日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

1115声 枇杷で捜索

2011年01月19日

「いちいち、苺」
いや、何とは無しに、1115声と言う文字を見ていて。

先日、郊外の住宅街を通った折、或るお宅で一本の木を認めた。
冬ざれの庭、立ち並ぶ裸木の中で、その一本だけが、
白く可憐な花を咲かせていた。
俳句的なインスピレーションを受け、直ぐにペンをとったのだが、
はて、花の名前が一向に分からぬ。
そのままペンを置き、後ろ髪をひかれつつ、通り過ぎた。

直ぐに書店へ行き、文芸コーナーで見繕って、一冊購入して来た。
「俳句の花図鑑」監修 複本一郎(尚美堂出版)を、である。
「季語になる折々の花、山野草、木に咲く花460種」
と言うサブタイトルにあるように、
四季の花が写真入りで紹介されているので、
とても分かり易い。

早速、「冬」の項を引いてみると、見付かった。
どうやら、あの庭木の花は、「枇杷の花」で間違いないようである。
「枇杷」と言うと、夏の季語で、初夏に実っている印象が強い。
しかし、その花は冬季に咲いているようだ。
日本への渡来は奈良時代から平安時代、と書いてあるから、
やはり、枇杷の花に、俳味を感じる訳である。

付随してある、例句の一つが、

職業の分らぬ家や枇杷の花  正岡子規

やはり子規は、絶妙である。
さて、私が思い付いた句は、どんなであったかが、一向に思いだせぬ。

【天候】
終日、穏やかな快晴。
満月。朝晩、良く冷える。

1114声 薬局の難攻

2011年01月18日

近頃の群馬県内平野部は、快晴続きの穏やかな日が多い。
上毛三山はもとより、周辺の山並みがやけにくっきりと見える。
空気が、乾燥している証拠であろう。

かさこそかさこそ。
かさこそかさと、掻いていた。
体を、である。

私は元来、乾燥肌なのだが、それでいて、風呂好きと、きている。
そう言う人間は、冬どうなるかと言うと、カサカサの人間になる。
なので、この時期は、体のあちらこちらが、痒い。
最近は、痒みの方が、ことに勢力を拡大し、盛大に痒み出している。
ここらで奴らの鎮静化を図らねばと思い立ち、
今日、ドラッグストアへ寄って来た。

「痒み」
と言えば、やはり、「ムヒ」。
その名が一番に浮かんだので、店内でムヒを探していると、
背後に忍び寄っていた、薬剤師。

「お客様、なにをお探しでしょうか」
と、きやがった。
「はい、ちと、体が痒いので、ムヒを、と思いまして」
「こちらがムヒになります」
「どのあたりを、刺されになりました」
てぇから。
「いや、虫刺されでなく、乾燥です」
と答えた瞬間、瞬時に薬剤師の眉間が曇って。
「お客様、ムヒは虫刺されの、痒み止めになります」
と言う指摘を受けて、私、一寸、慌てふためいて。
「そうですか、じゃあ、オロナイン軟膏を」
「お客様、オロナイン軟膏は、ひび、しもやけ、あかぎれ、
それに、きず、です」
わわわ、と、完全にとり乱してしまって。
「じゃあ、正露丸を」
てぇんで、もう訳が分からない。

結局、「メンソレータムAD」ってのを、買って来た。
気付けば、何故か、オロナイン軟膏も、一本買っていた。
とても、安かったから。

【天候】
終日、穏やかな快晴。

1113声 若手ブーム

2011年01月17日

今日、「第144回芥川賞・直木賞」、平成22年度下半期の受賞者が発表された。
と言う報道を、この群馬の片隅からなぞっているのも、どうかと思う。
しかし、この内容で書くと決めてしまったので、今日の所は書かねばならぬ。
今回は、第130回以来、7年ぶりの「ダブル受賞」であり、
マスコミ報道の苛烈が予想される。

てぇのは、今回の場合。
芥川賞は、朝吹真理子さんの『きことわ』と、西村賢太さんの『苦役列車』。
直木賞に木内昇さんの、『漂砂のうたう』と、道尾秀介さんの『月と蟹』。
130回の時の場合。
芥川賞は、金原ひとみさんの『蛇にピアス』と、綿矢りささんの『蹴りたい背中』。
直木賞に、江國香織さんの『号泣する準備はできていた』と、
京極夏彦さんの『後巷説百物語』。

