日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

1529声 断念

2012年03月09日

週末の初日から押し寄せる波にのまれて、いま日曜日の朝である。
そして、本来これを書くべき日である金曜日の事を、
パソコンの前で思い出している。

この日は夜、「太田市新田文化会館」で開催される落語会に行く事になっていた。
過去形にしてある時点で、だいたい察しがつくと思うが、行けなかったのである。
私だけ。
なので、素晴らしい師匠の一門会なのであるが、それがだれかは書きたくない。
当日の落語会の素晴らしさは、その日の夜。
観て来た仲間から酒場でさんざん聞いて、げんなりしている。

電車に乗り遅れる。
と言う失態をしてしまった自分を許す事が出来ず、
そのまま伊勢崎駅構内の居酒屋で、自棄酒に至った。
とても楽しみにしていた、師匠が出て来る姿を拍手で迎える情景を想像していた。
それは仲間も同じであろう。
それなので、遅れて来て高座の途中でホールの席を腰をかがめつつ、
うろうろするくらいなら。
ましてやそれで仲間の空気、いわんや師匠のみならず、
前座の噺家さんの空気に水を差すそうな事は、できぬ。

割り切って。
また、観に行こうと思う。
空席をひとつ作ってしまった事が面目ない。

【天候】
終日、冷たい雨。

1528声 春の嵐の前

2012年03月08日

天気予報を見るに、明日は更に冷え込むらしい。
関東地方の気温も、軒並み一桁台である。
それにもかかわらず、最近、テレビを見ていると、
麦酒関連のCMが多くなって来たと感じる。
タレントや俳優が、汗かいたグラスの麦酒を、
美味そうにごくごく飲んでいる。
そんなところにも、明るい春の気配。

巷は卒業式が終わってがらんとなった学校や、
人気の無い酔街などが目に付くが、それもあと数週間。
月末から月初にかけて、送迎会、歓迎会などで、
俄かにまた春狂乱の時期がやってくるだろう。
いまは未だ、嵐の前の…。

【天候】
終日、曇り。

1527声 あやしげ熱気

2012年03月07日

「なんか俳句の賞獲ったらしいよ」
てぇのが、徐々に仲間内に浸透してきて、ご無沙汰している友人や、
遠方に住んでいる知人などから、最近になって祝いの便りが届きはじめた。

今月来月は、その関連で出掛ける予定が少なからず入っている。
その大半が、祝いの席なので嬉しい限りであるが、中には、
お祭り好きな知人もいて、「それきた」とばかりに目下、宴席の段取りを決めている。
お祭りで思い浮かべるのは、一つの対象物でなく、
その場の一切合財が混ぜこぜになって放っている、あやしげな「熱気」である。
つまりは、賞でもなんでも、みんなで「わっ」とできれば一番良い。

それなので、今月来月は、「ありがとうございます」を言う機会が極端に多いであろう。
先月の終わりに参加した大きな俳句大会でも、そんな状況であった。
「ありがたい」と言う事をじわじわと感じるのは、
俳句なんて絶対に興味の無さそうな知人から、お祝いの言葉をもらった時。
「なんか分からんけど取り合えずおめでとう」的な軽さが、丁度好い時もある。

【天候】
終日、曇天。

1526声 太陽と青空とソーダ水

2012年03月06日

昨日から一転して、好天の今日。
三月も上旬だと言うのに、四月を飛び越えて、
もうゴールデンウィークの頃の暖かさだと感じた。
長袖のワイシャツ一枚で歩いていて、丁度良い。
小走りに駆けると、薄っすら額に汗のにじむほど。

いつもはコンビニへ寄ると、決まってホットコーヒーを買っていたが、
今日ばかりは、冷えた炭酸飲料を買った。
外に出てグビグビ飲んでいると、ペットボトル越しに太陽と青空が見えた。
太陽と青空とソーダ水。
「プカッ」っと、頭の中に一句浮かんできて、メモした。
しかし、この「ソーダ水」てぇのは夏の季題である。
句会などで、やかましく季題と季節の齟齬を指摘する人がいるが、
私は殊更、歳時記に縛られなくとも良いと考えている。
例え三月上旬でも、歳時記の「三月」欄にその季題が載っていなくとも、
そこで夏を感じたら迷わず夏の句を作るべきである。

