日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

3606声 ラジオを聴きながら

2016年09月24日

しその実を醤油漬に、栗は渋皮煮、すだちの皮をむいた。
店は暇でも仕込みははかどった。
天気は相変わらずよくない。
店では営業にかかわらず、ずっとAMラジオを流している。
ラジオの場合、甲子園が終わって夏が終わる。
プロ野球のペナントレースもそろそろ終了の頃には秋の気持ちいい季節がやってくる。
と、信じてるのだが、8月の下旬くらいから愚図ついた天気が続いている。
今年はどうしちゃったのか。
本場所中の楽しみは相撲である。
豪栄道が今日初優勝を決めた。
ここまで長かったから感慨もひとしおだと思う。
おめでとう。
ニュース番組になると、経済学者がよく出てくる。
彼らは景気の話をするのだが、その指標として決まって設備投資に触れる。
設備投資をしているかどうかで景気を測れるとでも言わんばかりに。
そういう意味でいうと、私は景気回復にずいぶん貢献している。
ビール産業は継続的な酒税の支払いとセットだから、社会貢献にもなる。
醸造所は、シンキチ醸造所という名前なのだが、これは、飲み屋の女性に、私がその女性の祖父に似ていると言われたのがきっかけで、名付けた。
そのおじいさんがシンキチという名前らしい。
じいさんになるまでビールを作り続けられたらという気持ちを込めた。
じいさんになってもビールを作り続けて、それで飲む人が喜んでくれて、税金を収め続ければ、社会貢献になるかもしれない。

定年を迎えたら自分のためだけに時間を使わないほうがいいと、これは今日の大沢悠里のゆうゆうワイドでの言葉。
他人のため、社会のため、という時間が人生を豊かにすると話しているのを聴いて、たしかに、なんかわかるなと思いながら聴いていた。
体力的に、自分以外と関わっている余裕がなくなる、ということを年をとってくると感じる一方で、自分のためだけに生きるのも、大変になってくるようだ。

3605声 褒めてもらう

2016年09月23日

朝から歯医者へ。
詰め物ができたのでそれをはめてもらう。
ひとまずこれで歯医者通いは終わりとなり、清々しい気分になる。
実家へ行き、頼んでおいた書類を預かってくる。
ついでに、庭になっているすだちを収穫。
これで2回目だが採りきれないほど実がついている。
棘に手こずりながら50個ほどとった。
皮をむいて身と分け、ビールに入れる予定である。
何かと用事に追われていたら店の仕込みが間に合わず、今日も仕込みをしながらの営業となった。
常連さんが二人来て、息子の中学生のT君も一緒に来た。
「この店、おいしいですょ」と、大人からすると何をこまっしゃくれたことを言って、と思うかもしれないが、彼なりの純粋な賛辞なのがよくわかるから、憎めない。
彼は絵がうまくて、蛭子能収みたいな絵だが、味があっていい。
千円札の野口英世をリクエストしたら書いてくれた。
店に飾ろうと思う。
営業が終わってその常連さんと焼鳥屋で軽く飲んだ。
ビール2杯でとても酔いが回った感じ。

頭も働かない。

家に着いて、あずきバーを2本食べた。

実は昼間にも1本食べている。

食べ過ぎだ。

あまりよくない。

寝ようと思う。

3604声 新宿で

2016年09月22日

今日も雨。
設備の相談で、東京に来ている。
16時に調布に行く予定のため、新宿で時間をつぶす。
腹が空いたのでどこかに入ろうとウロウロするが、どこもなぜか気が引けて入れない。
結局南口駅前の長野屋に入った。
やはりここが落ち着く。

昼時なのに店内に人はまばらである。
鯖煮定食と生ビールを注文した。
鯖がおいしかった。
雨でも東京は人だらけだ。
鳩も雨に濡れて寒そうである。
これから京王線で調布まで移動する。
まだ時間があるためコーヒーでもと手頃なカフェを探しているのだが、どこも混んでいて割って入れない。
酔っ払いの中には入っていけるのに、ギャルやカップルの間に入っていけない。
うまいコーヒーを飲みたい。
さっきから、鳩が寄ってきてうるさい。