130回は、2004年の事である。
強く印象に残っていのは、受賞者の年齢。
二人とも、当時の私よりも、年若だった。
大学在学中、19歳での受賞となった綿矢さんに、金原さんは20歳での受賞。
マスコミ報道は苛烈し、インターネットでも、多くの情報が飛び交っていた。
平たく言えば、ブームを巻き起こした。

その後の、彼女らの活躍は、文芸誌などを立ち読みする程度の私でも、
知っている程。
鑑みるに、今回。
『きことわ』の、朝吹真理子さんは、26歳。
年若である。
と言う事だけで、注目されるのは、どの分野でもよくないとは思う。
よくないとは思うが、その輝きは、そこにあるべき、輝きなのである。
まさに、あの時のブームを彷彿とさせる。
状況は違えど、暫く、今回の4氏の名前を、頻繁に目にすることになるだろう。
さて、どれから読もうか。

【天候】
終日、快晴。
高崎市では、時折、風花が舞う。
県内銭湯湯銭、平均360円程度。
都市部日帰り温泉湯銭、平均600円程度。

1112声 水のこと

2011年01月16日

日曜日の「三山春秋」は、特に面白い。
などと思いつつ、新聞に目を通しつつ、珈琲を一杯。
麗らかな陽が射しこんでいる、静かな朝。
これで、二日酔いの頭痛さえ無かったら。

上毛新聞紙面。
幸せ願い「おんべえや」〝七福神〟各戸を巡る。
と、題する記事が載っている。
「おんべえや」とは、中之条町入山の引沼地区で行われている、
「七福神まわり」の行事である。
無病息災や五穀豊穣を願って、どんど焼きと七福神の格好をした住民が、
朝から各戸を巡って行く。
この七福神、「めでたいな、めでたいな」巡って行くらしい。
大黒天役が、「まんだわら」と叫んで、福俵をぶん投げ、住民に福を授ける。
と言う、今書いていても、心がほっこりとする内容である。

乾いている現代にこそ、伝統行事の「水」がなければ、
住んでいる人たちだって枯れてしまう。
私の住んでいる近所でも、一昔前より、
どんど焼きなどの伝統行事を見掛けなくなった。
因果関係は無いと思うが、最近、タイガーマスク運動の報道を目にする度、
この「水」の事を考えている。

【天候】
午前中、快晴。
午後より雲多し。

1111声 偶然とおでん

2011年01月16日

ぞろ目の回。
しかし、スロットマシーンでもないので、何も出ない。
これは必然であるので、スロットマシーンのようなスリルも、さしては無い。
それとは逆に、偶然が重なるスリリングな日、と言うのがある。
それが、昨日であった。

昨夜、自身の俳句を見て頂いている先生の所へ、俳句を届けに行った。
そこに、偶然、先生の友人でもある、俳句の大先輩の方がいらっしゃっていた。
「先生、句です」
てぇと、
「じゃあ、一寸、見るか」
てんで、
その場で、二人選評が始まってしまった。
これは、ありがたいことであるが、私にとっては、中々、スリリングである。

所謂、中央の俳壇。
新進気鋭の若手俳人から、昭和史に大きな句業を残している、大家の俳人。
眩いばかりの話が、おでん屋の湯気の向こうにあった。
眩いけれど、今の私にとっては、生活で触れる四季の季題の方が眩い。

おでん酒その後はやはり梯子酒

高崎駅前で、ふと気付けば、夜空。
天気予報では、夜半から雪。
と言う事であったが、降り出す気配は無い。
時計を見る。
時刻はもう、日曜日になって数時間。

【天候】
終日、快晴。
遠くの山並みを見ると、怪しげな雪雲。
今まさに、町へ繰り出すところ。

1110声 寒の入り袖手でニュース傍観す

2011年01月14日

「管第二次改造内閣が今日発足」
ってんで、その全17閣僚の顔触れが、各マスコミで報道されている。
お歴々の顔を前に、市井の一町人として、この場において何か、
書くべき内容を考えていた。
考えていたのだが、やはり、無い袖は振れないようである。
漱石の句に、

冬来たり袖手して書を傍観す

てぇのがある。
私の場合は、そこまで粋な排味はないけれども、
そんな趣で、テレビニュースを傍観している。
因みに、四字熟語に、「袖手傍観(しゅうしゅぼうかん)」、
と言うのがあったけな。

