昨日は、埼玉県は熊谷市の銭湯へ行って来た。
熊谷の市街地には、現在、伝統銭湯が3軒残っている。
列挙すれば、「見晴湯」、「朝日湯」、「桜湯」、である。
その中、定休日の1軒を抜かした、2軒へはしご湯。
夕暮から黄昏時に訪問したのだが、2軒とも盛況であった。
特に、JR熊谷駅より、およそ徒歩3分と言う、
好立地に居を構える、桜湯。
夕方になると、入口の前の歩道に、
自転車が折り重なるように連なっている。
群馬県内では、前橋市の「重兵衛湯」で、その様な光景が見られる。
2軒とも、ペンキ絵を有する、素晴らしい銭湯だった。
客足の途切れる間が無かったので、
写真撮影などを番台へ申し出る事もなく、帰路に着いた。
そして、家へ帰ってから、とどめの入浴。
短時間で都合、3回入浴した事になるが、体は至って健康。
の筈もなく、乾燥肌が、更に乾燥して、カサカサになってしまった。
おまけに、体温の調節機能が馬鹿になったしまったのか、
今日一日、体温調節がうまく出来ず、甚だしい、倦怠感であった。
黄昏時に、知らない街で知らない人と、湯船に浸かっている時間。
たくましい湯気がたちこめる、浴室。
仄明るい蛍光灯の下。
結露した鏡を手でこすると現れる、自らの、顔。
「大丈夫か、俺」
一寸、弱気に感傷。
【天候】
朝から雨。
山間部では、雪からやがて霙。
夕方には降り止み、冷え込み甚だ強し。