3603声 社長と社員

2016年09月21日

貸切の予約。
今、私の仕事はほぼ終了したが、お客さんは予定を大幅に超えて、話し合いをしている。
小さい店だから全部聞こえてしまうのだが、その内容は難しい。
総勢10人くらいの建築会社の方々で、社員はみな若い。
まだ技術も半ばの社員たちと、上昇志向の強い社長とのせめぎ合いの話が続いている。
社長の小言が大半だが、社長の気持ちもわかるし、社員の気持ちもまた、わかる気がする。
この社長の小言は、現場を経てきた社長だから出てくるもので、一方、社員は社長を経験していないから、社長の気持ちはなんとなくはわかっても、社長の現状まではわからない。
小言の不公平とは、こういうもんだと思いながら聞いている。
社長の現状を社員はわからないから、社長は自分を棚に上げていられる。
一方社長は、自分が社員を経てきたから、社員の現状を自分の基準で、ことごとく論破する。
現状の自分を棚に上げて。
とはいえ、会社が円滑に回ることを誰よりも考えての社長の意見だということはわかるから、難しい。
酒を飲まないとなかなか言えない、などもわかる。
私は帰りたいけれど、この人たち好きだし、と思うと、帰れとは言えない。

3602声 台風

2016年09月20日

朝から雨。
このところ雨の多い日が続いている。
午前中にメーカーの方と冷却器の打ち合わせをする。
よく聞くと予定のものではパワーが足りないらしく、一つ上の機種を購入することになりそう。
値段もずいぶん変わるが仕方ない。
働けばいいのだ。

案件が多いと、一つ一つの価格に対する精査が少しずつないがしろになる。

怖いことだ。

割としつこくやっている方だと思う。
接続の仕方がもう一つ理解できていないので、近いうちに一度確かめに行かなければならない。
夜になって雨はさらに強くなる。
風が涼しく心地いい。
台風が近くまで来ているのだと、お客さんから教えてもらう。
そんなことも知らないとはのんきなもんだ。
高崎は今日、市内の全ての小学校を避難所として開設しているらしい。
訓練の意味も含めてやるんだと、今日になって市長が言い出したのだと言う。
訓練はやっておいた方がいいに越したことはないが、今日の今日では大変に違いあるまい。
職員の方々はご苦労様である。
今日ばかりは小学校に行ったら、泊めてくれるのかもしれない。
21時を回って、雨は少し小ぶりになってきた。
待っていたかのように鈴虫が鳴いている。
夜に鳴くために生まれてきたような虫にとって、雨は迷惑だろう。
飲み屋も同じだ。

3601声 ビアフェス

2016年09月19日

日が変わって昨日の話。

さいたまスーパーアリーナで開催中のクラフトビアフェスタに行ってきた。
50を超えるブルワリーが一堂に会することはそうはない機会で、その場で飲み比べてみると違いがよくわかるというのが、このイベントの醍醐味だと思う。
今回も、改めてビールはいろいろだなと感じた。
待ち合わせたわけでもないのに、会場に行くと高崎の知り合いが何人もいて、集まって飲むことに。
それぞれに好みが違うから、これも面白い。
飲み口の濃淡やホップの効き具合でうまいかどうかを判断する人が多いように思った。
私はぬるくなっても飲めるビールが好み。
だったらぬるくなってもうまいビールはどんなビールかと言われれば、うまく答えられない。
そういうビールがバランスがいいのは間違いないが、ならばそのバランスとはどういうバランスかと言われると、これまたうまく答えられない。
それを答えられるようにならないとうまいビールは作れないと思っている。
帰り道、3駅隣の浦和に移動して2軒はしご、電車待ちの大宮に移動して1軒。
昔ははしごするほどに勢いづいたものだがこの頃めっきりそれがない。
ペースが似ている人としか飲めなくなってきた。

3600声 春画

2016年09月18日

春画の画集を借りた。
江戸時代の性交が浮世絵版画で見ることができる。
江戸の風俗と言えば何と言っても吉原に代表される遊郭だが、春画は一般の庶民、ごく普通の市井の人々の情愛が描かれる。
旦那と女将。
旦那と下女。
女将と奉公人。
下女と奉公人。
みんなそれぞれに、やるときはやっている。
現代と変わらない。
現代の、例えばアダルトビデオの女性などは少し前に比べると、あっけらかんとその世界に入ってくることが多いという記事を読んだことがあるが、種類は違うだろうが、そういうあっけらかんとした感じは、この春画にも見られる。
もちろん、あっけらかんとされては困る、という意見が当たり前にあった上でのあっけらかん、ではあるだろうが。
いや、どうなのか。
人によるか。
状況にもよるだろう。
年齢とか。
連休の中日の雨の日曜日は暇である。
春画を見ながら暇をつぶしている。