【天候】
終日、穏やかな快晴。

1109声 ハレの思ひ出

2011年01月13日

明日は早いもので、もう小正月である。
里山では、田圃の真中に作られた、大きな左義長を見かける。

と言っても、現代の若い世代には、馴染みの薄い催事であろう。
私は、小正月と言えば成人式と連想する世代だが、現在の成人式は、
ハッピーマンデー制度によって、1月第2月曜日になった。

更に古い世代の方々は、小豆粥を連想されるかも知れない。
成人式や、小豆粥は、ハレの日の物であるが、成人式の日が動いてからは、
小正月の「ハレ」もいささか弱まった気がする。

左義長ってのは、群馬県内で言うところの、
「どんど焼き」や「道祖神まつり」である。
そう言う呼称の地域が、多い。
私の郷土も、「どんど焼き」であった。

何故、達磨を燃やすのか、何故、繭玉を焼いて食べるのか。
そもそも、この行事は一体何なのか。
そんな疑問を焼きつくす如く、燃え盛る炎が魅力的であった事を覚えている。
今、生き物の如き炎が、あの早朝の冬空に映える幻想的な光景と、
温かさを、瞼の裏に思い出している。
田圃の畦道に、近所の大人たちが、差し入れにくれた、
サイダーの箱が置いてあった。
そこからをサイダーを一缶持って、何度も振ってから、
何食わぬ顔して友達にあげた。
そいつが、缶蓋を「プシュッ」と、空けた瞬間。
それは見事な、まるで、生き物の如き炭酸の爆発。

【天候】
終日、快晴。
午後より、風強く、寒し。

1108声 田圃道と新幹線

2011年01月12日

今夜の、帰宅途中である。
車に乗って、信号待ちをしていたら、前方の闇に光を見た。
瞬間にして、光は列になり、速さとなった。

新幹線、である。
高崎駅へ向かう途中の、上越新幹線。
過ぎ去る車体には、ぼんやりと灯っている車窓が見えた。
車内、乗客の姿は、見えない。
ぜんぜんいない、気がする。
速いから、見えないだけかもしれないが。
なんだか、郷愁。

その昔、平日の早朝。
高崎駅から新幹線へ、乗って東京まで出掛けた事があった。
丁度、通勤ラッシュで、乗客の大半は、背広を来た勤め人の方々。
その中、Tシャツにジーンズの私。
あの時の車内販売の珈琲の、薫りは、格別であった。
そんな事を、高崎市郊外の田圃道の中で、
新幹線を眺めつつ、思い出した。
信号が、青になった。

【天候】
終日、快晴。
冬型の気圧配置が強まり、厳冬である。

1107声 ふたごおそろし

2011年01月11日

また、11時である。
勿論夜の、だが、確か机のパソコンに向かい始めた時刻は、
9時半頃だった。
すると、1時間半も、あれこれと、ぐだぐだ思考錯誤していた訳である。
おかげで、すっかり足の指の先から、寒さが染み込んしまった。
そいつが悪さして、先程から鼻水を引っ切り無しに流させている。

正月を終えたら、いささか、太った。
普段自宅では体重計に載らないので、微妙な体重の差が分からない。
しかし、たまに、銭湯や日帰り温泉などへ出掛けた時、
脱衣場に置いてある体重計に乗ってみる事が、ある。
そうすると、思わぬ体重の増加に気付かされる事が、しばしばあり、
自戒する事が多い。
体重の減少、と言うのには、最近ことに御目に掛からない。

平均、63、4kgなのだが、先日は65、6kgになっていた。
そして、ここ4、5日は暴飲暴食が続いているし、
ご飯も過剰摂取気味であるので、記録を更新しているかもしれない。
ご飯の過剰摂取には理由がある。

先日の新年会で会った、知り合いの方に、卵を1パック頂いた。
その卵が、「ふたごたまご」てぇ代物で、見た目からして高級そうなのである。
量販店で見掛ける、ポコペコのプラケースとは、一線を画している。
割ってみると、その名の通り、黄身が二つ入っていて、「双子」になっている。
その卵が、濃厚で、舌触りがよく、とても美味い。
ので、もっぱら、卵かけご飯にして食べている。
それによって、ご飯が進み過ぎてしまう。
と言う、状況なのである。
しかしあれは、双子だから、カロリーも通常の卵の、倍近くになるのだろうか。
そうだとしたら、あなおそろしや。

