やはり、少しは関係があるのか、と思った。
今日の追加注文を受けての感想が、である。
東日本大震災下の日本。
特に、東京電力による電力供給を受けている関東地方においては、
計画停電が長期化する見込みが報道されている。
福島第一原発の復旧状況が、日々、綱渡りの状態なので、無理もない。
つまり、ちょっと電力不足、と言う話。
じゃあ、ってんで、計画停電を輪番で実施している訳だが、
目下の状況、日々の「節電」は必須であろう。
節電、ったって、何も、家でローソクの火を見つめていなくともよい。
楽しく、気持好く、節電する方法が、ある。
それは、街中にある。
目印は、煙突と暖簾。
そう、古きよき、銭湯なのである。
「あなたが銭湯にくると、地球はちょっとうれしい」
てぇポスターを、銭湯へ出掛けた事がある方なら、
覚えているかも知れない。
主に、CO2削減を謳った内容だが、今となれば、
節電にも大いに役立つと言えよう。
「ちょっと」と言う、控え目な、日本的な心遣いが、粋である。
「あなたが銭湯にくると、日本社会はちょっとうれしい」
と言う状況になっている、と思う。
例えば、近所に銭湯を有する住宅街、もしくは集合住宅の人たちが、
銭湯を利用する。
単純に考えて、皆でひとつの風呂に入る訳なので、
大いに、節電に貢献できる。
それに気付いた群馬県在住の方が、
「じゃあ、銭湯でも行ってみるか」
ってぇんで、近所の書店で拙著を買ってくれたのでは、あるまいか。
などと、部屋に山と積まれた在庫本を眺めつつ、
今日の追加注文を思っていた。
あなたが銭湯にくると、私のような銭湯好きと、
銭湯の親父さんと女将さんだって、ちょっとうれしい。
さて、明日、紀伊国屋書店の前橋店に持ってゆく本を、見繕うとしよう。
そして、帰りに銭湯へ寄って来ようかな。
【天候】
終日、快晴。
午後から風強く、薄ら寒い一日。