3599声 連休の若松町

2016年09月17日

土曜日は昼から開店。
連休だからか、いつもの週末より静か。
店の前を通るのは、もっぱら年寄りばかりである。
頂き物のニラを醤油漬けにした。
辛味よりも旨味が強く、アクも少ないから生でも食べられる。
たくさん頂いたから保存できるように、漬物にした。
青唐辛子があったので数本を刻んで一緒に入れた。
素手で刻んで、その手でどこか触っちゃいけないと心していたつもりだが、指と指の間が痒くなって、つい掻いてしまった。
ヒリヒリする。
向かいの美容室から三味線の音。
それに誘われて隣の焼き菓子屋でアイスコーヒーを買って、外のベンチで飲んでいる。
雨は降っておらず、曇り空だが風が気持ちいい。
三味線は、時にゆったりと、時にアグレッシブに。
ただの三味線弾きのレベルではない。
一体何者なのだろうか?
これでお客さんがきてくれたら最高である。
昼から酒を飲んでいる大人がいる街は、いい街だと思う。
美容室から三味線の音色がする街も、いい街だ。
老人が歩いている街も。
小さい焼き菓子屋がある街も。

3598声 中学生のお客

2016年09月16日

金曜日の夕方、常連のSさんが塾帰りの息子と飲みに来てくれる。
近くの英会話教室でレッスンをしている息子が帰る時間と、Sさんの仕事が終わる時間がほぼ同じのようで、自宅までの途中にあるうちの店に父子2人で顔を見せる。
息子は中学3年生だが、酒のアテばかりのうちの料理が気に入ってくれたらしい。
話を聞いていると、まだ中学生なのにとても自分と向き合っているのがよくわかる。
先週はゲームの話をした。
ゲームを作る人になるのが将来の夢だと言う。
「クラシックを作りたい」と。
クラシックって、モダンの反対のクラシックである。
「いつからそう思ったの?」と聞いたら、「平家物語を知った時から」と言っていた。
「盛者必衰」でないものが作りたいと。
深いよね。
今日は、感情論。
「感情で物事を決めつけたくない」と。
「いつからそう思ったの?」と聞いたら、「中学に入ったくらいから」と言っていた。
自分ならば決めつけられたくない、という思いがまずあるらしい。
物事をフィードバックしてるんだよね、自分に。
子供だからといって自分の都合のよさを許してはいない。
「そんなことまで考えているのは大人にも少ないよ」と言ったら、笑っていた。

3597声 ディテールがわからない

2016年09月15日

そろばん塾の生徒たちの声がうるさいと、男が斧を持って塾に押し入ったらしい。
静けさに対する権利感覚が昔に比べると強くなっていることの一つの表れでもあると思う。
今日お客さんと話をしていて、コンベンションホールや新体育館の工事の話になった。
コンベンションホールの工事などはまさにこれから始まるのだが、そのすぐ近くに住んでいるその方は、高齢の親はこの工事で死ぬんじゃないか、と言っていた。
工事の音に対するストレスの話である。
聞いていて、まんざらでもないなと思った。
普段当たり前にある静けさが保たれないのはストレスになる。
高齢であれば、それが大きな負担にもなるだろう。
そんなことで死ぬはずがない、と言える状態の人がいるとするならば、それは体力があるからそう言えるのだと、体力のある人は気づきにくいものだ。
高齢者をはじめとする体力弱者の訴えが通りにくいのは、体力のある人間が世の中を動かしているからである。
体力のある人間は、ディテールに気づきにくい一面を持つ。
気づくことを必要としないからである。
そういう意味では、よく言われる現代の若者が昔と比べて体力がなくなっているというのは、それによってときに斧を持ち出したりもしてしまうこともあるが、一方では、その体力のなさは感度の高さでもある。
もしかしたら、芸術や教育の分野で活躍できるような人間は、増えている可能性もあるのかもしれない。
大事なのは、気づいたことを発信していい、という雰囲気が世の中にあるかどうかである。
主張しやすい雰囲気でないから、斧を持ち出すのだから。
クレーマーなどというのも、彼らが存在できる雰囲気にあるのは、悪いことではない気もする。
問題があるとするならば、それはクレームを受ける側が、体力がありすぎて、ディテールに気づきにくくなっている場合はあるかもしれない。
体力がなくて、そのためにディテールをしっかり把握できる、そういうクレーム処理者が必要なのだと思う。
ただ、斧を持ち出してしまうのは、自分に不満のディテールがあることはわかるがそれをきちんと把握する体力がないから斧を持ち出す、という一面もあるだろうから、ディテールの詳細説明を持ってクレーマーに対峙したとしても、本人がうまく自己理解できていないのだから、その対処がうまくいくかどうかはわからない。
難しい。