【天候】
終日、晴れて暖か。

1525声 ペンギンの旅

2012年03月05日

起床してカーテンを開けると、意外にも外が白かったので驚いた。
雪であるが、まさしく春の雪で、たいして積もる事はなく、
まもなく霙に変わって冷たい雨になった。

終日、冷たい雨が降り続いた。
朝の報道番組で、東京の水族館からフンボルトペンギンが一羽、
脱走したと言うニュースを伝えていた。
旧江戸川へ逃げて行ってしまったと言う。
そのまま太平洋へ出て、どうにかいい波を掴んで、
地球の裏側辺りへ行って欲しいと思った。
探している人は大変だろうが。

【天候】
朝より雪のち霙交じりの雨。
夜半には上がる。

1524声 梅林の夕景

2012年03月04日

「箕郷梅林はもう咲いていますか」
電話の画面には、そう書いてあった。
眠い目を擦りつつ、意識朦朧としつつも、
「たぶん咲いてます」
と言う旨の一文をどうにかメールで返信して、また寝床に潜り込んだ。

起床し、珈琲を一杯飲んで意識もはっきりして来ると、
だんだん不安になって来た。
「果たして咲いているのだろうか」
それがどうしても気になって、自分の目で確かめることにした。
開花状況を確かめると共に、梅の句も作ってこようと思った。

ぐずぐずしてから家を出たので、梅林に到着した頃には、日が傾いていた。
概ね二部。
高台から眺める梅林は、そのくらいの開花状況だった。
中には、早咲きの種類なのであろうが、ほぼ満開になっている紅梅も数本あった。
日没の滲んだ日色と、紅梅の深い色合いが溶け合って、美しい。
逆光の中で、その光景を五七五にしようと試みたが、
どうにもしっくりした句ができなかった。
がらんとした駐車場には、まだ骨組みだけの梅見小屋が建っていた。
メールをくれた主には、ちと悪いことをしたと反省した。

【天候】
朝より曇天。
日が沈んでから、雨。

1523声 桜山 ~後編~

2012年03月03日

昨日の続き。

数年を経て、桜山があった場所の近くに、新しく小学校が出来ることになった。
この新たな小学校の名前は、近隣住民の投票で決めると言う。
回覧版で回って来た、三つの名前の候補の一つに、「桜山小学校」と言う名があった。
その名前見た時に、「みんな憶えていたんだ」と、感じた。
「高崎市なんたら第二小学校」などと、それらしい名前の候補がある中、
どう言う訳か、小学校の名前はこの桜山小学校に決定してしまった。
かつての鬱蒼とした雑木林は、近代的で大きな小学校に生まれ変わった。

現在、桜山小学校に通っている生徒たちあるいは先生までも、
なぜこの小学校が「桜山」小学校なのか知り得ないだろうと思う。
私は、桜山小学校と聞くたび、見るたびに、あの怖い森と楽しい夏休みの思い出が甦る。
もしかしたら、その昔は、桜が生い茂る山が、そこに実存したのかも知れない。
しかし、私には、桜山小学校の生徒と同じく、それを知り得るすべがない。
土地の名前を受け継いでゆく事は、土地に生きた人たちの記憶を受け継いで行くことでもある。
怪しげな場所が無くなってなんだか、あっさりさっぱり整然としてしまった風景を眺める。
私の心は何だか、新しく出来たものの喜びよりも、無くなってしまった古いものの寂しさに、ひかれている。

【天候】
終日快晴で、いよいよ春めいて来た。

1522声 桜山 ~前編~

2012年03月02日

「高崎市の思い出の場所を紹介」
そう言う事を受けて、一昨日メールで送った文章がある。
いま読み返してみて、なんだか、この「めっかった群馬」っぽい印象がしたので、
ここに載せておこうと思う。
長いので、二回に分ける。