【天候】
午前中、薄曇っていたが、過ぐ晴れる。
それ以降は、快晴。

1106声 酔いは楽しき

2011年01月10日

昨夜は、良い酒。
につき、ちと飲み過ぎてしまった。

酒席に居て、杯を進める。
問題はその進め方で、話す事が無くて、黙々と杯ばかり重ねて行く。
と言う状況と、楽しく話している内に、気付けば杯を重ねている。
と言う状況とでは、断然に、後者の方が心地好く酔える。

初市の活況響く、前橋市街地の路地。
その一角の一軒の酔処。
楽しい事を話して、楽しくなっている。
時の男連中と言うのは、子供の如き、である。
午前零時の霞み行く酔眼。
その先にある光景に、そんな印象を受けた。
そして、自分も。

【天候】
終日、穏やかな快晴。
前橋市で初雪。

1105声 落語と風呂

2011年01月09日

シリーズ風呂第1弾「落語と風呂」。
って事で、「前橋荻窪温泉あいのやまの湯」へ行って来た。

「やまたけ寄席」の月例演芸会で、今回の出演は、春風亭一之輔さん。
昨年、様々な芸術賞を受賞された、気鋭の若手落語家。
個人的には、昨年開催された、「第2回若手落語家選手権in前橋」の優勝者。
としての印象が強い。
「天狗裁き」の良さ、に驚愕した印象が、今も鮮烈に残っている。

当日の演目は、「悋気の独楽」と「蒟蒻問答」。
特に、「蒟蒻問答」が聴けたのは、運が良かった。
運が良かった、と言えば、ふらりと日帰り温泉へ来て、これだけの落語が聴ける。
と言う状況自体が、とても運の良い事だと感じた。

この、やまやけ寄席の様な取り組みがあるからこそ、
落語は大衆芸能としての枝を、伸ばして行ける。
寄席落語の面白さの真髄を、改めて感じ、大いに笑った。

私は、今回のあいのやまの湯へは初めて入ったのだが、
その、設備と活況に、恐れ入った。
「湯」を中心とした、ひとつのテーマパークであった。
伝統的な銭湯ばかり入っていたので、余計、目新しかったのかも知れない。

知りあいでもある、ヨココンデの岩渕さんが、
風呂場で三助をやっていらっしゃった。
現在の群馬県内において、おそらく、唯一の三助活動であろう。
色々な人に出会え、その人たちから、色々な力をもらえた、一日であった。

【天候】
終日、快晴。
午後より、風強し。

1104声 一縷の光

2011年01月08日

昨日7日。
2日前の小田原市に続き、今度は、沖縄県南城市の児童養護施設にも、
「伊達直人」が現れて、ランドセルを3個、置いて行った。
と言う報道を、先程、テレビのニュースで知った。

昨年、12月25日。
群馬県前橋市の児童相談所でも、伊達直人の署名で、
ランドセル10個が届けられたばかり。
私を含めた群馬県の人間にとっても、
このムーブメントとなりつつ善行は印象深いものであろう。
年末年始、悪いニュースばかり目に入って来たので、
このニュースを見た時は、感心して心が和んだ。

仕事初めや新年会など、新年の挨拶で、「今年も良い年にしよう」と言う。
自分も、昨夜の新年会で、勿論、この旨の挨拶を交わした。
しかし、日本人の多くは、「そうは言っても…」と、わだかまりがある筈である。

経済情勢の低迷と、政局の混迷。
そんな出口の見えない、真っ暗闇にいるからこそ、
この伊達直人のニュースのような小さな親切が、一縷の光に見える。
そして、各地の伊達直人、当人も、一縷の光を見ていたのではないだろうか。
未来を担う、子供たちに。

【天候】
終日、雲一つ無い快晴。

1103声 湯気のあり所

2011年01月07日

銭湯。
と思ったのだが、結局、通り道にあった日帰り温泉へ寄った。
伝統的な銭湯で、朝湯に入ろう。
と考えるなら、県内では、前橋市の重兵衛湯と言う選択肢しか残されていない。
重兵衛湯に行くには、遠い場所に居た。

昨日は、知人宅の新年会に招かれた。
そして、今朝は二日酔いであった。
こう言う状態の時は、少しでも早く癒そうと思い、サウナに長時間入ってしまう。
それが、裏目に出て、体が疲れ切ってしまうのは、いつもの事。

