今日を節目として、私も一応、連休と言う状態に入る。
上毛かるたで言うところの、「世の塵洗う四万温泉」ではないが、
塵を洗い落として休日に望むべく、いまから銭湯に行こうとしている。
今年のゴールデンウィークは出だしから大きな交通事故が続いている。
その一つは、群馬県の、住んでいる人間からすれば、
すぐそこの高速道で起こった事故である。
ほんのすこし、すこしだけでいいから、浮足立った心を落ち着けて、
過すべきだと感じている。
さて、風呂、風呂。
【天候】
終日、雨
2012年05月02日
今日を節目として、私も一応、連休と言う状態に入る。
上毛かるたで言うところの、「世の塵洗う四万温泉」ではないが、
塵を洗い落として休日に望むべく、いまから銭湯に行こうとしている。
今年のゴールデンウィークは出だしから大きな交通事故が続いている。
その一つは、群馬県の、住んでいる人間からすれば、
すぐそこの高速道で起こった事故である。
ほんのすこし、すこしだけでいいから、浮足立った心を落ち着けて、
過すべきだと感じている。
さて、風呂、風呂。
【天候】
終日、雨
2012年05月01日
酔っぱらって、大抵、物をなくす。
翌朝起きて気付く場合もあるし、大部時間を経てから、「そう言えば」と言う場合もある。
つい先ごろ、桜の咲いていた時分などは、ほぼ毎週、花見句会に出掛けていた。
酒が入っての句会なので、まず、物が良く無くなること。
ペンの一二本ならば悔恨の念も抑えられるのだが、
俳句帖や俳句ノートを酒場に置いて来てしまった時には、二三日悔んでいた。
そして先日、東京へ句会に出掛けた際、行きの電車で読む為、
自分には珍しく駅の書店で新刊の文庫本を一冊買った。
奮発してグリーン席へ座り、「さて」、と言うところで、
いささかこの日の句会に出す句が不安になってきて、句帖を見返した。
句をボツにしたり、推敲を加えたりしている間に上野駅へ到着し、
結局、買った本は読まずじまいになってしまった。
しかし、これで帰りの車内の楽しみが残ったと、意気揚々として山手線へ乗り換えた。
はしご酒が祟ってこの日には帰れず、翌日、ぐったりとして高崎行きの列車へ乗っていた。
疲労感の中にも、私にはまだ楽しみがひとつ温存されているのだと言う、安心感めいたものがあった。
列車が発車して、缶コーヒーを開けて、さて、とバッグの中から本を取り出す。
取り出す、はずがない、のである。
どこをどうひっくり返しても、あの新刊で買った文庫本がない。
朧な記憶を引っ張り出すと、どうやら昨夜のあの得体の知れぬカプセルホテルでなくしたらしい。
寝る前に本を読む習慣があるので、まず、間違いないだろう。
悔しさを噛み殺して、不貞寝を決め込んだ。
翌朝起きて、憂さを晴らすべく浅草の寄席を観てから、帰路に就いた。
終点の高崎駅へ着く頃には、一口しか口をつけていない缶コーヒーが、すっかり冷めていた。
【天候】
曇りのち雨
2012年04月30日
酔眼朦朧としつつ、上野駅の電光掲示板を見上げていた。
何分見ていても、やはり、電光掲示板には行き先と時刻が表示されず、
ただの黒い板になっているばかりだった。
つまりは、もう今日の上野以北へ行く電車の運行が、終了しているのである。
それでも、殊更、悔恨の念が湧いてこない。
むしろ、酔いも手伝って、心の隅にこの状況を楽しんでいる気持が芽生えていることを実感していた。
それは、明日が昭和の日の振替休日である事と、先程の句会の二次会、
三次会以降の酒席が楽しかった事。
そして、改札の向こうから吹きこんで来る、この心地好い春風に起因する。
一縷の希望を辿って上野まで来てしまった事は、いささか分が悪かったが、
この千鳥足ではむしろそれが良かったのかもしれない。
都心の繁華街で、田舎者の私が一夜を乗り切れる運を持ち合わせているかどうか、
不安なところである。
どうにかこうにか、どぎついネオンのサウナだかカプセルホテルだか、
ひとまず館内で寝れそうな施設のフロントらしきところに辿り着き、財布を開いた。
風呂に入ると、大分、先程の不安な気持ちも解消され、そのまま、
館内の地べたの一角に設置されている簡易ソファーに横になった。
そして翌日、つまりこれを書いているいま、高崎市の自宅に戻っているので、