「桜山」
そう呼ばれている場所があった。
過去形なのは、現在、その場所はもう無いからである。

文字通り、そこには桜があった。
しかし、「山」ではなかった。
鬱蒼と木々が生い茂る、雑木林だった。
だれがいつ、どんな由来が合ってこの場所を「さくらやま」と呼んだかは知らない。
子供時分は夜になるとこの森が怖く、近くを通らないように回り道をして帰った。
近所の子供たちの遊び場だったが、近隣からささやかれるのは悪い噂ばかりだった。
昼間でも暗く、怪しげな雰囲気漂うこの場所に遊びに行く事を、大人たちはみな嫌った。
しかし、子供たちが当然、好奇心を抑制する事などできるはずも無く、
私も友達と一緒に朝方カブトムシを捕りに行ったり、夜中に肝試しに行ったりした。

確かに、気味悪かった。
時期になると見かける、野良猫の死骸。
戦時中は防空壕だったらしい穴に、不法投棄か当時の生活用品か、ともかくゴミが沢山あった。
近隣からうとまれていたこの桜山が、ある年、忽然と姿を消した。
高崎市と渋川市を結ぶ、通称「新高渋線」が出来て、木を全て切り倒してしまったのである
それからは誰も、桜山の話などする人も無く、私自身も記憶の中に紛れて忘れてしまった。

【天候】
終日、しとしと雨。

1521声 雪解雫

2012年03月01日

昨日の雪模様から一転して、好天。
気温もぐんぐん上がって、二桁を越した。

起きて窓を開けると、屋根に解け残っている雪が、
軒先からぽたぽたして、朝の町はきらきらしていた。

どう言う訳か、シャケ弁当が食べたくなって、
昼にスーパーでシャケ弁当を買って、公園へ行った。
しかし、三寒四温の暖かさはまだたよりなく、風が冷たい。
仕方なく、車にもどって、窓から公園を眺めながら弁当を開いた。

シャケ弁当に入っているシャケは、おしなべて、
どうしてこんなに美味しいのだろうか。
などと考えつつ、弁当を食べ終え、一息付いた。
今月の末くらいなら、公園のベンチで弁当を食べれる気候になるだろうか。

【天候】
終日、快晴。

1520声 春の雪だるま

2012年02月29日

しかし、よく降った。
今日の雪が、である。

突然の大雪によって、都内の方では交通事故が多発したらしい。
関東一都六県で、けが人の数は208人。
いま、テレビのニュースがそう伝えている。
たしかに、街では終日、サイレンの音が鳴り響いていた。
私などはのんきなもので、今期は雪の句を作っていないと思い、
ここぞとばかりに俳句帖とペンを持って、窓の外ばかり見ていた。

雪は早朝から降り初め、小一時間も経たぬうちに、
靴を覆い隠すほど積もった。
正午を過ぎる頃に降り止んで、夕方にはほぼ流れてしまった。
満足な句も出来ぬうちに、あっけなく、無くなってしまった。
この解けるはやさがやはり、春の雪である。
あの曲がり角の家で朝に見た雪だるまは、夜。
私が帰る頃にはもう消えていた。

【天候】
朝から雪。
関東地方は大雪となるが、正午過ぎにほどなく止む。

1519声 食堂のテレビ

2012年02月28日

行きつけの食堂には、テレビが一つある。
見ながらラーメンを啜っている人もあれば、テレビなど全く気にせず、
新聞を読みながらカツ丼を食べている人もいる。

時刻は十二時半を回り、その時店に居る大方の人が食事を終え、
まったりと時間を過していた。
テレビはニュース番組になっている。
アナウンサーは無機質な声で淡々と、悲しいニュースを伝えていた。
ふと、一番の席に座っていた、大工の棟梁のようなおやっさんが、太い声で言った。
「暗れぇニュースばっかりだな」

誰とはなしに言っているのだが、誰とはなしに、共感した。
ような気がした。
そして、「すっ」と店中の空気がおやっさんの言葉に集まってっゆくような、
そこはかとない一体感が、一瞬、生まれて消えた。
テレビのアナウンサーはもう、次のニュースを読んでいた。