土曜日。
時刻は正午。
浴室は、穏やかに賑わっている。
天窓から、新春の日が斜めに射している。
その、真っ直ぐな光線が、湯気のあり所を映している。
絶え間なく立ちのぼっている湯気は、日差しの中でたくましく揺れていた。
【天候】
終日、雲一つない快晴。

1102声 イブクロノリズム

2011年01月06日

「体内時計」
ってものが、私たちの体に備わっていて、
様々な生理現象のリズムを刻んでいる。
それによって、生活の中である程度、寝食の時間が決められて行く。

昼夜逆転の生活をしていたり、時差のある海外へ行った時などに、
その体内時計がズレる事がある。
いや、体内時計は正常に動いている。
しかし、生活のリズムがそのリズムに準じないので、生理現象とのズレが生じる。
こうなると、昼間に眠くて、夜に目が冴えている。
と言った様に、生活のリズムに乱れが生じる。
海外の例では、「時差ボケ」なんて言う。

そのリズムは、体内の臓器にまで刻まれている。
ってな事を実感したのは、今日の昼。
行きつけのラーメン屋で、食事をとった時。
ラーメン屋っても、私はもう4、5年、この店では中華丼しか食べていない。
私には、一点注文癖があるので、別段、毎回同じメニューが苦でもない。
どころか、他の物を食べる方が、落ち着かない心持である。
当然の事ながら、春夏秋冬、中華丼の味は変わらない。
量だって変わらないし、付いてくるお新香だって変わらない。

さて、新年初めの中華丼。
いつもと変わらぬ味を確かめつつ、食べ進めて、半分食べ終えたところで、
はたと、レンゲを止めてしまった。
満腹感及び胸やけ感、なのである。
こんなにも早く、それが訪れた事に驚くと共に、胃袋の消化リズムに生じている、
ズレを感じた。

おそらく、正月休みで、酷使した胃袋の生体リズムが、
完全に乱れてしまったのだろう。
原因は一言、暴飲暴食に尽きる。
リズムを取り戻すまでは、バランスの良い食事を。
心掛けたいところだが、小正月までは、何かと酒がらみの座が多い。
結局、無理して中華丼は、完食してしまった。
やはり、無理だけは、するものじゃない。

【天候】
終日、雲の無い快晴。
午後より、冷たい北風が吹きすさぶ。

1101声 雪崩式金欠状況

2011年01月05日

先日、全ての忘年会が終わった。
などと、安心していたら、今度はもう、新年会の話である。
その間に正月を挟んでいるので、肝臓の休まる暇が無い。
カレンダーの日付に、「休肝日」と銘打って、
赤丸でもつけた方が良さそうである。

今日の昼は、牛丼チェーン店で食事をとった。
時刻は正午過ぎ。
入口の硝子戸を開けた瞬間、たじろいでしまった。
空いていないのである。
席が、L字カウンターに、ひとつも。

勤め人から、制服の学生まで、多彩なお客さんで、
L字カウンターは満席。
カウンター後ろで待っている私の後にも、
次々にお客さんが入店して来て、忙しない。
その雰囲気に押され、私も急いで丼をかき込んで、店を後にした。
まるで、ホームの立ち食い蕎麦さながらの状況であった。

午後の麗らかな日差しの中で、推察するに、「金欠」なのではなかろうか。
正月ってのは、大人に限り、膨大な浪費を伴う期間である。
高い交通費を払って帰省すれば、親戚の子供連中がお年玉をせがむ。
家族親戚を食事に連れて行ったり、久しぶりに会う友人たちと飲みにも行こう。
初売りに行けば、セール品を衝動買いしてしまったり、
喧騒の内に何だか良く分からない福袋を買っていたりする。
つまりは、そう言う正月マジックに掛かって、財布が一挙に薄くなってしまう。
クリスマスからの流れも考えれば、雪崩式に貯金が崩れ去って行く。
正月休みが明け、その報いを、昼食代の節約などで、甘んじて受ける事になる。

新年会などの多い今月中旬頃までは、未だ、この雪崩は続きそうである。
国内の気象状況も、正月から、中国地方で大雪が続いている。
春はまだ遠いが、無事に、迎えたいものである。
迎えられる様に、日々の生活の中で、金銭及び危機管理を心掛けたい。

【天候】
終日、雲一つない快晴。

1100声 第1100声記念特別企画「鶴の初夢恩返し」

2011年01月04日

今日から仕事始め。
ってな、社会人諸氏も多い筈。
今朝のニュースで、丸の内のサラリーマンに、
仕事始めの印象をインタビューしておりました。
青白い顔をした彼は、
「胃がキリキリする思いです」
と、一言。
初夢が覚めて、現実へ。
「分かる分かる」と頷いてしまうような、一コマでした。