ひとまず、無事に帰って来れたようである。
【天候】
終日、曇り。
2012年04月29日
朝、ゆっくりと鶯の声を聞いていられる。
生活の中で、こう言う時間が必要だとしみじみ感じるが、
ゆっくりもしていられない。
今日は句会へ参加する為、東京へ行く用事がある。
大分、久しぶりの参加となるので、いささか懐かしくもある。
この句会は学校の教室で開催されているので、
春の学校と言うのも、学業に縁遠くなった人間としてみれば、一興である。
翌日も休みなので、なんだか帰ってくるのが勿体ないような気がする。
全ては、句会のあとの二次会のあとの、赤提灯において、
独り瓶麦酒と向き合った時に決まる。
【天候】
朝から好天
2012年04月28日
どうにも、パソコン関連の調子が悪い。
パソコン本体からは慢性的に異音止まぬし、インターネットへの接続もおぼつかない。
インターネットへの接続は、格安のプロバイダーと契約しているせいもあって、
いまみたいなゴールデンウィークなどは、殊に接続状況がおぼつかない。
素人判断で、皆が一斉にアクセスしているので、
契約している格安の回線などは、真っ先に定員オーバーのような状況になるのだと思う。
今日は駄目そうなので、明日の朝、またやらねばならぬ。
溜めていた三日分を書き終え、これから明日のぶんを書く。
朝でかける予定があるので、今夜中に仕上げる必要がある。
それと同時に、明日に必要な俳句の整理をして、電車の時刻を調べなくてはならぬ。
さてまずは、目の前にある缶麦酒を飲み干すことから、はじめようと思う。
【天候】
終日、よく晴れて夏日
2012年04月27日
昨日である。
春先に一度訪れていた店からほのじ氏あてに、
待ちに待った連絡が入ったとのことで、知人を誘い、その店へ出掛けた。
何を待っていたか。
それは、「サクラマス」と言う魚なのである。
ごく簡単に説明を加えると、この魚。
元は渓流魚である山女魚なのだが、その中に数匹、海へ行くものがいる。
そして、海で暮らして数年後、また地元の川へ桜の咲く時期に遡上してくるものが、
サクラマスと呼ばれている。
体調もさることながら、容貌も随分と立派になって帰ってくる。
そして勿論、たんと海の旨みも蓄えているので、逸品として扱われているのである。
その魚を刺身で、またにぎりで、食べさせてくれるのがこの店のマスターであり、プロ釣師の主人。
良い年したおっさん連中であるが、「きゃーきゃー」言いながらこのサクラマスと日本酒を堪能した。
美味しい物に出会うと、「人生も捨てたものでない」と思える。
【天候】
曇り時折微弱なる雨
2012年04月26日
4月26日。
この日は定例の句会の為、夜、素竹邸へ出掛けた。
朧や春風あたりで句を作ろうと、夜景色の見える家の裏手を歩いていた。
あの朧夜特有の、音が吸い込まれてゆくような、静けさ。
それを未だに上手く五七五では表現し得ていないのだが、
あの朧の中にいる心地好さを体感していると、心が安らいでくる。
しばらく吟行していると雨が降り出してきたので、
外にいた他のメンバーと慌てて家の中へ退散した。
締め切り時間も迫っていたので、句を整理していると、雨につられて一匹の蛙が鳴き始めた。
季語で言うところの「初蛙」である。
蛙の句をさっと忍び込ませて、いざ句会。
私の不出来な句を笑うように、庭先の闇から時折、蛙の笑い声が上がった。
【天候】
終日、断続的な小雨
2012年04月25日
「大丈夫か」だとか、「また鼻を折って入院でも…」。
なんてメールが届いており、申し訳ない心持でいま、パソコンに向かっている。
ここ数日、この「鶴のひとこえ」の更新に穴を開けてしまったので、
心配してお便りを下さったのである。
日々の生活がおぼろげな具合なので、
時折、こう言う事態に陥る事がある。
そして、そのツケを払うべくいまから記憶を遡りつつ、書こうと思う。
差し当たり、自分は無事で鼻も大丈夫。
そして、この4月25日は、やはり俳句を作っていた。
前橋、高崎市街地の桜は、まだ「葉桜」と言うには早く、
梢に幾輪かの「残花」が確認できた。
【天候】
終日、曇り
2012年04月24日
では、引き続き。
大衆酒場で忙しく働くおばちゃんのぶっきらぼうと、居酒屋チェーンでかったるそうに働く、