【天候】
曇りのち晴れ。
冷え込み強し。

1518声 食べ放題

2012年02月27日

三寒四温もそろそろ板について来たらしく、
暖かく始まった先週は、末頃から冷え込んでしまった。
その伝で行くと、後は四温を待つばかりである。

最近。
と言っても、ここ四五年の話であるが、巷の飲食店に、
「食べ放題」を謳う店が増えて来たと感じている。
ちょっとしたレストランでは、バイキング形式で食べ放題。
と言うシステムが流行しているようで、そこかしこで見かける。

二十年くらい遡って思い出すに、「食べ放題の店」、と言うところは、
あまり行儀のよろしい印象を持っていなかった。
「食べ放題=大食い」
と言う様な公式通りに、制限時間内にどれだけ多くの食料を胃袋に掻き込めるか。
各テーブルで、もう味も種類もへったくれもなく、ただ食料をむさぼっている。
そうとして見えない様な光景が見られた。

それから見れば、最近の食べ放題の店は、随分と行儀よろしく感じる。
食べたいものを食べたいだけ、豊富な種類の料理を少しづつ食べて味わう。
そんな印象に変わって来ている。
食べ放題と大食いが必ずしもイコールにならなくなったのは、
女性客の影響が大きいと感じる。
食べ放題のバイキングに目が無いのは、最近では女性が多く、
またそう言う店も女性で賑わっているように見受ける。
逆を返せば、男が食べなくなったのかもしれない。

【天候】
晴れるが風強し。

1517声 曇りのち曇り

2012年02月26日

昨日の寒さが、どっかりと腰を下ろし居座っていた。
外へ行くにも、春を待つ体が、寒暖の差についていけないようで、
足がどうしても重たい。
なので、足を引きずるようにして、なんとか映画館へ行ってきた。

観て来たのは、デヴィッド・フィンチャー監督作品である「ドラゴン・タトゥーの女」。
フィンチャー作品との出会いは、レンタルビデオで借りて観た「エイリアン3」である。
そして、この監督の名前が痛烈に記憶させられた作品は、次回作である「セブン」だった。
それから、「ゲーム」、「ファイトクラブ」と、作を重ねるごとに、
その作品に注目せねばならぬ映画監督となった。
早い話がいちファンである。

内容は勿論。
良かったと思ったのは、今日のような鬱屈とした曇天の時に観に行ったこと。

【天候】
終日、曇天。

1516声 成田の春雨

2012年02月25日

6時に起きて、7時の列車へ乗った。
次の駅へ着かぬうちから、ワインで乾杯。
その後はもう、全体的に朧になりつつ、列車は東京方面へと進んで行った。

JR上野駅から京成上野駅へ移動し、京成線の成田駅で下車。
激しく降っている雨を考慮し、駅前から皆でタクシーへ同乗。
目的地の「成田山新勝寺」へ着いたのは、10時半をまわっていた。

綻びはじめていた梅も、冷たい雨のせいでその開花を遅らせているようだった。
昼までも薄暗い雨雲の下、参拝を済ませ小一時間ほど境内を吟行した。
酒が抜けて来たせいもあって、一挙に寒さを感じつつ句作も一向に捗らなかった。
暖かい蕎麦をすすってから、今回の俳句大会の句会場へ入り、いざ句会。

予想に反することなく、自分の成績は芳しくなかった。
一緒に行った句友と言うか先輩がたは、絶好調までは行かぬも好調な様子だった。
それでも、普段あまり顔を合わさぬ、
遠方の俳人たちの顔を見られただけでも、よかった。
帰る頃に雨は上がっていたが、冬の寒さだけを残して行ってしまったようで、
成田の街は丸ごと冴え返っていた。

【天候】
朝から雨。
昼過ぎには止んだが、寒い一日。

1515声 春の麦酒

2012年02月24日

年中、麦酒を飲んでいる。
冬の寒い時期も、夏の暑い時期も、もちろん。
昨日、ひとつ酒席があって、やはり麦酒を飲んだ。

「まぁまぁ、どうぞどうぞ」
なんて、お決まりの小さなコップに、
注いだり注がれたりなんて言うビールは、おしなべて味が落ちる。
ジョッキで飲む、所謂「生中」と比べて、である。
それでも、瓶の麦酒はもう春の味になっていた。
品質管理がなされているので、その銘柄の麦酒の味が殊に変わった。
と言うこともかなろうが、そんな印象を受けた。