さて、未だ初夢を見ていようじゃありませんか。
この日刊「鶴のひとこえ」も、本日でめでたく、第1100声を迎えました。
そこで今回は、第2段となる、「鶴の初夢恩返し」。
筆者、抜井諒一から、読者の方へ、景品をもって恩返しさせて頂きます。

その景品はと言いますと。
先日、俳句ingで訪れた、「椿山荘」の売店で購入して参りました。
私が選りすぐった「椿山荘土産」を、抽選で2名様に、一品づつプレゼント。
どちらの品にも、椿山荘のモチーフとなっている綺麗な「椿」があしらわれております。
それでは、下記を参照したうえのご応募、お待ちしております。

■応募方法
送付先の「郵便番号」・「住所」・「氏名」・「連絡先」を明記の上、
Topページにある【お問い合わせ】よりご応募下さい。

■応募締切
平成23年1月10日(日)

■当選発表
厳正な抽選のうえ、当選者には発送をもってかえさせて頂きます。

■アンケート
日刊「鶴のひとこえ」に対して、ご意見ご感想をご記入下さい。
※後日掲載させて頂く場合がございます。(無くても可)

※お一人様、メール一通のご応募とさせて頂きます。
応募に際し、頂いた個人情報は、当企画の目的にそった賞品送付等にのみ利用し、
他目的には利用しません。

【天候】
終日、快晴。
午後より、若干風強し。

1099声 我が新春の吟行会

2011年01月03日

正午を過ぎて、ようやく腰を下ろしたのは、駅前のロイヤルホスト。
取り合えず、生ビールを注文して、一息付く。
そして、徐にポケットから取り出すのは、歳時記とメモ帳。

新春恒例となっている、「第15回ワルノリ俳句ing」を、
昨日、無事に終えた。
当日の混雑状況を加味し、初詣先は、
JR大塚駅前の「天祖神社」へ参拝した。
駅から徒歩2分と言う好立地にも拘らず、
目立った混雑も無く、参拝する事が出来た。

見れば今年は、昨年の俳句ing参加者の方がほとんどいない。
と言うのも、女性陣のあの人この人。
目出度く結婚する、と言うではないか。
彼女の人生は動いている、それも良い方に。
彼女が卒業したのか、私たちが留年したのか。
どちらにせよ、残り者。
一同で、天租神社へ賽銭投げて、強引に縁結びを祈願した。

商店街はほとんど休業。
神社横の銭湯、「大塚記念湯」も、残念ながら2日は休業。
昼食を駅前のロイヤルホストでとり、落ち着いて、句作に励む。
その後、巣鴨へ行き、「とげぬき地蔵」や商店街をそぞろ歩き、
初市の風情で一句。
そして、いよいよ、JR池袋駅から、「椿山荘」へバスで行き。
俳句発表及び選評を済ませてから、お待ちかねの食事。
豪奢な雰囲気に、一同、緊張しつつも、愉しく箸を進める。
その後、特設の寄席で落語を堪能して、帰路へ。

やはり、私たちが地方出身者と言う事も多分にあるだろうが、
都会へ出掛けると、都会の風物が句に折り込めるので、新鮮。
だと、感じた。
「赤城山」や「温泉」なんかも、良いけれども、
「スカイツリー」だとか、「東京タワー」ってな都会的なものに、魅かれる。

【天候】
終日、寒いが気持の良い快晴。

1098声 朝の光線

2011年01月02日

早朝の未だ寒い部屋で、パソコンに向かっている。
窓の向こう、雲の裏で太陽が輝いている。
赤城山のゆるい稜線。
その上に薄く霞んでいる雲。
里は閑かな淑気に包まれている。

今朝は、新春の俳句ingで出掛ける為の早起きである。
高崎駅から、一路、都内を目指す。
おそらく、初詣は何処へ行っても黒山の人だかり。
それでも、行くのである。
いい加減もう、正月の駘蕩とした空気にも飽きて来たので、
丁度良い頃合いだと感じている。

さて、そろそろ出掛けないと、間に合わない。
雲が動いて、雲間から強い日差し。
一筋の光線となって、私の目に幾筋も注いできた。

【天候】
雲多くも、穏やかな晴れ。