バイトの姉ちゃんのぶっきらぼう。
このレストランの店員の所作から滲み出る冷たいぶっきらぼうは、そのどちらとも違う。
前者のぶっきらぼうは、干渉のないところが、むしろ客側にとってもありがたいくらいであるのに対し、
後者のぶっきらぼうは、こちらの心に干渉して来る。
つまり、不快感を感じるのである。
ひとしきり飲み終えて、店を出た。
無論、食事の味がどうのこうのと言う問題ではなく、後味がとても悪い。
会計時、レジでの冷たい対応が脳裏から離れなかった。
「飲み直そうか」
と言いかけ、行きつけの大衆酒場の名前を出そうと友人へ顔を向けた。
しかし、そこには意外にも満足そうな友人の顔。
少しさぐりを入れると、実際に満足しているような口ぶりだった。
人それぞれ趣向が違うものだと思い、そのまま店の前で別れ、
先程言いかけて名前を押しこんだ酒場へ、ふらふらと足を向けた。
【天候】
昨日と一転して、夏日。
2012年04月23日
週末からことに冷え込んでいて、月曜日の今、
部屋にいるのだが、セーターを着ている。
それほど寒いと、飲んでいる麦酒の味もなんだか精彩が欠けており、
後味が悪い。
後味の悪さで思い出したのだが、確か一月位前。
四月からの新生活を機に、故郷の高崎市を離れ、
東京で暮らすと言う男の友人と、ちょっとした送別を兼ねて飲んだ。
友人の趣向で、イタリアンレストランなる店に行った。
そうは言っても、郊外の小さなパスタ店と言った風の店舗で、
敷居はそれほど高くない。
店内の雰囲気も良いのだが、よれよれのシャツと破れ掛かったジーンズ。
と言う自分の格好が、何だかその雰囲気から浮いている様に感じた。
まず麦酒を注文したのだが、ピルスナーグラスでもない何だかやけに細長く、
小賢しい印象のグラスでやってきた。
一口で飲みほし、直ぐさま、いささか観念しつつ手頃なワインボトルを注文した。
ワインが運ばれて来て、その店員に先程の小賢しいグラスは下げてもらったのだが、
この女店員がグラスよりも更に小賢しい印象であった。
鼻が高く整ったその顔立ちには、日本人放れした美しさがあるのだが、
その瞳の奥には、ぶっきらぼうな冷たさが感じられる。
ここがこう、と言う目立った行動ではなく、その所作ひとつひとつから滲み出る。
と言った風の、何だか侮蔑の色合いを持った印象である。
何だか、くどくどと長くなってしまったので、続きはまた明日に。
【天候】
終日、小雨。
2012年04月22日
赤城南面千本桜を観に行って来た。
朝から小雨模様の曇天で、花冷えしているせいか、
道路は割と空いていた。
それでも、桜並木のある公園へ車を停める際には、長い車列を免れなかった。
千本桜と形容される桜並木の横は、芝桜やトイレなどがある公園になっていて、
ブルーシートを出して、花見をしている人もちらほらいた。
土地柄、車でしか交通手段が無い事と、この花冷えの天気によって、
いささか寂しい人出に見えた。
桜並木の下には、びっしりと屋台と人がひしめいていて、活気があった。
うどんやもつ煮など、あたたかいものが特に売れており、かき氷の屋台には、
店主さえいなかった。
アスファルトの中の桜よりも、山の土に生きる桜の方が、
なんだか気持好さそうに咲いているように見えた。
【天候】
朝は曇り、午後より小雨。
2012年04月21日
花冷え。
よりも、いささか深刻な寒さに包まれていた。
東北の方は、やっと桜が開花し始めたとの報道を目にしたので、
今年は長く桜を楽しめるかもしれない。
群馬県でも山間部ではこれから、いよいよ山桜のはなやぎ。
赤城山の千本桜は、この週末で満開になっているらしい。
いつも、風の噂にその美しさを聞いている。
そう言えば、赤城山と榛名山。
その両方の麓に住んでいるのに、満開の千本桜を見た事が無い。
明日あたり、行ってみようか。
渋滞による大混雑を思うと、いつも足が遠のいてしまうが、
心は花に引き寄せられてしまう。
そのせめぎ合いと、明日の朝、花の魔法にかけられているか、どうか。
【天候】
終日、曇天。
2012年04月20日
夜。
少し時間があったので、近所を散歩した。
どんよりと朧の中に月があって、
雨こそ降っていないが、風が濡れていた。