明日は、千葉県まで仲間と俳句の用事で出掛ける。
高崎駅を朝出て、「じゃあ乾杯」と言う事態にならねば良いのだが。
そう考える事を、半ばあきらめて、うまく酒と付き合おうと思う。
それが難しいのだけれど。

【天候】
終日、風強くも晴れ。

1514声 いよいよ花粉

2012年02月23日

なんだかこの頃は、一週間が雪崩式に終わってゆく。
毎年この時期はそんな調子で、生活が全体的に不規則になる。
そこへ、押し寄せるのが花粉である。

来週から、いよいよ三月。
と言うのは、社会人ならば大方の人が、忙しい月かと思う。
学生も、身辺が落ち着かぬ時期であろう。
進学したり留年したり、送迎されたり歓迎されたり。
とても多いで深い時期なのだが、私は花粉症のせいもあって、
なんだかその辺りが模糊としている。

その辺り。
と言うのは、梅の咲く時期から桜の咲く時期くらいで、
この時期は四六時中目をこすり鼻をかみ、もう七転八倒して生きている。
なので、三月と聞くと「いよいよ花粉」という思いが強い。
不規則な生活で弱った体が、容赦なくふりそそぐ花粉によって、
極度のアレルギー反応を起こす。

今年もまた、然るべき病院へ行く機会も得られず、花粉の時期を迎える。
それを考えると、溜息がまたひとつ、ふたつ。

【天候】
朝より小雨。
後、昼ごろから回復。

1513声 繋いだ手

2012年02月22日

予報では明日が雨。
と言うせいもあってか、とても穏やかであたたかな日だった。
まさに春めくと言う心地で、梅の蕾もだいぶ解けたのではなかろうかと思う。

今日見た利根川は、ずいぶんと水量が増していた。
濁っていたので、雪解けの水が流れ込んでいるのだろう。
それでも、冬の荒々しい川ではなく、もったりもったりと流れ行く、
春の川になっていた。

昼ごろ公園を通ると、なんだかやけにカップルの多いこと。
若者から年配まで、幅広い年齢層である。
まだ冬支度が必要なので、外で昼食と言う訳にはいかぬが、
ふらりと散策するには丁度良い。
手なんか繋いで、その繋いだ手を殊更に揺らしたりなんかして。
いや、これが若者ではなく年配の方。
春は、着実に近づいておりますなぁ。

【天候】
終日、晴れて麗らか。

1512声 参道の鷹女

2012年02月21日

今週末、千葉県は「成田山新勝寺」に行く予定がある。
目的は参拝、と言うことの他に、俳句大会に参加する為である。
厳密に言えば、「日本伝統俳句協会関東支部大会」と言うことになる。
書いたところで、俳句に親しみの無い人にとっては、
「漢字がやたらと多い」くらいしか想像が喚起されないと思う。
まぁ、そう言う俳句のコンクールに参加しに行く予定なのだ。

新勝寺には、昨年だっか一昨年だったか、行った事がある。
「成田」と言えば、「空港」でもなく「とんかつ弁当」でもなく、
「三橋鷹女」と出て来なければ、俳句に携わる者として「もぐり」と言われてしまうだろう。
ちなみに、二番目の「とんかつ弁当」てぇのは、私が好きな駅弁。
鷹女のプロフィールを述べる分量は、今日のこのスペースには残されていないが、ともかく。
かつて「四T」と称された、女流俳人四天王の一人なのである。

参道には、鷹女の等身大ブロンズ像が建っている。
像を一見し、着物をぴしっと着て背筋を伸ばしているその立ち姿と、
思い起こしている鷹女の句とが、乖離していなかった。
「句のイメージ通りの女性」と言う印象のブロンズ像だった。
こっそり写真を一枚撮った。
「キリッ」と、カメラを睨まれそうなので、こっそりと。
今週末に行った時は、句碑と墓にも参ってくるつもりである。

【天候】
終日、風も無く快晴であたたか。