く光の源を見てみると、
親指ほどの緑の物体である。
よくよ目を凝らすと、どうやら玉虫らしい。
玉虫など久しぶりに見たが、金属質に輝く姿には、浮世離れしている。
若干、ごきぶりに似ているそ風体を大目にみれば、手にとって眺めていたい。
大目見られない私は、「ぴっ」と指ではじいて路傍に落としてしまった。
落ちる瞬間に翅を割って、飛び立った。
飛ぶ玉虫をみるのは、初めてであった。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月15日
8月15日の今日。
まことに都内の空いていること。
ビジネス街の居酒屋などことごとく休みである。
そこに、多く目につくのが外国人旅行者の皆々様。
飲むべき店を探して放浪している姿を見かけた。
今日は8月15日。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月14日
先日の句会での兼題が「燈籠」だった。
盆燈籠から流燈まで。
さまざまな燈籠の佳句が出句していて、
私も一句出したが、そんな句など霞んでしまった。
その句会の中で選に入れた流燈の句が気になっているところへ、
今朝のテレビで、今日が浅草の「とうろう流し」であることを知った。
これは行かない手はないと思い立ち、夕方、隅田川のほとりまで出かけてきた。
街の灯が水面に映りはじめると、岸から次々に燈籠が流されて行った。
ひとかたまりに流れはじめ、高波に倒れて燃えてしまうもの、岸から離れぬもの、
二基連なって離れてゆくもの。
燈籠にもいろいろな顛末があった。
ひとしきり見て、アサヒビールを飲みに行って、帰る時。
吾妻橋の上からはとっぷりと暮れた水面には、まだたくさんの流燈が揺れていた。
すこし飲みすぎたせいか、目にはうっすら涙がたまっていた。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月13日
世間はお盆。
私にはお盆などあまり関係はないが、列車が空いているのは助かる。
空いているのは助かるのだが、いかにも、これから帰省ないしは遊びにゆく。
と言う、出で立ちないしは雰囲気の人たちと乗り合わせるのが、
いささかつらくもある。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月12日
吊革につかまって、うとうとしていたら、ふいにまぶたの向こう側が明るくなった。
目を開けてみると、車窓には海が広がっていた。
夏の海の明るさが車内にまで、とどいていたのである。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月11日
立秋をすぎて、残っている蝉も日々、力を失っているようである。
しかしながら、昨日吟行に訪れた明治神宮では、
依然として隆々とした蝉時雨が降り注いでいた。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月10日
炎天である。
毎年、お盆の時期と言うのは異常に暑いが、
現在時刻11時の四国の方で40度を超えているところがあるとか。
こんな日に、句会である。
吟行場所はいつもの通り、明治神宮。
お盆休みで混んでいるのではと危惧しているが、
こんな状況でも、俳句は出来る。
今日は二次会で暑気払いを兼ねた私の歓迎会がある。
現在の俳句教室は人気の教室で、私がこちらへ引っ越すにあたって、
口を利いていただいた。
つまりは裏口入学のような入り方なので、素直に「歓迎」と言えるのだろうか。
などと、明治神宮の人出より、そちらのほうの危惧が大きい。
【天候】
終日、猛烈なる炎暑。
2013年08月09日
今宵、ふらりと俳人の集うと言う酒場へ行ってみた。
いささか気合を入れて扉を開け、ひとまずはL字カウンターで麦酒を注文。
一杯目が飲み終わらぬうちに、入店してきた、知り合いの俳人と偶然。
店主やその場に居合わせた方々に紹介していただいたが、
自分の愛想の悪さに、グラスを傾けつつさらに閉口してしまった。
しかし、こんなに美味しいモルツの生を飲んだのは久しぶりであった。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月08日
つい先ほど、玄関脇の流し台の前で、一匹のごきぶりと対峙していた。
ここへ越してきてから初めての遭遇ではないので、
落ち着いて殺虫剤を噴射し、速やかに抹殺した。
家がボロという事もあろうが、ごきぶりの侵入を許している。
ここへ越してきて四ヵ月、その中で二回目の遭遇となった。
殺虫剤をかけられたごきぶりは、こてっと仰向けになってこと切れてゆく。
左後ろの足をぴくぴく動かしている様は、なんとも悲哀ながら滑稽である。
その死に様を見ていると、悪いやつではない気がする。
悪いやつではないのだろうけれど、やはり、見つけたら殺さずにはいられない。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月07日