体力不足で欲しいのはディテールの理解よりも慰め、だったりもするし。
俺が考えることじゃないはずだ。

今日は、十五夜だったが曇り空で月が出なかった。

明日は見られるだろうか。

3596声 深呼吸

2016年09月14日

深呼吸は、深く息を吸う、ではなく、深く息を吐く、である。
息は吸おうとしたら、余計に苦しくなる。

3595声 宿題なし

2016年09月13日

朝から雨。
起きて、免許関係の書類準備をする。
チラーの見積もりコピー、下水の特定施設設置受理書コピー、酒類販売管理研修受講申込書コピー、ビールレシピの確認。
その後店に届け物をして、歩いてニューボーイコーヒーへ。
コーヒーを飲む時間に、やるべきことを整理する。

そうでもしないと整理できないのは、このやるべきことが、やるべきことを始めるためのやるべきこと、だから。
昨日あれだけ寝たから、今日は体が動く。
ニューボーイのコーヒーは、頭が痛くなることが少ない。
スタバのフラペチーノと迷ったが、今日は暖かいコーヒーが飲みたいと思った。
新豆「ニカラグア」を飲んだ。
酸味の効いたコーヒーで、ドライ。
好みだった。
酸味の効いたコーヒーはぬるくなってもおいしい。
昼過ぎから、税務署のMさんと面接。
準備した書類を渡し、研修の説明など細かく話をして終了。
何度も会っているが、今回初めて宿題のない面接となった。
なんだか少し、解放された気分だ。
どうせまた細かいところをつつかれるだろうが、それはまたその時に考えればいい。
そろそろ、タンクを頼んだ中国とのやりとりが佳境を迎えている。
輸送保険を申し込んで、横浜港まで取りに行く段取りをしなければならない。
あと少しである。

3594声 寝休日

2016年09月12日

午前中に昨夜の片付けをした後は、寝て過ごす休日。
足がむくんでいる。
思考もストップ。
ワインの注文だけした。
そんなのに1時間もかかる。
動けないときの私は多分、じいさんのようだ。
よくもこれだけ眠れるな、と久しぶりに、それだけ寝た。
きっとまた動けるようになると思うから、眠っていられる。
起きて、あーすっきり、となるわけでもない。
これはじいさんである。

「元気があればなんでもできる」

猪木は正しい。

3593声 酒談義

2016年09月11日

日をまたいで帰宅。
酔っている。
日曜日は昼から夕方までの営業で、本来ならばそれで終わりだが今日はそのあと、夜のお客さんを迎えて酒の会があった。
会終了後、残った方々と馴染みの店に。
風が気持ちいいので外のテーブルで飲ませてもらう。
いい季節になってきた。
ビールを飲んで、次に行くのかという話になったがどうしても今日は寿司が食べたくて、一人別行動を申し出て寿司屋へ。
行きつけに行こうと思ったら休みで、近くの暖簾をくぐる。
初見。
飲みたいわけではないので、「何貫かつまむだけでもいいですか?」と言ったら、「いいですよ」と言われ入店。
お銚子一本頼んで、とり貝、青柳、ほっき貝、みる貝、赤身をいただく。
安かった。
その後近くの店で合流して飲んで帰宅。
酔ってしまった。
酒には、あるいは酒の好みには、了見が現れると思っている。
その人の生き方や、どう生きたいかということが。
何をうまいと思うか。
どんな風に酔いたいか。
ずっとそれを、気にしている。
素面の時に書くべきか。
そういう言い方をするのは、怖いから。
酒は、嗜好品だと言われる。
確かにそうだ。
その時に、それを言う人のほとんどは、だから正解もなければ好き勝手でいい、と言いたい風がある。
もちろんその通りだ。
だが、そういう人に興味がいかない。
他意も悪意もない。
どこがよかったか、どこに違和感を感じたか、つい聞いてしまう。