田圃の真っ暗闇を歩いてゆくと、
次第に、次第に、肺が潤ってくる感覚。
【天候】
終日、薄曇り。
2012年04月19日
今日の昼過ぎ。
高崎市街地から国道17号線と交差する、十字路の信号で停車していた。
その先には烏川を渡る「君が代橋」が架かっており、
向こうに見える観音山まで眺望が開けている。
自転車を二人乗りしながら、女子高生が交差点を渡った。
まだ昼の時間なので、授業をサボって遊びに行くのかと、
赤信号からぼんやりと彼女たちに目を移した。
何だか楽しそうに、笑いながらふらふらと自転車を漕いで行く。
荷台に乗っている娘の髪の毛は、ロングの金髪であった。
ゆるゆると風にそよいで光っている様に、「風光る」と言う、
まさにそんな印象を受けた。
気付くと、信号は青になっていて、
前の車との車間距離が随分と空いてしまった。
急いで発進。
振り向けば、彼女たちはもう橋の中腹を渡っていて、
どんどん小さくなっていった。
【天候】
終日、快晴。
2012年04月18日
新しい服を買って、それを着て、出掛けてみようと思う。
春なので、そうしようと思う。
それだって、新しい生活のひとつだから。
そうしようと思う。
【天候】
終日、春うらら
2012年04月17日
巷の桜はおおかた散ってしまったが、
庭では雪柳が満開を迎えている。
軽やかにそよいでいる雪柳の姿は、とても清々しい。
起床して、一日の楽しみはまず、窓のさえずりからはじまる。
カーテンと窓を開け、部屋に目一杯、風を入れる。
庭に、朝日の中に雪柳がゆれている。
【天候】
日中、晴れ。
夕方から曇り。
2012年04月16日
境町での句会が終わってから、
この日は地元の方に音頭とって頂いて、宴席を設けて頂いた。
先日発表された賞に、私を含めた三人が入ったので、そのお祝いである。
私に関しては、年齢差が五十もある先生がたもいらっしゃるので、
この機会に名前を憶えて頂けるいい機会だと思った。
注いで注がれて、宴もたけなわになった頃。
誰かがぽろりと、「じゃあ、三句くらいでやるか」と始まった。
「やる」と言うのは、もちろん句会のことで、三句出しでひと句会やろうと言う事である。
短冊や用紙は、昼間に句会をやっているので、もちろん持っている。
特に席題など無く、十分くらいで三句出して、ちゃっちゃと進めて行く。
一番働いているのが、私とさくらさんと言う、祝われる人間であることは、みな忘れているが、
私に関しては遥かに一番下っ端なのでしょうがない。
「これ誰の句、いないの、誰、誰」
なんて場面もあり、素竹さんは半分寝ながらも鋭い選句をし、一先ず無事に終了。
ふらふらと、境町から帰って来た。
帰路の途中でも、女性陣の元気には恐れ入った。
女性がほろ酔いで元気な様子は、いかにも、春の宵にふさわしい光景であった。
【天候】
終日、うす曇り。
2012年04月15日
飲んで帰った日は、(何を書くかわからんので)流石に更新を控えている。
昨日もそうで、それを一日たった夜、つまり今、書いている。
昨日は吟行と句会と宴席と言う、予定が盛り沢山な日だった。
予定が盛り沢山なのだが、非常にゆったりとした一日を過した。
それには、参加者がみなご高齢だった事が大きく起因しているのだろう。
いつもの事ながら、句歴何十年と言う先輩方にまじっての句会。
すきっと晴れた朝。
新前橋駅から伊勢崎駅、そこから東武鉄道へ乗り換えて、境町駅へ。
境町の駅から太田市の東照宮へ、地元俳人の方々に送迎してもらった。
境内は、花吹雪の真っ盛りで、何だか浮世離れした景色であった。
到着して、五分も経たぬ間に、えりさんがバッグからワインのボトルを取り出して、
紙コップに注いで配りはじめる。
当然の事のような顔をして、一部の人たちが(私もそうだが)ぺろりと飲み干す。
この時点で、朝の十時前。
昼ごろ公民館へ移動して句会。
この日の特選は、やはり花吹雪を詠んだ句だった。
お昼の時にタッパーに入れた、自家製の漬物を配っていたおばちゃんの、
どこからこんな叙情的な句が生まれるのか。
不思議に思ったが、その「不思議」が、とてもうれしい。
その不思議が好きだから、この場で俳句をやっているのかも知れない。
などと、特選の方に拍手を送りつつ考えていた。
【天候】
終日、快晴。