夕方の電車内に、大柄な白人の男性が乗っていた。
彼の足もとには、ごつごつと物が詰まったスーパーの袋がひとつ。
その中、袋の半透明に透けている、缶麦酒がたくさん見えた。
全て、米国産の銘柄のものだった。
【天候】
終日、炎暑。
2013年08月06日
もう二週間くらいになるが、夏風邪がくすぶっている。
大方は治癒しているのだが、どうにも肺の調子が悪く、
空咳がとまらない。
毎晩の麦酒が影響しているのだろうけれど、
体調は良いので、ついつい誘惑に負けてしまう。
こんな体調で地下鉄駅のホームで生ぬるい風など受けていると、
つくづく、思いきり高原の空気が吸いたくなってくる。
【天候】
朝、雨のち晴れ。
2013年08月05日
昨日は、恒例の桐生八木節祭りを見物しに行った。
例年のごとく堀沢さん、それにS氏、T女史と一緒であった。
麦酒に音頭に酔って、くたくたになりつつも、
なんとかその日のうちに帰ってこれた。
昼間は前橋で立川談修師匠の独演を観てからだったので、
行きは上野を通って高崎線経由。
帰りは小山を通って宇都宮線経由。
新幹線などは使わなかったので、北関東をぐるりと回る、
なんとも移動時間の長い旅路だった。
こんな長時間の移動を苦にさせないのが、桐生での楽しみである。
そのひとつが、もう年々も通っている、ビアガーデン。
古い雑居ビルの屋上のこのビアガーデンからは、桐生市街が一望できる。
なだらかな稜線に落ちてゆく夕日を、麦酒を飲みながらゆったりと眺めるのが、至福なのである。
山裾に夕日が滲みだすころになると、眼下に望む本町通の櫓のそこかしこから、
八木節の音頭が聞こえてくる。
そして、私たちはタオルを首に巻いて席を立つ。
【天候】
終日、快晴。
2013年08月04日
住んでいる桜長屋の付近は丁度、高台になっていて、
眺望の開けるあたりまで少し歩けば、市川市街が一望にできる。
昨日は江戸川の花火大会だったので、不精してその高台から見物していた。
遠くに見る花火は、どこかさびしくて、興が乗るようなものでない。
かすかに児の泣き声など夜風にまじっていて、いっそうさびしくなってしまった。
【天候】
終日、雲多くも晴れ。
2013年08月03日
ほぼ毎日と言っていいほど、ディズニーランドの見える路線に乗っている。
この時期は夏休み期間中と言うこともあって、
ディズニーランド帰りの家族や学生たちと乗り合わすことが多い。
ミッキーマウスのぬいぐるみなど抱いている子供と。
一日の仕事を終えて、ぐったりしているお父さんと。
濃い西日の車内で、どちらも気持ち良さそうに寝ているのである。
【天候】
終日、曇り。
2013年08月02日
最寄駅を降りると、遠くに花火の音が聞こえた。
八月に入って、いよいよ花火大会の季節も佳境を迎えているようである。
今年のまだ桜の咲いている時分に、
夏になったら都内のいろいろな花火大会を見物しに行こうと思っていた。
花火の俳句を揃えたいと考えているからである。
こちらのほうでは明日が江戸川花火大会である。
高崎のほうでは、今日が榛名湖、明日が高崎の花火大会である。
湖上から上げる榛名湖は一度観たことがあるが、
水面に映る大花火は壮観であった。
まとまった数の花火俳句連作を作るのは、だいぶ先になってしまいそうだが、
いつか仕上げてみたい。
【天候】
終日、曇天。
2013年08月01日
街の火の灯る時分、築地本願寺の盆踊りを見に行った。
かねてより行きたいと思っていたのでなく、
今日、偶然に知ったので足をのばしてみた。
インド様式の印象的な伽藍の前に、
でんと櫓をこしらえて提灯を張り巡らしてある。
提灯の字はやはり土地柄、鮨屋の屋号が多い。
本踊りと言っても、来る時間が早すぎたのか、
祭り太鼓のみで踊りの輪は見られなかった。
夜店で紙コップの麦酒を買って、テーブルに座り、
しばし、太鼓に見入っていた。
夏休み中とあって、少年少女も勇壮に撥をさばいている。
朱色の祭り半纏を着て、祭髪にきりりとねじり鉢巻きをしめた、
妙齢の女衆に目を奪われつつも、音頭を楽しんだ。
麦酒を三杯飲んで、日没前に会場を辞した。
その頃には、仕儀とを終えた勤め人の人たちでごった返し始めていた。
祭りから離れても尚、路地の闇がなにやら騒いでる気がした。
【天候】
朝、小雨のち曇り。
2013年07月31日
同じメニューを注文する癖がある。
ここ最近は、昼にもりそばを食べている。
注文してから運ばれてくるまでの時間。
箸を割ってから食べ終わるまでの時間。
席を立ってから会計を済ませるまでの時間。
同じ店で同じメニューを食べていると、
食事における各作業の大体の所要時間が分かっているので、
毎日、安心して暖簾がくぐれる。
しかし、毎日おなじもりそばを食べているのだが、
満腹になるときとそうでない時がある。
これは、その日の蕎麦の分量によるのか、
はたまた自分の食欲によるのか。
容易には分からぬ。
【天候】
終日、曇り。