同じ意見を求めてはいない。

特にないなら、特にない、でいい。
それでだめだなんて思わない。
でも、ないことはないと、思っている。

話がずれてきた。

これがうまいと思っている私はこんな志向、この酒のここに違和感を感じる今はこんな状態、という話がしたいだけである。

酒は、プロ野球のペナントレースより面白いはずである。

3592声 優先事項

2016年09月10日

今日は昼から夜の22時過ぎまで、休みなしでずっと接客をし続けた。
お客さんと会話することよりも、店主として落ち着いてそこにいることが何よりの接客だと思っている。
接客しながら料理をし、仕込みもし、酒を提供する。
接客と料理は、分業であるほうが無理がない。
何よりそれは、形として美しい。
接客と料理の一本化、一人化は、注力すべきポイントが多岐にわたりすぎて、どこかに無理が生じる。
なので優先順位をつけた。
接客が一、二番目に料理、である。
もう少し細かく言うと、酒を最高の状態で出すことが一、それがそのまま接客であり、酒を出したあとのお客さんへの気遣いがニ、三番目に料理である。
別に料理に手を抜くわけでもない。
けれども、一と二を妨げるような時間的体力的制約が予想されたとき、仕入れや仕込みは無理をしない。
一と二をしっかりできる範囲の中での仕入れと仕込みであればいい、にした。
その限られた準備の中で、できる限りの気を配って料理を仕立てる、という基準でOKにした。
そういう考えに至るまでにはずいぶん時間を要したと思う。
どこまでも料理が第一と考えている料理人は、あまりしない発想である。
それがいいのかどうか、確信があるわけでもない。
けれども、それでいいしそれがありがたいと思うお客さんだけ来てくれればそれでいいとは思っている。
私が客ならば、店主が一人で切り盛りしている店はそうであってほしいと思う。
今あるお酒を最高の状態で、落ち着いた環境で飲ませてやりたい。

3591声 19階

2016年09月09日

高崎市役所の下水課は19階にある。
市役所は21階建てだから、上から3番目の高さ。
管轄が地べたの下だから、仕事くらいは高いところでということか。

まさかそんなことはあるまい。
19階からの眺めは圧巻である。
左側に烏川と、川岸に沿って緑が山の方まで続く。
手入れの行き届いたグラウンドが何面もある。
土手沿いの木の列は、あれは桜だったはず。
もうすでに緑が少し、淡くなり始めている。
川の上流に榛名山。
右に目をスライドするとそのまま赤城山の裾野に繋がる。
前橋にある県庁も、一つだけ抜き出て、くっきりと見える。
今日は天気がいい。
相変わらず気温は高い。

そういえば今日は重陽か。
下水の申請が、ようやく受理された。
一つ前進である。
スタートラインまでが長いが、そういうつもりでいたのでなんとかなっている。
しかしこの眺め、車がミニカーのようだ。
人間は大きめのアリンコか、ダンゴムシか。
ずっと見ているとめまいがしてくる。
やっぱり地べたがいい。
降りようと思う。

3590声 台風

2016年09月08日

台風の影響で、朝から雨がしとしと降っている。
台風は昼前に、温帯低気圧へと変わったらしい。
最近台風が多い。
ネットで進路予想を検索できるため、いつどこからどうやって来るのかがだいたいわかる。
雨雲レーダーという予報を組み合わせれば、今いる場所の雨雲の動きまでわかる。
わかったとて備えるのは気持ちだけで、何か対策をするわけではない。
台風や低気圧で気持ちの準備はできても、身体はそう簡単に備えられはしない。
低気圧が来るたびに、身体がズドンと重くなる。
午前中マルシェに買い物に行き、腹が空いていたので近くのすかやで蕎麦を食べた。
高崎は「すかや」という名前の蕎麦屋が多い。
まだ時間が早かったから客は私だけ。
ちょうど注文の天丼セットが届いた頃、常連らしきおじさんが入ってきた。
「ハロー!」
今時すごい挨拶だ。
おじさんは天ぷらを土産で頼み込んでいた。
なんでも今麻雀の最中で、それが終わったらその天ぷらで仲間と一杯やるのだと言う。
自宅に連絡したら不在で、てんやもんがとれないから自ら買いに来たと言う。
遊び人はおじさんのようにマメでなくちゃいけない。
こんな人が高崎にもまだいるんだ。
台風なんてなんのそのである。

3589声 テラスで

2016年09月07日

今日は歯医者。
下の歯のクリーニングをしてもらう。
「ここのところ(前歯の右辺り)の歯茎が前の時よりよくなりましたね」と言われた。
2年ぶり位で来たのに覚えていてもらえるのは安心する。
医者にはほとんどかからないけれど、歯医者だけはかかりつけがいる。
先生も年をとってきたから、やめたらどうしようと、そんなことまで考えた。
帰り道、354沿いのスタバに寄る。
ソイラテを購入して、外のテラス席で滞り気味のメールの送信などをする。
気温が35度まで上がった昨日とは打って変わり、今日は涼しくて快適である。
人もまばらでのんびりできる。
時間は昼前後、ドライブスルーの客が案外多い。
そしてなぜか皆、「フラペチーノ」と注文している。
人気商品なのだろう。

まさか特売ではあるまい。

ありうるのか。

スタバは初心者だからよくわからない。

この頃カフェのありがたさをよく感じる。